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 #93
港のメアリーさんの場合  TOEIC 700

「義務教育と大学の一般教養で習った程度。就職した1989年以降は何もしていない。転職を考え昨年末から勉強を再開、何から手をつけてよいか分からず、週1程度、アメリカ人とのカフェレッスンをしているが、自分からはほとんど話せない状態。

仕事の事情で3年前から韓国語も勉強しており、日本語以外で何かを話そうとすると韓国語が出てきてしまう状態(といっても中級程度)。英語の勉強を再開したばかりで、今後の勉強の進め方などもアドバイスいただけると非常に助かります。」


  ということでトレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート

トレーニングまでの経緯

2歳の子どもを抱えて仕事をしていることから転職を考え、そのためには英語をなんとかしなければと、昨年末から英語の勉強を始めました。

今年1月に受けたTOEIC試験はL370、R250、T620点。数年前に受けたときにはT700だったので、ショックを受け、これはいかんと思い、「UDA式30音練習帳」を2月はじめに購入。先生のHPでトレーニングを受けられる事を知り、わらをもつかむ思いで申し込みました。

数年前に何度か受けたTOEICテストがT620〜700点と、どうしても700点の壁を超えられず、とにかくここで何とかしなければ、英語学習自体前に進むことはできないし、一生英語はモノにできないという思いもありました。大学時代は全く別のことを専攻していましたし、社会人にはってからは英語の勉強をする機会には全く恵まれなかったのですが、もともと英語は大好きでしたし、一人で英語圏への海外出張に放り出されたことも何度かあり、使いこなせるようになりたいという思いはありましたから…。

                     

話が少し前後しますが、英語勉強は社会人になってTOEICを何度か受けたくらいです(その試験対策の勉強もする余裕がありませんでした)。勉強を始めるにあたって、知人にアドバイスを求めました。

その際、
(1)仕事で英語を使うには、まず相手が何をいっているのか分からないと始まらない
(2)聞く力がなければインプットもうまくいかない、

と言われ、昨年末12月から今年1月にかけて、ディクテーションに取り組みました。

約1分のナチュラルスピードの会話が33ユニット入っている参考書兼問題集「ダイヤローグ英文法」(旺文社)を購入。とにかく本を見る前に会話をディクテーションしていきました。最初は1つの会話を聞き取るのに何十分もかかっていたのですが、途中から30分足らずで、ノートの清書までしてこたえ合わせに望むくらいまでになり、聞くことがしんどい作業ではなくなっていました。

この効果で、1月のTOEICテストの結果も、リスニングセクションはそう下がらなかったのだと思います。しかし、本1冊ディクテーションして分かったのですが、何度か聞いて大筋を書き取ることができるようになっても、「and」というような接続詞、「that」「what」のような関係代名詞といった非常に弱く発音される音が聞き取れず、変なところの確認に時間を費やしてしまうということを繰り返していました。

そんな時、インターネットでいろいろと英語学習法について調べていたときに、「UDA式30音練習帳」を見つけました。転職先候補の職場は外資系です。別の道を考えるにしても、今の時代、英語は必須だと思いました。そして、とにかく大切な基本をきちんとマスターして次につなげようと思いました。

 「30音練習帳」のCDをmp3プレーヤーに落とし、毎日とはいかなくても(なにせ小さい子どもを育てながら仕事をしているので)、とにかく本をじっくり読み、マーカーを使って、舌の位置や、口の突き出し方などもチェックして練習していきました。「30音練習帳」は薄い割に内容が濃いので(特に後半部分)、2週間足らずで終えられるところを、毎日できないことも手伝って、倍近くかかって終えました。


いざ、発音トレーニング

トレーニング前に与えられた課題文は、発音記号を全部チェックして、口を開く音や、口の形など気をつけるべき部分はマークしたり書き込んだりしました。音声見本をやはりmp3プレーヤに落とし、何度も聞いて、自分一人で音読する前に200回くらいはお手本とともに同じスピードで読んでもみました。

