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--- 何だい、君。カタカナ発音はダメなんだろ?
まあ、ダメですが、発音の特徴をつかんだカタカナは
けっこう通じるんですよ。
--- 話が一貫してないなぁ。
怪談で名高いラフカディオ・ハーンさん、ご存じでしょう?
--- 日本に帰化した小泉八雲だろ?
彼の奥さん、日本人でしたね。
--- そうそう。 |
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ご主人の英語をカタカナで書いて、それを覚えて会話をしていたそうです。
--- へぇ。
カタカナでも、音の特徴をとらえ、スピードとイントネーションを
マネると、それなりに通じる英語となります。
で、
以前、沖縄で仕事をしていた、という方に聞いた現地の情報
を紹介します。
ご存知の通り
沖縄は戦後、長い間アメリカの施政下にあったので、
住民と英語の関係も、本土とは違った関わりがありました。
英語を聞く機会が 草の根レベルでも多かったのです。
そのため、
今でも英語の単語をごく日常的に使いますが、面白いのは
その発音がいかにもアメリカ的なのです。
その例をいくつか。
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アイスワラ |
お冷のこと。
water をアメリカ英語的に速く発音すると
「ワラ」になりますよね。 |
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カフィシャープ |
喫茶店のこと。 shop も water と同じ理屈。 |
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ビーチパーリー |
ビーチパーティのこと。 同上。 |
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スカッチ |
ウイスキィーのこと。
将校クラスと付き合った人たちでしょうか。
飲んだウイスキーがスコッチだったので、
このようになったのでは。
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本土の学校で勉強するカタカナ英語よりも、
耳から入った英語の発音の方が
正確に本質をとらえているようですね。
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