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     今回は特別誌上トレーニングの第2弾。
     子音をイッキに攻略する方法を紹介します。
     気合いを入れて取り組んでください。

  ※30音トレーニングでは、子音をつのグループに分類してあります。
  必要に応じて、このページ下段の一覧表を参照してください。
  どう分類してあるかを、ちょっと考えると、すぐに覚えることができます。

■復習とリハーサル
 
    とにもかくにも、
    まず、基本形を作ります。

 
    腹筋を使い、できるだけ速く息を吐き出して
    [s]を発音してください。
 
■スピードと音を聞き取る
  次は、 [z] を聞いてください。

   (1) present  (2) [z]
  (2) present [z] を取り出したもの。
 
 [s] よりも、下唇の周りに、軽く力を入れて発音する。

   日本語の「ず」との違いを確認したら、ビッキーさんの
   鋭い [z] を聞いてください。

   surprise, prize
  次は [f] に耳を傾けてください。

  (1) safe   (2) [f]
  (2) safe [f] を取り出したもの。

■コツを発見してみよう!

  発音に限らず、 何かをモノにするコツは共通点を発見すること。

     ここまでに練習した [s], [z], [f] の共通点とは?
      もちろん speed

  口を基本形にして、息を目一杯速く吐き出せばOK。

  [s], [z], [f] はそれぞれ別の音。
  しかし発音する
要領は同じ、ということに気づくと な〜んだ、ということになります。

    →  → 
       s/z           f/v          th/th
  もうお分かりでしょう。

  歯と歯を合わせれば s/z
  ちょっと変えて、歯と唇を使うと f/v
  歯と舌先を使うと th/th というわけです。

  sh は口の形が変わりますが、やはり要領は同じです。
     sheet、vision は突き出す形で!

■整理整頓

  つまり、[s] で「息を目一杯」という極意をつかむと8つの
  「息のスピードが速い音」をものにできるのです。

  幼児はみな、出したい音を出せるように試行錯誤を重ね、
  時間をかけて口の形、息の出し方、響かせ方を身につけます。

  文字が読める大人は、方法を整理して効果的に身につける
  ことができるのです。頑張りましょう。


■応用する!

  一度コツをつかむと、次のグループ、「息を破裂させる音」も、
  同じようにモノにできます。
  破裂させる場合には、目一杯、破裂させればいいからです。

  p は唇で、k は舌の奥で、t は舌の先で、という要領。

  次の「口と鼻に響かせる音」も同様です。
  l, m, n の響きはニブイのですが、息のスピードは [s] と同様です。
  音が異なっても、同じように発音します。
  
   
l, m, n に関しては別のページで補足します>

  ここまでに述べたことを実行すると、20の子音をしっかり発音できる
  ようになります。残るは r, w, y の3つだけ。
  ・・・この続きは次回に。
  
 
■単語が変わっても音は同じ!
          おさらいをかねて、次の文を聞いてください。

 Human beings and the great apes had a common
 an
cestor about 5 million years ago.
                ポイント: 特に目立つブルーの音。
  子音の発音は単語が変わっても同じ。
  わずか23個の子音が何千何万の単語に応用できるのです!

  数え切れないほどの単語を覚える前に、30個ほどの発音は
  徹底的にものにしておきましょう!!
   お手本のイントネーションを覚えたら、声に出してみましょう。



  子音の一覧表



息のスピードが速い音

 1. space  2. zoo   3. face   4. visit
 5. think  6. the    7. sheet  8. vision


息を破裂させる音

 9. please 10. bulb  11. keep  12. good
13. take   14. date  15. check 16. jazz
口と鼻に響かせる音 17. little   18. home 19. since  20. sing
変化する音 21. right  22. wood
その他の音 23. year



            PS:30音DVDの効果をすぐに実感するためには、
                  目一杯、気合いを入れてご活用下さい。

               


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