ところが……。
トレーニング当日、まず、自分の話す課題文を録音してもらって確認してみると、お手本とは全く似ても似つかないものでした。リズムとメロディーが全然違うとの指摘でした。一つひとつの音は悪くはないけれど、とフォローしてもらいましたが、ショックでした。音楽でいえば「ド〜ラ」と調子が上がるべきところが、「ド〜ミ」くらにしか上がっていませんでした。

「これじゃ全く別の曲ですよね」と、先生。
子音の発音、特に息の早いスピードが速い音もきちんと発音できていません。
それに、一つひとつの単語がブチブチと切れてしまっていました。

イントネーションも学校時代に習ったものにひきずられていましたし、お手本をちゃんと聞いていたつもりだったのに、実際はちゃんと聞けていなかったということが明白でした。「30音練習帳」にも説明されていた日本語フィルターが、1カ月近い練習帳での訓練の後にもしっかり働いていたことに気づき、愕然としました。


    


「英語はリズムとメロディーで聞く」 
そのことの重要性について、一つひとつ実例を挙げてもらいながら納得させてもらい、厳然と?存在する日本語のフィルターにどう対処していくのかということを教えてもらって、目から鱗が落ちる思いでした。

やっぱりここでも、リズム、イントネーションに気をつけることが大事なのですよね。リズムやイントネーションをお手本通り忠実にまねる、抑揚を意識しながら聞くと、数段聞取りやすいということも体験させてもらいました。

基本的なところでは、「r」ばかりを難しい音と思っていましたが(変化する音がきちんと身に付いていないという事実も再認識できました)、その前に子音の発音が非常に大切なこと、「r」のようなあいまい音よりもかえって「l」の方が難しく、「m」「n」などの、鼻に響かせる音もとても重要だと知りました。

簡単にいえば、英語は口だけではなく、大げさにいうと体全体を駆使して話す言語であるということがよく分かりました。また、特にコミュニケーションを要する場合には、曖昧音の習得が欠かせないのだというアドバイスもとても有り難かったです。これもちゃんと練習しなくてはと思いました。


そして、今

トレーニングを受けて帰宅した後、先生に指摘したいただいたことを思い出し、「30音練習帳」の実感テストいくつかに再度挑戦したところ、以前ひっかかったところが簡単にクリアできました。HP に用意されている Sound check テストでもかなり高得点(満点もいくつかありました)を取ることができ、「r」「l」の違いがかなりはっきりと分かるぞという、という実感を持つことができました。また、母音の部分でも同じような感覚を覚えました。

「30音練習帳」に基づいて練習をしていたときも真面目に取り組んではいたのですが、「覚悟」がまだまだだったのだと思いあたりました。本に書かれていることを、とにかく体を使って大げさに思えるくらいに、とにかく忠実に実践する。「学校で習った英語」に惑わされず、とにかくお手本を真似る。

DAY 1の「英語の口の形を覚えよう」が第一歩です。
簡単なことのようですが、馬鹿にしてはいけません。

DAY 2以降もそうですが、DAY 8〜11 は特にじっくり、向き合いましょう。
まず、お手本をとにかくよく聞き、リズム、メロディ、イントネーションを忠実に再現するようにして、
何度も何度も繰り返す。それが大切なのですね。

「30音練習帳」は分厚い本ではありませんが、この本に真剣に取り組むだけでもかなり発音・イントネーションは改善されるはずですし、UDA式30音を身につけると、確実に英語力が大きく向上するのではないかという手応えを今回のトレーニングで実感しました。遅ればせながら30音DVDを入手したので(少々高いですが、本と併用すると効果は格段に違うと思います)、とにかくUDA式30音をマスターして、今後の英語学習につなげたいと思います。

機会を見つけて、その後の学習効果もまたご報告させていただこうと思います。今後ともよろしくお願いします。


 My ひとこと
港のメアリーさんはていねいで几帳面な人。しかも意欲的。弱点はこなした英語の量が少ないこと。英語リズムのコツをつかんだので、量をこなせば大いに進歩が期待できます。
      

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