UDA式30音でマスターする英会話 
 ジェームズ・G・ワグナーさんの
 カタカナのトラウマから抜け出せ!
        英語リスニングの障害をネイティブが解説
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   2. 日本語の母音の感覚が英語上達の壁
 
 ワグナーさん曰く
 「英語の音をなぞって表しているとはいえ、カタカナは結局のところ
 日本語
」。

 これを通訳すると、日本人は英語を、よく似た日本語の音に置き換
 えているつもりでいるが、実はまったく別の音に置き換えている、
 という意味。

 そして、「英語と日本語は別次元の言語」であると言う。


 「その理由の1つは、英語と日本語の母音の違いにある。
 そして、日本人のこの母音に対する感覚に、英語のリスニング
 上達の壁があるように私には思える」


 母音に対する感覚とは音声感覚のこと -- これが些細なようで
 そうではない。また、感覚なので、理屈で分かってもあまり足しに
 はならない。

 理屈:音声の構造
     日本語=母音、子音+母音
     英  語=子音+母音+子音

 こう見ると、日本語も英語も子音と母音の組み合わせ。
 同じじゃないか、と思いたくなるが、そこが盲点。
 英語は、
  ↓

 「日本語のように1つ1つの音節の多くが母音で終わることは
 ない。従って、日本語のように1つ1つの音節が比較的明確
 に聞き取れるという感覚で英語を聴いていると、とてもスピード
 についていけなくなる」

 

 たとえば、introduction と「イントロダクション」の違い。

 「少し英語らしく書こうとすれば”イントゥラダクシャン”となるはずだ。
 もっと厳密にすれば、「トゥ」だって実際の [t] の音とは違うから、
 本当はもっと妥当な表記を考えなければいけない。


 しかも、introduction には「あいまい母音」が2つも登場するので、

 「もはや日本語の母音感覚を捨てない限り、あなたの耳が英語の
 音を理解できるようになることは無理である」


 これは厳しい結論です。

 実際問題として、日本人が日本語の母音感覚を捨てることはでき
 ない。ではリスニングは無理か、と言うとそうでもありません。

 英語の母音をトレーニングで身につければ大丈夫!!
 30音トレーニングに励むと英語の母音の感覚が身につきます。

 以上、PRでした。

 そんなはずは、とか納得できない方はやさしい発音講座
 を参照してください。
                     
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