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■トレーニング前
教材購入と同時に発音トレーニングを申し込みましたので、自主トレーニングはほとんどやらずに当日をむかえました。
■トレーニング
まずは、課題文の録音です。
鵜田先生は、これで患者さん(私のことです)の現況を判断されるようです。
そして、お手本の音声との波形を比べることで、一つ一つの音の解析がされていきます。
■重症患者
録音の後の先生の第一声。
「これじゃあリスニングは苦労したでしょう。これで、TOEIC 900 とれたのなら、相当な努力をしたか、勘が鋭いか…」(後者です)
先生の目には、哀れみと同情の色が浮かんでいました。
健康診断と思って行った病院で、重症の宣告…。
うすうす感じてはいたけれど、やっぱり…。
私の場合、自分の「日本語耳」が拾える母音だけを主にキャッチし、英語特有の音は脳みそを素通りしていってたようです。
こうまで重症とは気がつかず、無駄に過ごした日々に臍を噛む思いでした。
これまでも、数人のネイティブの先生に発音の弱点を指摘してほしいと頼んだことがあります。でも、みな「君の発音はEXCELLENTとはいかないけれど、十分だよ」とのことで、指摘はありませんでした。
また、周波数云々…特別なヘッドホンで胎児の耳に戻り…の例のところにも体験に行ったのですが、なんだか腑に落ちず、どうしたものかとウロウロしていたのです。
ショックでしたが、診断がついて逆にすっきりしました。
前に進むしかありません。
■主なポイント
細かいトレーニングの内容は、他の方の体験談を見れば、お分かりになると思います。 重なることも多いのですが、少し付け足してみます。
1.「○○の切れ目が○○の切れ目??」
「○○」は、カネでもなければ縁でもありませんよ。
私の場合は、「意味の切れ目は音の切れ目」だったんです。
だから、文章中にカンマ(,)が入っていれば堂々と区切り、「to不定詞」の前でも音をしっかり区切っていました。
2. of the がキョーレツに??
本来は、速く低く、むしろぞんざいに発音されるべき of the ですが、私のは波形ソフトで見ると大音量でやっちゃってます。先生は、そこを再生するたびに「ふっ」と笑ってらっしゃいました。それだけ、不自然きわまりないということでしょう。
自分自身は、「速く」という意識はあるのですが、「of」とか「the」とか唇をしっかり噛まなきゃという緊張が、余計なストレス(強め)を生んでいたようです。
3.「子供じゃないんだから」
やはり私も「S」の音が出せません。
この音は英語らしい発音のキモらしいので、こっそり練習してきたのに…。
先生:「息が遅い。もっと速く。そして長く」
私
:「ハイ。S…S…Sぅ…Sぅ」
先生:「もっと長く」
私: 「S…S…Sぅぅ…あれ?Sぅぅぅぅ? ええっと…Sぅぅぅぅ???」
先生:「むやみに同じことを繰り返さないでくださいね。われわれ大人が繰り返すとき、二回目が何かしら改善されてなくては意味がありません」
おっしゃるとおりです。
出来ない自分が情けなくて恥ずかしい。
Sの音は、最後まで直りませんでした。
■まとめ
私の最大の欠点は、お手本をしっかり聞いてなかったことのようです。
だから、リズムが滅茶苦茶。ブツ切れの音痴発音。改善するためには、愚直なまでに、しっかり聞く。そして、その通りを繰り返す。そして、その確認のためには波形ソフトを使うこと。「使えば直ります」といわれました。
「何ですって?
ソフトを使えば直るって?
ハイッ、やります。」 (私の内心の声です)
■
今回の発音トレーニングを受ける前までは、どこへどうして進んで行っていいやら、真っ暗な道で立ち往生している気持ちでしたが、先生の導きで進むべき方向を教えていただいたように思います。厳しい言葉も、先生の温かい人柄のせいか、有難かったです。
超のつく文系人間の私に波形ソフトが使いこなせるのかどうか、自習トレーニングといっても何をどれくらいやればいいのか課題は沢山あります。
でも、まずはいろいろやってみようと思います。忙しい先生がせっかく時間を割いてくださったトレーニングですから、一つのアドバイスも無駄にしないようにしたいと思います。
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