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●はじめに
私は英会話学校に3年ほど(うち1年は休学)通っています。外国人と話をすることには慣れ、クラスもあがりましたが、発音やイントネーションが日本人的であることが、ほとんど変わっていないことが悩みでした。
1年ほど前にある英語学習法の本を読んでいましたところ、鵜田先生の著書「UDA式30音練習帳」が紹介されており、楽しく発音が学べそう!と興味を惹かれて、早速購入(2006年7月)しました。それからその本を元に本格的に発音練習に取り組み始めました。そして先生のトレーニングを受講したくなり、去年の10月に申し込みをしましたが、その期間トレーニングは休止中とのことで、残念ながら受けられませんでした。ですので、今回、トレーニングが受講できることになり、本当に嬉しくて、当日を楽しみにしておりました。
●トレーニング当日
当日までに、課題文をお手本そっくりに真似られるように練習をしてくることとなっておりました。トレーニングは、その課題文を録音することから始まりました。とても緊張して、全体的にむやみに速く読んでしまいました。練習をもっとしてくればよかったな・・・と反省しました。そんな私でしたが、鵜田先生はとても丁寧に分かりやすく教えてくださいました。
●指摘されたこと
・ひとつひとつの単語を最後まで発音していない。
(たとえば、beat の t、school の l )
録音した私の発音について、波形ソフトで音声とその波形(音だけでなく、強弱やリズムを視覚的に捉えられる)をチェックしました。はじめに指摘をうけたことは、単語を最後まで発音していない、でした。私は指摘を受けるまで全く気づいていなかっただけでなく、指摘されてから、自分の発音をきいてもまだ分からないくらいでした。
次に、波形ソフトでお手本の波形と比較したところ、語尾に相当する波形が、私の波形にはないことがはっきりと分かりました。「発音していないのだから、発音の直しようがないよ。」と先生。さらに「話し方で人は判断されるから、ところどころ音が飛んでいるこの発音だと、教養の低い人と判断されてしまう」とのこと。美しい英語を話したい私にとっては衝撃的なことでした。
速いスピードで話したいばかりに丁寧な発音をしていなかったこと、実際に日本語フィルターによって弱い語尾の音を認識できていなかったせいだと思います。
単語の発音を直す以前にきちんと音に出すことが先決だということで波形ソフトを見ながら、語尾を意識して発音をするように練習しました。発音を最後までしないことは、くせになっていましたが、気をつけて発音するようにすれば、改善されてきました!練習後、もう一度、自分の始めの録音を聞いたところ、明らかに最後まで発音されていないことが音だけを聞いても分かり、聞いているのが恥ずかしくなるほどでした。
少しのトレーニングでつい数十分前まで気づけなかったことが、気づけるようになったのです。それだけでもすごいことです。波形ソフトの有用性に関心をしつつ、手ごたえを感じて、ますます気合が入りました。これなら上達できるかも〜?!
・英語のリズムではなく、日本語のリズムを引きずってしまっている。
これには、
(1)自分ではお手本を真似ているつもりが実際はできていなかった、
という場合と、
(2)お手本を聞いた回数があまりに少なく(練習不足)、自己流に話してしまっている場合がありました。
練習不足については、練習頻度を増やすのみです。
でも、どうやって真似たらよいのか。
答は、(波形ソフトなどで)細かく聞くこと。
先生はひとつの単語のなかの音の長短や強弱について、文全体のリズムについても、間違い・不自然なところを、指摘してくださいました。目で見ても、自分のリズムが異なっているのがわかるので、納得しながら練習ができ、またお手本に波形が近づいていっていることが確認できると、嬉しくて仕方ありませんでした。こんな短時間で変化があるとは驚くばかりでした。
・開く音 (dog, box) がきちんと喉の奥から出されていない。
胸に響かせていない。
自分でもこれはできてないなーと感じていました。私の英語には声の厚みというか、深みがないというか・・・。気づいていてもどこをどうやって改善させたらいいのかが分からなかったのです。声の出し方や響かせる場所(本にも書いてありましたが)を何度も繰り返し指導していただき、イメージが沸いてきました。
今回のトレーニングの時間内に完全には身につけられませんでしたが、時々近い発音ができたときもあり、繰り返し練習して定着させることが課題となりました。
・l, m, n はもっと鼻に響かせる。m の息のスピードが遅い。
母音+r の音が変化してない。
鼻に響かせる、ということは頭では分かっていましたが、実際どう発音してよいのか分かっておらず、こんな感じかな?と勝手なイメージで発音をしていました。今回のトレーニングで、鼻への響かせ方、その度合い、音を持続させる長さなどが分かってきました。
トレーニングから数日経ちますが、以来、この発音を定着させるため、これらの語 (l. m. n) を含む単語を探しては発音してみたくて仕方がない感じです。母音+r
の音についてもコツが分かりました。
上記以外にもありましたが、これらが目立った大きな課題です。
●まずやるべきこと
今回トレーニングを受けてみて、英語リズムが“自己流で“正確にできていないことが、よく分かりました。自分は何ができていて、何ができていないのか、自分の弱点を知らなければ、いつまでたっても直りませんよね。自分のできていないことが、明確になってよかったと思います。また、できている部分が分かったことも自信に繋がりました。
私がまずやるべきことは、
1.個々の単語の発音を瞬時にかつ正確にできるようにすること。
2.英語のリズムをしっかり身に付けること。
です。
これらができたときは、より英語らしく聞こえると実感したので、リズムを身に付けることは、とても重要なのだと感じました。波形ソフトを購入して、細かく丁寧に勉強して行こうと思っています。
●感想
始めの緊張がうそのように、トレーニングはとてもリラックスでき、楽しいものでした。時間がたつのもあっというまでした。先生がとても気さくで、暖かい雰囲気をお持ちだったからだと思います。
また、トレーニングで私の英語がネイティブにはどう聞こえるか、ということについて指摘してくださるとは思っていなかったのですが、今回のトレーニングがなかったら、あやうく“教養のない人“と、話し方だけで判断されてしまうところでした!
あぶなかった!!
それと女性らしい話し方なども教えてくださり本当にありがとうございました。大いに活用したいです。
今回のトレーニングを受講できましたことは、私にとってとても幸せなことで、内容の濃い4時間でした。鵜田先生に本当に心から感謝しております。これを生かすかどうかは私次第ですね。くじけず、“楽しく“取り組んで行きたいと思っております。どうもありがとうございました!これからも、どうぞ宜しくお願い致します。
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