30 On Training Reports


  #39
Chieko さんの近況  TOEIC 900 達成!
  
  Chieko さんからメールがありました。

  「3月に受けたTOEICの結果がきましたので、トレーニング後から
  今日までの過程と共に近況を報告したいと思い、メールしました。」



 30音トレーニング・その後

             発音トレーニング・その後

 2003年1月のトレーニングをお願いした時点では、TOEIC 800点
 半ばを1年弱位、うろうろして抜け出せないでいたのですが、今回
 900点(L450,R450) をとることができました。

      これまでのTOEICスコア
      スコア   L    R
 2000    9月   555  300   255
 2002   5月   855  445   410
 2002  11月   835  440   395
 2003   3月   900  450   450

 実情

 本当はスコア表がくるのが怖かったのです。トレーニングを受
 けた日から3月まで、私がやっていたのは発音中心だったから。

 英字新聞や本を読んだりすることはもちろん、文法を確認した
 り、日課であった音読もずっと少なくなっていました。インフルエ
 ンザにかかって、全く勉強できない日々もあり、私の英語力は
 きっと落ちていると思っていました。

 「発音と自然なイントネーションを学習することが近道」という
 言葉を信じて、30音DVDと、先生のお勧めもあって、ドラマ
 Ally McBeal を使った学習を並行してやり始めたとき、TOEICの
 受験となりました。英字新聞はときどき読むだけ。だからスコア
 が落ちることへの恐怖はつきまとっていました。

 その反面、点数にしばられて、英語を楽しむことを忘れていま
 したし、いくら自分が勉強してわかっても、生徒にうまく説明でき
 ない力不足をいつも感じていました。その反動のためか、TOEIC
 自体に嫌気がさしているような気持ちもありました。

 しかし、
 もういい。
 英語を楽しむぞ。

 発音を勉強するのが近道なら、本気でやってみよう。
 教える技術もすぐには上達しない。年月をかけて磨いていけ
 ばいい。今は、自分ができる限りのことを精一杯すればいい。
 そのように開き直りました。

 そんな私だったのですが、今日きたスコア表を見て、びっくり。
 待望の900。信じられないくらい。世の中、不思議なことだらけ
 ですね。なぜリスニングではなく、リーディングがこんなに上が
 ったのかが全くわかりません。

 でも、続けていてよかった。
 これまでは学習時間の累積だけを追いかけてきましたが、英語
 の上達は時間や回数だけではないと思うようになりました。


  ドラマ Ally McBeal
      
 Ally McBeal を使った学習はとっつきにくいものでした。
 とんでもなく速いセリフが多く、教材やニュースの英語とは大違
 い。ですから、このトレーニングは歯ごたえ十分。

 そのセリフは、まるでノーコンのピッチャーのボール。どっちへ
 どの速さで飛んでいくのか、さっぱりつかめない。1文を言える
 ようになるまで45分もかかったりして、言えるようになっても、
 気分は「できない」、「ついていけない」。

 それが 4月に入って、やっと楽しくなってきました。リスニング
 とスピーキングで分けて練習するようにしてから、ある程度、ス
 ピードについていけるようになったからだと思います。

 セリフの音読も、「ものにできた」と、自分で納得したら、次に
 進むようにしました。

 音読は何十回やりなさいとよく本に書いてありますが、それは
 単なる目安であることが分かったからです。回数よりも中身。
 仕上がり次第。なんでもそうだと思うのですが、回数や進むペ
 ースは自分で決められるものなのですね。

 やりたいことをやりたいように、好きなだけ。私は今、とても英
 語を楽しんでいます。


 まとめ

 トレーニング以前

 直接トレーニングを受ける前までは、ラジオの英語番組のテ
 キストを、これでもかと何回も音読して、日本語から英語へ立
 ち上げられるようにすることをゴールとして、やみくもに励んで
 いました。

 もちろん発音は自己流。大体合っていればよいと思っていま
 したし、何より、語彙、フレーズを自分の中に刷り込まねばなら
 ないとばかり考えていたからです。それができないときには苦
 しさを感じていました。

 トレーニング直後

 知人から発音がどれだけよくなったか、課題文をよんでみて
 と促され、発音してみました。確かに良くなっているといっても
 らえたのですが、他の教材を読んだときは、あまり、ネイティブ
 っぽくありませんでした。

 口の形がすぐ日本人になってしまい、1音1音を発音すること
 も定着していないんだとわかり、まだ「30音DVD」で復習する
 必要があると感じて、しばらく基本練習をくり返していました。


  わかったこと

先生にトレーニングしてもらいさえすればネイティブ発音が
  いつでもできるようになると思っていましたが、口の形、1つ
  の音と、イントネーションへの気配り定着のための取り組み
  が必要であること。

  実務においてはもうこれでよいと思うのですが、やはりもう
  少し上達できる余地がありそうなので、基本練習を続けて
  いくつもり。

英語だけ勉強していては駄目であること。

 人間らしさ、女性らしさが不可欠。それはイントネーション、
 雰囲気すべてを吸収するときにも必要だから。
 教えるときにも。

ドラマで英語を学ぶことは英語学習用の教材よりも楽しい。

  映像を見て、生活様式を知り、セリフを言うときになりきっ
  てみる。外国生活を疑似体験できている気がします。

  微妙な表情やしぐさ、考え方なども感じとれ、セリフには思い
  もよらない言い回しがあり、「ネイティブならではの表現」に
  感心します。

  スピード、波打つイントネーションをまねできないとちょっとく
  やしい。同じ人間であるにもかかわらず、そんなに速く口を
  動かせる人たちとできない私の口の差。興味深いの一言
  です。

英語の学習は肩肘張らないで、気楽にやってよいのですね。
  それが結果的には1番。例えば、音読する回数にとらわれ
  たりしないで、自分で大丈夫と感じれば、それで先に進め
  ていいんだということ。解放された気分。


 現在

 「30音DVD」で弱点の濁音をやり直し。
 ドラマで楽しく学習中。


 今後

 Ally の DVDを3枚仕上げる。その後 FRIENDSで練習。
 そしてジョークを、リアルタイムで笑えるようになりたい。

 

 My ひとこと

    TOEIC 900点、おめでとうございます!!
    Ally に手こずる様子はよく分かります。DVDを3枚こなしたら、それは凄い
    ことになるでしょう。そのときが楽しみです。
 
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     Chieko さんの初レポート
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     11.Chieko さんの体験レポート  


      
  
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