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   1998年6月に、このホームページを始めた頃から届き続ける切実な声は
  
    「発音の練習をしたが、どうもお手本とは違う」
    「違うのは分かるが、どこがどう違うのかが分からない」
    というもの。

    この場合、「ぴったり同じに」という願望は除外します。
    声も顔も人それぞれ。男性であれ女性であれ、いくら頑張っても
    Amy さんと「同じ」にはならないからです。
 

         


    ■お手本に近づく方法

     発音だけが正しくても、お手本のようにはなりません。
     何故でしょう?

     下のJack さんと Shelly さんの声を聞くと分かるでしょう。


   Jack

   Shelly
 
     二人の発音は「上手」。意味も完璧に分かります。
     でも、「ヘンナ日本語、ガイジン Japanese」です。
     イントネーションが日本語の”許容範囲外”。子音も強すぎるので不自然。
        
     お手本に近づけるためには、まずイントネーション(口調とスピードなどを含む)
     をお手本にできるだけ近づけてください。

     大きい声では言えませんが、イントネーションがそっくりになっていると、
     多少、発音がコケても「らしく」聞こえるものです。

     子音も母音も、単語もフレーズ も例文もすべて、イントネーションをまねること
     から始めましょう!


   

     微妙に変化する英語のイントネーションは、日本語と同じよう
     に聞いても聞き取れません。次のステップが必要です。

    

  .口調とスピードを聞き取り、覚える。
    (覚えるまでは声に出さない方がいい)

   .イントネーションのメロディー を強弱に気をつけて
    ハミングで、お手本に合わせて言う。

   .単語と単語のつながりを聞き取る。


    この作業は実際、面倒ではありますが、このくらいの
     手間は惜しまずかけましょう。その努力は報われます。
     「一音ずつ細かく」は音楽では当たり前のことです。 

    ■実用的な完成度

     ある程度、発音を覚え、ある程度イントネーションを
     聞き取ると、実用的には問題のない発音になります。
     30音DVDで独習した方の発音を聞いてください。


 ヒスママさん

 chieko さん
 発音はこのくらいの完成度を目指しましょう!

     英語を身につけるためにはやるべきことが山ほどあります。
     発音は土台であり、出発点ですから80%程度の完成度で
     十分です。


    
らしく発音するコツ

     とはいえ、上達するほど「もっと」という気持ちになるのはもっとも。
     その場合には次の2点を押さえてください。
     ただし、手間暇はかかります。                   
=重要度

     1.子音と母音のバランス 
★★★★
     2.強い共鳴音、ドーム状の響き 
★★★

     特に「らしさ」はイントネーションと子音と母音のバランスが
     決め手となります。

     この辺の話になると言葉の説明だけでは無理ですから
     下記を参考にしてください。


    16.特別解説・ヒスママさんの発音

   

    単語や短い文も英語は英語。英語のイントネーションがあります。
     カンタン、と軽く扱ってはいけません。
     次の単語の s, z とイントネーションは見た目より手強いものがあります。

     Vicky さんの口調、イントネーションを覚えてから声に出してください。


    

 zone, surprize, prize

    



        ・・・ だめ押し ・・・

        くれぐれも、
          単語が分かる、読める、意味が分かるといったような
          かる〜い気持ちで英語の音を扱うべからず。
     
          緻密に、チミツに、そして緻密に!!

          それがコツです。


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