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まず初めに、課題文の録音。自分では棒読みをしたつもりは無いのですが、見事なまでの日本語リズム。後で波形を見てみると、それは一目瞭然。音の幅は一定、リズムも一定、あまりの均一さにただただ呆れるばかりでした。
他の方の体験レポートでは、この課題文の録音を基に指摘を受けながらトレーニング開始となるところですが、あまりに酷くコメントの仕様が無い(コメントしても意味が無い)ということで、録音したものはそのままにして、とりあえずトレーニング開始となりました。
文章となるとどうしても日本語フィルターが外せないので、2、3語ずつに区切ってやってみることに。大体出来たところでそれらの単語をつなげてみると、何となく英語っぽい発音に。平坦だった波形にバラツキが出てきたのです。
巷に出回っている教材を色々見ているうちに、「自分で発音できない音は聞き取れない。相手の言っていることが聞き取れなければ会話は成り立たない。」というものを見つけ、発音を一から勉強しようと思い始めたものの、個々の単語の発音ばかりに拘って(と言っているわりに子音と母音のバランスは悪いのですが)、文章としては全くといって良いほど捉えていなかったのが実情。これが。最初に録音した課題文が、個々の単語毎に発音し、文章としてのつながり(リズム)が全く無かった原因のひとつ。
トレーニングでは、文章を聴いて
1.スピード(時間)の感覚をつかむ。
2.イントネーション&リズムをつかむ。
という順序で、というアドバイスを頂き、実践してみることに。。「スピードが遅い」と何度も指摘されましたが、口がもつれながらも徐々に変化が、まだまだスピードに問題は残るものの、初めに録音した課題文の波形とレッスンの最後の方で録音した波形とでは大きな違いが表れました。
そして、トレーニングの中で最も重要だと感じたのは、口の基本形を早く定着させること。DVDでもしっかりこのことについては触れられているのですが、私の場合は出来ていませんでした。一応それなりには出来ていると思っていたのですが、勘違いでした。同じ発音記号でも、ある単語は正しく発音出来るのに、ある単語は駄目という奇妙な現象が起きたのもそのためだったと思われます。
トレーニングを受けるまでは、こんな短い時間で本当に発音をマスター出来るのかという不安もありましたが、コツを掴んでしまえば短時間でも十分に効果があることがわかりました。ただ、定着させるためには自分自身で練習を積み重ねることが必要になるという当たり前の条件はつきます。
今回のトレーニングで初めて波形ソフトを使用したのですが、発音を勉強する上でかなり有用性のあるソフトだと実感しました。子音と母音のバランスがわかったり、音の長さがわかったり。参考にする発音と自分の発音の波形を比べてみることで、自分はどこの音が弱くて(強くて)、どこの音が短い(長い)のかを目で見ることが出来るので、客観的な判断をしやすい画期的なツールだと思います。自分でも購入して、発音定着のために有効活用していきたいと思います。
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