30 On Training Reports


  #15
ヒスママさんの場合  TOEIC910  英検1級
 北海道の東部に住むヒスママさんから発音トレーニングの打診があったの
 は昨年の秋。そのときはスケジュールが合わず、見送りとなりました。それ
 から数ヶ月。調整の末、ようやく実現しました。

 簡単な英語歴:

 「27歳から1.5年アメリカに住みました。2年前くらいから
 真剣に英語の勉強を再開。

 発音が上手くなりたい。
 自分の発音はどこかおかしいのだけれど、よくわからない
 のでズバリと指摘して頂きたい。改善したいのです。

 生徒さんに英語を指導するにあたり、発音が正しいのは
 教える側として必要条件だと思います。
 udaさんからトレーニングを受けなければ人生後悔する、と
 私の英語本能が訴えております。」

 ということでトレーニングとなりました。

  そして、トレーニング当日の朝。

 「飛行機が飛べない」と北海道の飛行場から電話。
 波乱含みの展開となりました。
  

 30音トレーニング 体験レポート
            発音トレーニング 体験レポート
                                 3月1日〜2日
                by ヒスママ

トレーニングを受けてわかったこと

 ・日本語と英語とでは、声の出し方が全く違う。日本語は喉だけを使う。

 ・ドーム状の部分に音を向けて発音する方法。

 ・Rの正しい口の動かし方と音の方向、タイミング。

 ・LMNを強く長く言うこと。

 ・口の基本形をホームポジションとする。

口の基本形

 ・box などの「開く音 の o」は、どの程度顎を下げるのか、
  同時に唇はどの程度開けるのか。

 ・鼻音は自分ではかなり「フランス人並」に出しているつもり
  なのに、録音を聞いてみるとぜんぜん出ていない。

 ・波形にすると、お手本は孔雀の羽の様に上下に大きく広がる。
  特にLMNは強い。

 ・子音を強く発音するには、腹筋がポイント。

 ・一つ一つの単語を発音する際、後ろの音がしぼんでいた。
  語尾の子音も正確に、強く、素早く。

 ・お手本よりも素早く仕上げるのがコツ。

 ・BGMのように発音教材を聞いているだけでは、効果がない。
  真剣に対峙して、一文一文に全力投球しなくてはだめ。

 ・共鳴音はリラックスしないと出ない。力を抜いて喉を開く。

 ・一般の英語教材の音はスタジオ録音なので、映画の英語の
  ような空気を伝わってくる音とは、根本的に異なる。

トレーニングを受けて思ったこと

 ・CDとテキストやDVDではやはり限界がある。

  ひとつひとつの音が正確に出せていても、それぞれの音の
  つなぎ方や口の形のつなげ方、など細かい部分について、
  独学では難しい。

 ・イントネーションをそっくり真似ることの難しさ。
  真似ている「つもり」の怖さ。

 ・「かなりそっくりでOK。」と自己判断し、1音1音について
  じっくりと取り組んでこなかった自分は甘かったなぁ。


トレーニングを振り返って

 どうやっても上手くできなくて「このまま帰りたい。」
 とため息ばかりついていました。

 トレーニング2日目の最後はとりあえず
 明るい将来がちょこっとだけ見えるような波形が出たので、
 「来て良かった。」と思いました。

 今後の課題はたくさんありますが、どこがポイントなのかを掴む
 ことができたので、丁寧にクリアーしていきたいと思います。


遭遇した困難(番外編)

 初日

 航空管制システムの不具合発生。
 全国で航空機の運行スケジュールが乱れる。
 予定到着時刻が3時間遅れた。

 体力消耗度が激しかったので、途中の駅から
 「今日はやめましょうか。」とudaさんに電話をいれたところ
 「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。」とバッサリ。

 1日目は午後7時30分から深夜11時30分までに及ぶ
 トレーニングであった。

 
怖いもの

 「人間がいかに自分の都合で情報を捉える傾向にあるか」、
 の例として、お酒やタバコの雑誌広告の中に潜む、”怖いもの”
 の写真を見せていただく。

 その印象が強烈に脳裏に焼き付けられつつも、宿へ戻る。
 宿は大広間(約20畳)に私1人。
 外は強風で大雨。他の宿泊客は0。
 テレビが3台もあり、「貞子が3人もでてきたらどうしよう。」と
 思うと眠れない。

 
 蚊

 ようやく寝たと思ったら、蚊の出没。
 右目まぶたとあごを数カ所刺される。
 蛍光灯の下で自分の顔を鏡で見る。
 貞子より怖い顔がそこに。

 まぶたがピンクに腫れあがり、目が開かない。
 痒いのと、怖いのと、蚊への怒りとのトリプルパンチで
 ますます眠れない。

 それにしても3月で蚊。おそるべし南房総。
 

 My ひとこと

    ヒスママさんは長旅と不慮のトラブルで、見るからにお疲れでしたが、
    トレーニング中は気配りたっぷり。小気味いい真剣さでした。    

    以前のテープ診断では気づかなかった無駄な口の動きや、微妙に
    勘違いされていることが分かり、とても参考になりました。
    それらをいずれ、ハッキリとした形にするつもりです。
    
    <部分的に、私がトレーニングされていたような気もしています>


課題文
トレーニング前

トレーニング後

     ※ヒスママさんはもともと見事な発音をされているので、トレーニング
       前後の違いが分かりにくいかも知れません。

       
こちらのページで違いを説明します。

      
  
Copyright (C) 2005 Yutaka UDA. All rights reserved. 著作物の無断掲載、転載を禁じます。