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私のアメリカ体験記
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 水が飲めない 

日本にいると「発音がうまい・へた」程度のことですみますが、
hamburger
が通じないとなると、死活問題になります。 
のどがかわいても「ウオーター」では水も飲めません。





秘かに期待していた、金髪の美女と親しくなるどころではありません。




見ザル・言わザル・聞かザル状態では近づきようもなく、
通じる発音を身につけることが最優先課題であり、
生存を賭けて見えない敵と戦うような気持ちになります。
       







 シーツが買えない 

家具付きのアパートをなんとか借りた直後のことです。
シーツやタオルは自前、ということで寝具店にシーツを買いに行ったのですが
「ない」と断られました。何軒か回っても、「ない」と言うのです。
  
「シーツが欲しければボックスオフィスに行け」と言われたこともありした。
box office って、映画やコンサートのチケットを売っている場所でしょう?  
     
         
言い方もいろいろ試しました。

May I buy sheets?
あれ、通じない。 

Do you have sheets?
やっと通じると「ない」と答が来る。

そこで、一枚だけでいいからと a をつけて、

Do you have a sheet?

..... 通じない。


もっとていねいに
Would you sell me a sheet, please?

これでもか、これでもかと、何度もくり返す。
それでもダメ。
  

            
問題は言い方のせいではありませんでした。どこでも即座に「ない」と、断るからです。
寝具店に「ないはずはない」のに、と不審に思っているうちに疑心暗鬼になり、
これが人種差別というものかと、真剣に考え込んだものです。
  

最後に行った店では工夫して、

Do you have s-h-e-e-t?


と、スペルを言い、ようやく買うことができました。

私の「シーツ」は seats(座席)のように聞こえていたのでした。
sheet
を買う場合には sh をうんと強く発音しないと通じないのです。





日本にいれば、誰もが状況から sheet
seat は判断してくれます。
ところが、日本人の発音に慣れていないネイティブにはまったく別の単語なので、
ほとんど理解してもらえません。   

しかも、それはホンの始まりで、その後も、   
カンタンな英語が通じない状態」が何年も続くのでした。


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