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「リスニングのトレーニングをしている人の多くは、音声の
一字一句を聴き漏らすまいと神経をとがらせる。
確かに、初級のリスニング学習者は、耳にする音声の80%
以上を聞き取れないと内容を理解できないといわれるので、
丁寧に聞き取っていくことが大事ではある。
しかし、リスニングの本来の目的は、
音の聞き取りではなく、
伝えられる内容を聴いて知るということである。
従って、
やみくもに自分の知らない内容の音声教材に手を出すのは
得策ではない。自分が理解できる内容を耳にたたき込む方
がはるかに有効だ」
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ということで、ワグナーさんは、リスニングトレーニングの前に、
3つの準備をすることを薦めています。
・テキスト中の単語のつづりや意味を理解する。
・phrasal verb (句動詞)の使われ方に注意する。
・テキストの内容についての予備知識を得る---などなど。
最後に大切な心得(対象:中級者以上)。
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「リスニングは、上達してくると、相手の言うことの60〜70%
を聞き取れれば、相手の言おうとしていることは理解できる
ようになる。お互いにわかりあった内容ならば、半分も聞き
取れればコミュニケーションは成り立つと言われている」
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これは、ネイティブでも、速くて弱い音は聞き取れないことがある、
という意味も含んでいるように思います。
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「実際、ネイティブ同士の会話では、お互い40%ぐらいしか
聞き取っていなくても、立派にコミュニケーションは成り立って
いるという調査もあるぐらいだ」
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・まとめ
日本語の音声感覚では英語は聞き取れない。
英語の発音を覚えた方が、英語を聞き取れるようになる。
それが上達の近道。
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