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 #113
かんさんの場合  TOEIC 735

「海外に行く予定で、1か月ほど前から発音のトレーニングをしています。それなりに英語っぽく聞こえるようになってきたかな、と思う一方、やはり依然として何か決定的に異なっているようにも感じています。

自分で聞いていても何が具体的に違うかわからないということもあり、ご指導のほどお願いしたいと考えています」

   ということでトレーニングとなりました。

 30音トレーニング 体験レポート

トレーニング前

一か月ほど先から海外に行くことが決まっていました。折角行くのに英語が少しできるようになって帰ってきました、ということではあまりにもったいないですし、少しばかり練習したものの自分の発音がネイティブとどう違うか(なんとなく違うことはわかるのです)明確に把握することができず、この機会に英語の発音、リスニング上達の道筋をつけようと思い、UDA先生にご指導をお願いしました。


トレーニング後

UDA先生に指導していただき強く感じたことは「自分は英語を日本語として認識し、発音している」ということでした。

具体的に書きますと、まず一つに音の違いが挙げられます。
例えば日本語で表示すると「コール」となる単語は英語では呼ぶという意味の単語(call)にもなれば、石炭(coal)という意味の単語にもなります。文字として表示されている場合、この二つを区別できない人はいないでしょうし、知的な意味においては二つの発音が違うということも容易に理解できることです。

しかしこれが実際に音を聞く段階になると、スピーカーからは間違いなく「call」と「coal」で別の音が出ているにもかかわらず、自分はどちらも「コール」だと認識し、その上で頭の中で文脈などを考慮し、意味を把握しているのです。そして発音するときはそのすり替えた「コール」という音を発音しているのですから、本来の音とズレが出るのは当たり前のことです。

以上のように、自分の耳が慣れていない音、もしくは日本語にない音を無理やり日本語のどれかにすり替えて認識している、ということを実感させていただいたのがまず一つ大きな発見でした。

                      

もう一つは英語のリズムやイントネーションを全く気に留めていない、ということでした。

英語は日本語に比べ発音の強弱や高低、長さの変化に大きく富んでいます。しかし発音と同様に日本語を基準として聞いてしまうため、その変化を認識できないということが起こります。

リズムやイントネーションは文型、品詞など非常に重要な情報を持っているにもかかわらずそこが認識できないため、当然自分が話す時も、あるいは聞く時も文の意味がわかりにくくなります。また、英語のリズムやイントネーションを認識できずにいると、ネイティブの会話が非常に聞き取りづらくなり、時には「ウアエアウアアー」などとしか聞こえないということも起こります。

これらはどちらも非常に単純なことだとは思うのですが、同時に自分でしゃべって聞いているだけでは非常にわかりにくい部分だとも思います(日本語においてはある意味正しく聞いて正しくしゃべっていますので・・・)。

                      

自分がどれだけ、なぜ英語を正しく発音できていないのか、その原因を把握し、また、同時にそれを克服することは意外にすぐにできるということ、克服さえすれば非常に英語の発音が良くなるということを実感させていただき、これからの勉強の道筋を立てることができました。

いつか流暢にしゃべれるようになったことを報告できればと思っています。



 My ひとこと
英語の音を日本語に置き換えて認識していることに気づくと、改善は容易になります。リズムとイントネーションは、きめ細かく聞き取る必要があるので、身につくまでには少々時間がかかるでしょう。波形ソフトを使うとその期間を短縮できます。

      

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