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 #112
どいさんの場合  TOEIC 860

「30音DVD、発音PRO紹介ページを作成しているうちに、自分自身の発音もなんとかしたいという思いを強く持ちました。一度直接ご指導いただけたらと思っております。」


   ということでトレーニングとなりました。

 30音トレーニング 体験レポート

トレーニング前

僕はこれまで、主に独学で英語を勉強してきました。アメリカでしばらく暮らしていた兄から「英語は発音が大事だと」聞いていたので、自分で英語を独学するにあたり、まず最初に、当時話題だった「英語耳」という本で発音記号を憶えました。その後は、読書が好きだったので、大量にリーディングをして英語を学びました。

英語の独学を開始して1年ほど経った頃、とある外資系企業で働くようになり、英語がまるで聞き取れない現実に直面しました。大量にリスニングをこなすことで、ある程度リスニング力は改善されたものの、ちゃんと集中していないと聞き取れない、回転寿し店で隣の席に座っている外国人グループの会話がサッパリ聞き取れない、などの状況が続いていました。

また、英語を話す機会が増えるにつけ、ただ通じるだけじゃなくて、ちゃんと英語らしい英語が話せるようになりたいという思いが強くなり、今回ご縁があり、念願かなって発音トレーニングをしていただけることになりました。

トレーニング当日はあいにくの豪雨。1時間前の電車に乗ったら、途中で電車が故障して途中で下車させられ、結局なんだかんだで南房総には予定より約10分遅れて到着しました。


トレーニング

とても楽しいトレーニングで、3時間があっという間でした。
トレーニングでは、他の方たちも指摘されていた部分を、やはり一通り指摘されました。ここでは、自分の最も印象に残っている部分を書いてみます。


「School」ってこんな音だったのか!

今回のトレーニングの最大の収穫は、自分が正しいと思う発音と、実際の英語の発音が、激しくかけ離れていたことに気づかされたことです。Schoolの「S」の発音は、全速力で発音してようやくOKの声。まさかこれほどまでに強烈な音だったとは…。

そして、問題は語尾の「L」の発音。自分ではちゃんと発音しているつもりなのに、「弱々しくて、ほとんど聞こえない」「これでは具合が悪い人だと思われてしまう」と指摘されました。

なんと、波形ソフトで比べると、お手本の発音の「L」は大きさも長さもケタ違い。「スピードが遅い」と言われて、思い切って「S」の発音のときのような勢いで「L」を発音すると、ようやくOKの声。「こんなにでかい声でLを発音したら不自然なのでは…」と思ったのですが、録音した声を再生してみると、意外にも自然で、お手本とよく似た発音になったので、ビックリしました。「S以外の音も速く発音するんですね」と言ったところ、「全部です」と先生からコメントをいただきました。

それにしても、自分の頭の中でイメージしていた発音と、実際の発音がこれほどまでにかけ離れているとは驚きです。思わず、「これはかなり重症ですね…」とつぶやいたところ、「日本人のほぼ100%がそうですよ」と言ってなぐさめてくださいました。


バラバラ事件発生

文章を読むと、「バラバラ事件が起きています」とのコメントをいただきました。ちゃんとお手本を聞かずに、自分勝手な読み方をしていたようです。

特に、前置詞の前に勝手に間を入れると、前置詞が目的語みたいに聞こえて変だとのこと。そいうえば、30音練習帳にも同じことが書いてあったような…。「オレはオレの道を行く、的な読み方になっています。ちゃんとお手本を聞いて真似てください」と指摘されました。

また、お手本のsomeという言葉を聞いて、それを自分で発音するとき、当然のごとくsomeのoも発音したところ、実はお手本では母音を抜かして発音されていたことが発覚。
どうやら、音をそのまま聞きとるのではなく、聞こえた音を頭の中で勝手に解釈してしまっていたようです。「そうやって頭の中で音を置き換えている限り、キビシイですよ」とのコメントをいただきました。


今後の課題

この他にも、UDA先生からいただいたアドバイスはたくさんあり、その全てはここには書ききれません。本当に気づかされることの多い、充実したレッスンでした。レッスン開始30分くらい経ったころすでに、「南房総まではるばる来た甲斐があった!」と感じ、レッスンが終わった後の帰りの特急さざなみ号の中では、「どこであれ、行く価値があった!」と思いました。

今後の自分の課題は2点。1つは波形ソフトを使ってお手本の声と自分の声を比べて、英語の音を1つ1つ憶えていくこと。ちょうどschoolの音を新しく憶えたみたいに。「これって、リハビリみたいで正直気が重いです…」と言ったら、「ここがスタート点だと思ってください」と言って励ましてくださいました。

もう1つの課題は、聞こえた音を頭の中で置き換えずに、そのまま聞こえた通りに聞くこと。すごく当たり前のことなのに、どうしてこれが出来ていなかったのだろう…と思います。自分の頭の中の英語のイメージに固執していたようです。

                       

家に着くと、無性に映画の音声を聞きたくなり、TSUTAYAでお気に入りの映画を借りて見始めました。そして、素直な気持ちになって、聞こえたままの音を聞こえたままにつぶやいてみると、なんといままで聞き取れなかったBGMの歌の歌詞や、雑踏の人々の話し声などが、意味を伴って頭の中に入って来たのでビックリしました。これまで、聞き取れるわけがないと思って無視していた部分が、むしろ最高のリスニング教材のように思えてきました。なかなか進歩のなかった自分のリスニング力に、光明が差した瞬間でした。

また、ぜひ南房総に行きたいと思います。今度はトレーニングにではなく、遊びに。そのためにも、しっかり教えていただいたことを、身につけたいと思います。ありがとうございました。

 My ひとこと
どいさんは実に頑張る人。きめ細かく聞くことと、その方法はお伝えしたので慣れれば問題ないでしょう。

PR:当地、南房総は年間民宿の町です。いつでもお立ち寄りください。
      

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