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■UDA式との出会い〜レッスン受講まで
昨年春より、とあるきっかけで“Master of English”を目指し、英語学習を真剣に開始し一年経過した私でしたが、とにかくリスニング力の低さを痛感していました。
様々なモノの本を読む中で、「リスニング能力向上には、自らが正しく発音出来るようになることが必要だ」と確信するようになっていましたし、「これから膨大な量の英語学習を行っていく上で、どうせならキレイな英語を話せるようになれば学習も楽しく効果的になるはず」と考えるようにもなり、たまたま書店で目に留まった「UDA式30音練習帳」を購入し学習しました。
目からウロコの内容が面白かった為、口の動きがより分かるDVDも購入しましたが、先生から直接レッスンを受けられるとネットで知り、これは大変有難いと考え直ぐにレッスンを申し込みました。
■レッスン受講にあたり目的としたこと
まず、書籍やDVDで自分で学習した発音が正しく出来ているかの確認をしたいと考えました。また、単語ではなく文章を読む際に個々の発音を正確に行おうとすると、却ってジャパニーズイングリッシュで発音していた頃よりもスムーズに読めなくなる感覚を持っていた為、何が問題なのかを先生に指導して頂きたいと考えました。
1. LとRの発音について確認する
2. 「開く音」について確認する
3. 発音が正しく自然に出来ているか確認して頂く
(文章全体を読む場合、正しく発音するとぎこちない感があるため)
■レッスン内容
1. 練習してきた課題文(9つの文)を読む
2. 私が読んだ音を波形ソフトを用いお手本の波形と比較しながら分析・評価・指導
3. ナチュラルスピードのネイティブ英語、特徴あるネイティブ英語について対策指導
4. 質疑応答
まず、事前に与えられお手本を真似て練習してきた9つの課題文を読みました。
私の場合、発音に関する基礎はあらかた出来ているとお褒め頂いたが、文章に「高低」「強弱」をつけて読めていないので、全て同じ強さで読んでしまっており、文章全体が平坦な感じになっている点が一番の問題点であると指摘されました。
従い、レッスン内容は文章に抑揚をつけるためにはどうしたらよいかという観点を重点的に、加えて個々の出来ていない点について波形ソフトを用いながら指導頂きました。
文章に抑揚をつけるという観点からは、例えば以下の指摘・指導を頂きました;
○ 英語は「強・弱・強・弱・・・」ないし「弱・強・弱・強・・・」と音楽のように抑揚の波があるものであり、例外を除いては平坦な音は連続しない。意味を強調したい語が強く発音される。
○ 抑揚の波の下(弱く発音する部位)に来る単語は、母音を弱く発音する/時には発音しないことがある。
○ 冠詞・不定詞は弱く発音し次に続く単語に繋げて読むのが正しいリズムであること(私は語と語が離れ過ぎていた)。
発音に関しては、最初お褒め頂いたとはいえ、出来ていない箇所を丁寧に指導して頂きました。例えば以下の指摘・指導を頂きました;
○ 「息のスピードが速い音」である [s] に関し、スピードをもっと早くし鋭い明確な音にすること。
○ Lの発音に関し、語頭がLから始まる単語はちゃんと発音出来ていたが、語尾にLが来る単語(schoolなど)の場合、舌を上歯茎につけていなかったし、舌をつけたまま鼻音で発音するということをしていなかった。思い込みの誤ったやり方で「それに近い音」を出してしまっていた。
○ 「開く音」である cop の o などに関し、アゴの下げが足らず中途半端で終わってしまっていた。
○ apple の a に関し、アゴを下げ戻す際に音が変化するという認識がなかった為、アゴを戻していなかった。
○ sit の i に関し、「エ」に近い発音であることを知った。
○ “please”を発音する際に、[p]と[l]の間に母音を入れて発音しまっていること。
■レッスンを終えて
レッスン参加にあたり目的としていた点がクリヤになっただけでなく、認識していなかったことを知ることも出来ました。先生に指摘・指導頂いた内容は、身につくまで今後地道な練習が必要なものですが、やるべき課題が具体的に見えて本当に良かったと思います。先生、どうもありがとうございました。
1. Lの発音について、思い込みの誤ったやり方で「それらしい音」を出していたことに気づいた。鼻音を出すということを初めて認識した。
2. 「開く音」については、「アゴの下げが足りない」ことに気づき、「アゴを戻す時に音が変化する」ことを初めて認識した。
3. 文章を読む際のぎこちない感は、音の「高低」「強弱」「速さ」が出来ていないことが原因と分かった。
4. ナチュラルスピードのネイティブ英語については、「抑揚の波の理解(波の上となる強く読まれる語はよく聞こえる。波の下の弱く読まれる語は我々がフィルターで雑音処理してしまっている)」と「早く読む訓練」をした後に聞いたところ、よく聞こえるようになった。癖のあるニューヨーカーの英語についても、癖を学んだ後は聞こえるようになった。
以上
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