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 #85
とっきーさんの場合  TOEIC 735


  「輸入関係の仕事に携わっており、米国のメーカと英語で打ち合わせを行う機会が多いです。
  担当者によっては、まくしたてるようにスピードが  速く、聞き取りづらいケースがあります。

  業務上英語は必須であり、ストレスなく英語で交渉できるようになるのが目標です。そのため
  カタカナ英語を脱却し、ネイティブレベルの発音とリスニング効果を期待しています。」

  ということでトレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート


トレーニングレポート

業務上米国のメーカーと英語でのやりとりの必要性があり、継続的に勉強しているもののリスニングが伸び悩んでいました。巷では良質の英語の学習教材が簡単に手に入り、独学でも英語のマスターはやり方によって十分可能なように思います。しかしながら発音に関しては30音の本やビデオで不定期に独習していたものの、独習での限界を感じていました。リスニングの伸び悩みも音の認識に起因するものと感じていた折、先生が発音トレーニングを再開されたことを知り早速受講させていただくことになりました。

10月下旬より秋の花粉症に加え風邪を併発して、練習不足のまま当日を迎えてしまいました。しかし結論からいうと今までのやりかたでいくら勉強しても効果は薄く、むしろ弊害の方が大きかったかもしれません。実際にトレーニングを受けてみて最も良かった点は、自分の間違っている点(学習法、発音)とその修正点がわかったことにあります。


1. 課題文の録音と分析

まずなじみのある課題文を緊張しながら録音しました。最初に先生が言われたのは「英語を聞いていない」とのこと。「聞いていない」という言葉の意味は、波形ソフトを使ってお手本と自分の声を聴き比べながらの比較説明によりよく理解できました。
 具体的には、フレーズを細かく区切ってイントネーション、音の高低の点でオリジナル英文からかけ離れていることを説明いただき、それを模倣するように練習をしました。
練習中は、音のカーブがないということや私の場合、怒っているように聞こえるので、眉を上げるようにして話すといいですよと個人的なアドバイスを受けました。音のカーブという概念は今まで自分にはなかったものです。

例文を完璧に模倣できるまで練習することの目的は、英語特有の強弱の繰り返しや音程の変化を体にならすこと、と私なりに理解しました。それによって様々な英文の聞き取り、発音に応用が利くということでした。私は会社のクラブでラグビー部に所属していますが、練習メニューでは目的と効果を意識して取り組みます。目的を意識するのとしないのでは、練習効果に差が出てくるため、今回のトレーニングで目的の意識付けができたことは、良かったと思います。


2. 子音と母音のバランス

皆さんが良く指摘されているように、子音と母音のバランスが悪いとのことでした。SchoolやPlaceなどの単語の発音やささやきトレーニングを行い、これでもかと言うくらい子音の強調を矯正されました。自分にとっては日本語と英語の最も異なる点、難しい点と感じました。これもご教授いただいた波形ソフトによる学習法により今後練習してゆきたいと思います。

他、開く音の説明と練習、Rの発声練習を行いました。開く音はあごの下げ方と変化に、Rは口の形(アヒル口)に注意して練習。また共鳴音の出し方についてもあわせて練習しました。実地トレーニングでは、きちんとした基準ですぐに矯正いただけることは非常に効果があります。ややもすると時間の経過につれ教えを忘れたり、やり方がずれてしまいそうなので、貴重なトレーニングを録音すればよかったと少し後悔しています。
 

3. スピードトレーニング

スピードを上げた例文を制限スピードで読む練習をすることで、聞き取れなかった英文が聴きやすくなるというものでした。英文はネイティブの日常会話(映画?)のもので、プレーンな音の学習教材などに比べて聞き取りが難しいとされるものです。特に私は読む速度が遅いことがリスニングにも影響しているため、このスピードを意識したトレーニングが有効であるとのアドバイスもいただきました。

実はかねてより速聴に興味があり、自分で市販のリスニング教材の速度を変換してそれを時折聴いていました。速い速度に耳が慣れると元のスピードは遅く聞こえるのですが、期待通りの効果が得られませんでした。その話を先生にした所、確かに速いものを聴くと元の文が相対的にゆっくりと聞こえるが聞き流しはあまり意味がない。面倒でも正確に区切って真似る練習をする、スピードトレーニングも口に出した方が効果的であるとのことでした。今まである程度の時間を流し聞きすることで、安心感を得ていた部分もあったので、今後は自信を持って先生のいわれる練習に専念しようと思います。


最後に

先生には色々英語に関する貴重なアドバイスをいただきましたが、トレーニング中なんどか難しいなぁと弱音を吐いた時に「”難しい”ではなく、やるべきことはやる。これは英語ですから」といった叱咤が印象に残りました。つべこべ言わずに、とにかくやってみる、というシンプルで謙虚な勉学に対する姿勢を思い出させていただきました。

最後になりましたが、貴重なお時間をいただいた鵜田先生、一緒にトレーニングを受講いただいた御二人の方、本当にありがとうございました


 My ひとこと

 
とっきーさんは英語を話すことに慣れている人。発音の弱点は語尾が弱く、時に抜かすこと。通じにくい原因となります。don't の t のように省いてもいいものと、home の m のように強く発音するものとの区別が必要。リスニングの弱点はスピード。お手本よりもやや早く言う練習が効果的です。弱点を補えば、これまで経験がずっとものをいってくるでしょう。

      

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