UDA式30音でマスターする英会話
 ジェームズ・G・ワグナーさんの
 カタカナのトラウマから抜け出せ!
        英語リスニングの障害をネイティブが解説
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     6. 半分聞き取れれば内容はわかる

       ワグナーさんの記事の締めくくりです。

      「カタカナのトラウマから逃れたところで、学習者にもう1つ
      アドバイスしたい」

    このアドバイスの内容は

      カタカナのトラウマから逃れて、英語の音を理解し、読んで理解できること
       が前提。カタカナ発音で、英語は聞き取れない、読んでも理解できない、と
       いう人には必ずしも当てはまらないのでご注意ください。 



   「リスニングのトレーニングをしている人の多くは、音声の
   一字一句を聴き漏らすまいと神経をとがらせる。

   確かに、初級のリスニング学習者は、耳にする音声の80%
   以上を聞き取れないと内容を理解できないといわれるので、
   丁寧に聞き取っていくことが大事ではある。

      しかし、リスニングの本来の目的は、

   音の聞き取りではなく、
   伝えられる内容を聴いて知るということである。

   従って、
   やみくもに自分の知らない内容の音声教材に手を出すのは
   得策ではない。自分が理解できる内容を耳にたたき込む方
   がはるかに有効だ」


   ということで、ワグナーさんは、リスニングトレーニングの前に、
   3つの準備をすることを薦めています。
 
   ・テキスト中の単語のつづりや意味を理解する。
   ・phrasal verb (句動詞)の使われ方に注意する。
   ・テキストの内容についての予備知識を得る---などなど。

   最後に大切な心得(対象:中級者以上)


  「リスニングは、上達してくると、相手の言うことの60〜70%
  を聞き取れれば、相手の言おうとしていることは理解できる
  ようになる。お互いにわかりあった内容ならば、半分も聞き
  取れればコミュニケーションは成り立つと言われている」


  これは、ネイティブでも、速くて弱い音は聞き取れないことがある、
  という意味も含んでいるように思います。

 

  「実際、ネイティブ同士の会話では、お互い40%ぐらいしか
  聞き取っていなくても、立派にコミュニケーションは成り立って
  いるという調査もあるぐらいだ」


  ・まとめ

  日本語の音声感覚では英語は聞き取れない。
  英語の発音を覚えた方が、英語を聞き取れるようになる。
  それが上達の近道。

         
 
  
  
   
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