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     今回は、日本人の耳を素通りしてしまう英語のイント
     ネーションを、しっかり聞き取る方法を紹介します。
     前回の音声をもう一度聞いてください。


■お手本

 You know that, and I know that.

 見た目はとてもカンタンな文ですが、イントネーションを真似るのは
意外に難しいところがあります。

このお手本をそっくり真似て録音したが、聞くとどこか違うという場合は、
以下をお試しください。

無意識に自分の音で聞いている場合には、気づいていないのですから、
自分では直しようがないのです。

それがお手本を何度聞いてもマネができない理由です。

       それでは秘策、イントネーションをそっくり聞き取る方法を紹介します。
       次の音声を聞いてください。


■やってみよう!

 You / know / that, / and / I / know / that.

■聞き方

 秘策とは実に単純。区切って聞く
 まさにコロンブスの卵で、何と言うことはないのですが、これが効くのです。

 細かく区切ると、それまでは聞こえなかった微妙な音まで聞こえてきます。

                    *

 この音声は一語ずつ、再生を止めて、「ィユ〜」、「ノゥ〜」という細かい
 メロディーを聞き取り、ハミングで真似てください。

 この手間が大きな成果を生み出します。
 めんどうなどと、必要な手間をおしんではなりません。


■ポイント
 1.and I Know の強弱が重要な基本。
   and を弱く、I know を強調します。

 2.曲を覚えるように聴くと覚えやすくなります。

 3.全部を覚えて滑らかに言えるようになったら、録音
   して聞いてみましょう。ずっと「らしく」なっているは
   ずです。試した方はぜひお知らせ下さい。
             ↓    
          30音・掲示板
                    

 この文に限らず、英語のイントネーションが難しいの
 は一語ずつ、強弱とメロディー が細かく変化してい
 るからです。


  日本人が英語を聞くと、それらの変化は、頭の中の日本語フィルター
 の影響を受けて、平坦な日本語的イントネーションに置き換えられて、
 聞いても聞こえない状態や、真似ても真似できない状態になってしまう
 ようです。


 見えない耳栓をして英語を聞いているようなものです。

 しかし、細かい変化に気づき、それらを聞き取れるようになるとしめたもの。
 慣れると気楽に聞いていても、そっくりそのまま聞き取れるようになり、
 会話もリスニングも、確実にレベルアップへの道が開けてきます。



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