|
|
|
|
「日本語フィルターの影響が強いなぁ…。」
と、課題文録音後の uda先生の総評。このレッスンは、指摘ポイントが多くなりそうです。限られた時間内には、すべてのポイントにつき、手直しまで間に合わないだろう、との判断の元、波形ソフトの使い方を懇切丁寧に教えてくださいました。
波形ソフトは、「短く!短く! そして、目と耳で」
波形ソフトの使い方のキモは、「短く切り刻んだものを、目で見ながら、耳で聞き比べる」ところにある、と今回感じました。下記の改善点は、波形ソフトをそのように使って、Uda先生が見つけてくださったものですが、見つけるプロセスを一歩一歩、一緒に歩んでくださることで、「自分でも、こうやってチェックして、直せるんだよ」ということを示してくださったように思います。
(1) 音程
私は、お手本より平板なイントネーションになっていました。これは、音声を細かく区切って再生して、はじめて自覚できました。
(2)英語リズム
英語が強弱をくり返すリズムを持っていることは分かっていましたが、私の場合は全部、「強」になっていました。かたまりで聞いていたときは違いが分かりませんでしたが、波形ソフトで、弱いの部分だけ抜き出すと・・・あまりの音量の差にびっくり。
しかも、音程は、思っていたものよりも下がっている、ということがはっきり分かりました。
文として聞けば、人間、イマジネーションがあるから理解できてしまう。理解してしまうかぎり、音の違いが分からない。違いを自覚するには、「細かく聞く」こと -- 細かく分割して聞けばいいんですね。
(3)「開く音」
自信を持ち、大丈夫だと疑うことのなかった「開く音」。しかし、“Jack”の“a”の1音だけ抜き出して聞くと、見事に「狭い音」になっていました。同じ現象が、“saw”にも。
まとめると、英語のリズムカーブ(強弱、長短、高低)が頭に入っていれば、波形ソフトで「こまかく切って、聞く」ことで、自分でも弱点をチェックでき、改善できるということです。また、「細かく切る」という方法は、自分の発音をチェックするときだけでなく、確実に、早く、ぴったりお手本を真似ることにも有効です。
個別のポイント
私の要改善ポイントは、大きくまとめて、
・英語リズム(強弱、長短、高低)
・子音と母音のバランス
の2分野ですが、いくつかの子音は、よく分かっていなかったことも分かりました。
(4)Sの音
私は、Sを発音するときは、「音量が大きくなるよう」気を付けていたのですが、大きなカン違いでした。「Sは、息のスピードだ」ということは、あれほど何度も見聞きしていたのに。思い込みは怖い。
正しいSの音は、「今のは息の“量”が多すぎる。もっと減らす」、「息がぶわーっと出ないように。口のしぼり方や、歯の合わせ方で調整する」、「そう!そういう音です!」などと、一回一回、評価していただいて、やっと了解できました。オーケーが出たSの音は、一種、かん高い音でした。
すごく目立つ音ですね。もう間違えません。
(5)Lの音
これも、Uda先生に非常に根気よく指導していただき、出せるようになった音。私は、「Lは子音である。子音は声を使わないもの。だから、鼻に響かせることはあっても、口から声を出すことはない。」という思い込みがあったように思います。そのせいで、「う→おと言う」という単純なご指示を、単純に実行することができなかった。。
Lは、波形ソフトでも、まるで母音のように大きく波形が表れる音です。つまり、音量が大きい。鼻に響く音+口から出る声で、この音量になります。私のLは、「口」のほうが欠けていました。
最後に
今回、30音レッスンを体験して、発音独習の難しさを認識しました。いろいろのご指摘が、いずれも、一人でやっていては到底気付けなかったであろうものばかりだからです。九州から、思い切って先生をお訪ねして、本当によかったです(^−^)。
いま、レッスンから2週間経ちました。要改善点のうち、「子音と母音のバランス」は、まだ「子音を速く!」とたえず意識している必要がありますが、「リズム」のほうは、新しいリズムDVDのおかげで、集中トレーニングが出来、早期にものになりそうです。
先生に、立派な発音をお聞かせできる日が近々来るかもしれませんね。私自身も英語の先生になりましたが、私の生徒さん達にも同じように思ってもらえるよう、がんばりたいと思います。本当にありがとうございました。
|
|
|
|
|
|