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  今回は音読がすぐに上達するための理屈を紹介します。

  英語を「英語らしく」読むためには、お手本をマネればいいのですが、
  それが出来ないから問題だ、と言う場合には、カタカナ英語の特徴
  を2つほど改善してみましょう。すると、まさにたちまち上達します。

カタカナ英語の3大特徴
  1.マイペース・イントネーション
    抑揚(英語のメロディー)が平坦で、単語を同じ強さで
    発音する。

  2.英語の母音を区別しない。
    「開く音」と「狭い音」を日本語の口の形で発音する。

  
3.母音が強く、子音が弱い。
    英語の子音は日本語よりもずっと強い。
    今回は、イントネーションと母音の区別に的を絞ります。

 ■効果的な改善方法
 1.イントネーションは前回説明したように、1行ずつ丁寧にマネると改善できます。

 2.母音の区別、これは主に下アゴと唇の形がポイントです。
   Amy さんと同じような口の形で発音すると改善できます。


口の形(1) 口の形(2)
earth の ear を発音しているところ(狭い音)。  planet の a を発音しているところ(開く音)。
日本語の「アース」よりも口の開きが狭い。  日本語の「ア」よりもアゴを下げる。

 ここをチェック
  カタカナの
  「アース」の「アー」、「プラネット」の「ラ」は、「狭い音」と
  「開く音」の中間くらいのアゴの下げ方で発音する。

  だから英語の音にはならない。

  ∴ カタカナ発音のままでは、正しい音読はできない。

      ↓

  earth の ear はアゴを下げないで、
  planet の a はアゴを下げて発音すると


      ↓

  英語の音らしくなる。
      ※さらにレベルアップをという場合は → 「30音DVD」 がお奨め!

   音読 Text 1-2   答え
  The earth looks like a peaceful planet. The earth
  is our home. We are all the earth's children, and
  the earth is our mother.

 解説

心得:「開く音」と「狭い音」を区別して発音する。


 1. The earth looks like a peaceful planet.
                   ●      
       強           最強     強

    宇宙から見た地球を想像して言う。
    単語の強弱は正確にマネる。


   ・発音コーチ 
    earthear はあいまい母音(狭い音)+ r 。
    planet の a はアゴを下げて、やや長めに発音する。


 2. The earth is our home.
            ●  
       強    最強  強

    平坦にならないように、強弱、抑揚をつけて、クールに言う。 

   ・発音コーチ 
    our が「アワ」にならないように!
    home の m は唇を閉じてから口と鼻に響かせる。


 3. We are all the earth's children, and the earth is
   our mother.


   「私たちはみんな地球人、母なる大地」が伝わるように言う。
   
   ・発音コーチ 
   文の内容が内容だけに、「開く音」と「狭い音」を区別しないと
    少なからず滑稽になりかねない。


    alla は、アゴを下げて発音する「開く音」。
    Amy さんの口を細かく観察して、形を作ってから発音しよう。

           
   
    all を発音しているところ。
    カタカナの「オール」とアゴの下げ方を比べてみよう。


                   ※Amy さんの写真は「30音DVD」より転載
 仕上げ
  音読 Text 1-1音読 Text 1-21話です。
  前回紹介した 3 Stepで仕上げてください。
 
   Step1 1行ずつものにする。
   Step2 一緒に言う。
   Step3 一人で言う。

  

  お手本と同じように言えたら、録音して自分でチェックするか、
  英語の分かる人にチェックをお願いしてください。


 書き取ってみよう!
     それでは、次の音読 Text を聞いて、書き留めてください。

   音読 Text 2-1

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