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  #95
菊池さんの場合  TOEIC 530 (L315, R 215)
  
  昨年、発音に目覚めた菊池さんはスピーチコンテストに参加。以下、概略です。

  「以前ご報告した、東海大学スピーチコンテストですが、予選は約25名が
  スピーチを行いました。そして、決勝へは、7名が出場。自分も決勝へ出場できる
  事が決まりました。

  わざわざ、スピーチコンテストに出場するくらいですから、皆腕に覚えのある方が
  多いと思いますし、その中で、決勝へ出場が出来るという、ことにより自信にもつ
  ながりましたし、発音から英語を始める効果を、再確認いたしました。

  決勝進出者の学部ですが、
 
  ・文学部 英語文化コミュニケーション学科 (4名)
  ・文学部 ヨーロッパ文明学科(1名)
  ・教養学部 国際学科 (1名。実用的な英語が本職)
  ・電気電子情報学部 情報メディア学科 (1名。自分です)

  と言うことで、1人だけ、場違いな理系出場する事になりました。
  賞としては、

  一位:1人「学長賞」
  二位:1人「学部長賞
  三位:1人「外国語センター所長賞」
  四位:4人「東海大学新聞賞」
  の四つがあり、自分は、四位の「東海大学新聞賞」でした。

  聴衆も700名は来てくれた中、スピーチが出来たことは、幸せ以外の何物でもあり
  ませんし、全員に、自分の伝えたいメッセージは、伝えられたと思うので、満足はし
  ています。そういう意味では、全力は出せたと思います。」

  今回は「以前の弱点を改善したので、そのチェックを」、ということで2度目の
  トレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート

二度目の30音トレーニングを受けさせていただきました。
まずは、前回の体験記の最後の自分の言葉を引用すると、

--- いつか、発音に関して、自信を持ったとき、またお会いするか、電話で、その後の
成果を確認してもらいたいと思っています。その時に、やや驚いた表情をしたあと、先生に、
「へぇ〜〜。よくやったね。合格です!」
と笑顔で言っていただけることを目標に、今まで以上に”素直”に、そして楽しんで英語を
やって行こうと思います。
  --- と書いていました。

今回も、前回と同じところを全て指摘されたら、前回のトレーニングの意味がなく
なってしまいます。それは、先生に対する一番の失礼な行為に当たるので、それだけは
無いように、自身のある状態で、受けさせていただきました。

そして、結果。「個々の音、合格。英語のリズム、不合格」と、なりました。


具体的な改善点・問題点
さて、具体的に、前回の指摘していただいた点と、その成果を見ますと、

・文が、ぶつ切りになっている
 →課題文のほうでは、この指摘は無い。それ以外では怪しい点もあり、つなげる事
  を、もう少し意識

・s などの子音を強く
  →大丈夫でした。もう少し息を速くすれば、より大丈夫

・音の強弱、明るく(抑揚をつける)
 →大問題。これについては、別に書きます。

・語尾をしっかり
 →やや問題あり。これも、日本語的な、竜頭蛇尾息遣いにならないように、意識。

・短母音のイ
 自分では、怪しいと思うときがあるも、先生からは大丈夫といっていただきました。
 
・冠詞・不定詞を弱く早く
 他の品詞での指摘はあるが、冠詞・不定詞での、強弱の指摘は、なかった。

・Rの音ができていない
 →OK。母音の後のRを、強調すると、完璧に!

・開く音
 →OK。一部もう少し、変化を分かりやすく言うと、完璧に!

・LMNをしっかりと
 →OK。

という状態で、まとめると、
「個々の音は、大丈夫。あとは、明るく、英語のリズムを真似るだけ」
となり、前回にも増して、はっきりとした、課題となりました。

個々の音の変化、長さについては、色々書きましたが、強弱については、記述が曖昧
でしたので、その違いを、前回は、ある程度までしか認識できていなかったという事が、
わかります。


改善策
まず、この30音トレーニングの良いところは、
「何より具体的な改善点が、よく分かる」そして、「その後の自身での改善方法も学
べる」

これがとてもよいです。トレーニング中に自分ひとりで、挑戦する時間があるのですが、
そこが、非常に大切だと思います。ここで、自分はどこが分かっていないのかが分か
ります。これは、次の日からは、1人でやるわけですから、自分で大丈夫かどうかの判断
を出来るようにならないと、効果が望めないためです。

そして、今回一番実感したのが、文中での音の高低です。
文での音の高低は、前回の、音の長さと同じくらい、改めての目から鱗でした。
もう、いわゆる音程。歌のように、上がったり下がったり。

今までは、ここまではっきりと、音程という視点で、英語を見ていませんでした。
一つの単語の中でも、変化する音があります。

ということで、とにかく、「上がるところは上げるように」、英語の自然なリズム
をしっかりと理解をして練習し、体で覚えるという事が、課題の改善策です。

具体的には、
文章を聞くときは、まず口調、文の長さ、そして、音の高低。
上がるところをしっかりと、聞き取り、自分でも、同じようにする。

現在の発音改善点に対する感覚は、前回の個々の音と同じような感覚なので、
同じように、改善点を意識をして練習し、自然に体で覚えれば、
そう遠くないうちに、改善できると思っています。

先生からも、「上がりきるところなど、音程とリズムさえ、ちゃんとできるように
なれば、これは、面白いよ」と、褒めていただき、期待もしていただいたのが何よ
り嬉しかったです。


 最後に

前回と今回で実感したことは、「理解」、この大切さですね。
日本語のフィルターがかかっている状態ですと、全く違うのに、違いを実感できないた
め、自分での修正が非常に困難となります。

違いが分からない状態ですと、何度聞いても、何度練習しても、修正が出来ないた
め、あまり、進化は望めません。

しっかりと、違いを、「自分で」理解できるようにする。これに尽きると思います。
そのために、ホームページで、先生の言っている事をよくみて、波形ソフトを使用し
て、違いを目で実感する。体験レポートで、多くの人がやってしまう音の認識に関する
間違った点を意識する。

あと、やはり、機会があれば、この30音トレーニングを受けるというのが、一番の
お勧めになってしまいますね。

                        

前回のレポートの終わりに書いた事ですが、
開始当初から、前回のトレーニングの後も、唯一、始終通して徹底できたことに、
「”素直”に、そして楽しんで英語をやる」があります。

これだけは、完璧に続けてこられたと自負しています。

あまりにも、技術的な事を追い求めすぎて、疲れてしまうと、よくない循環を起こす
と思うので、まずは、単純な憧れや楽しさ、これを持って、その夢をかなえる方法の一つと
して、今まで挙げたような、発音の色々な点を必要なだけ意識すると、効果も上がり、
のんびりやっているようで、実は、一番の近道になっているのかなぁ、と感じます。

より、英語を楽しみながらやり、それを、表に分かる形で、表現をしてゆき、
もっと、、明るく、楽しく、自然な英語にします!

先生、本当に、ありがとうございました。

PS: 今、改善できる希望と嬉しさが、かなり大きいです。
  そして、発音を改善して、「今度こそ、どうだ!」と、先生に言えるように、遠くな
   いうちに、仕上げます。



 My ひとこと

菊池さんの上達ぶりは見事。改善著しく、個別の音はほとんど問題なし。課題のリズムとスピードも時間の問題。明確な姿勢と取り組み方は大きな成果を生むでしょう。有望。

      

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