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 #104
まりこさんの場合  TOEIC 940

「6年前に英語学習を始める(中2の教科書が全く理解できないレベル)。当初4年間は独学。現在はTOEIC940点。英検一級一次試験合格。明日、二次試験。
2年前に販売の仕事をやめて、昨年は中高生向け英語塾の講師をした。

イギリスとアメリカに各々1ヶ月の短期留学。

30音DVDで練習を始めましたが、どうやったらなめらかに発音できるのかわかりません。練習量が圧倒的に足りないのはわかっていますが、コツがわかればもっと楽しく練習できるのに。
現在はコンプレックスのかたまりで音読練習もあまり楽しくありません。もっと気持ちをこめて、自分の言葉のように英語が読めるようになりたいと思います。」


   ということで、はるばる神戸から南房総でのトレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート


楽しくない毎日
英語学習を初めて約6年、TOEICもコンスタントに900点を取れるようになってきたが、何かしっくりこない毎日。その理由は英語を話すのが苦手ということ。短期留学中には「何を話しているのかさっぱりわからない」と言われたが、はてさてどうすればよいのか。

ある時、数年前に買ったUDA式30音テキストのことを思い出し、HPにたどり着く。HPを見るや否や、「よし、実際にレッスンを受けてみよう!」と先生にメールを送っていたのでした。


やっぱりアタマで聞いていた!
レッスンスームに到着すると、すぐに課題文を録音。先生が開口一番、「英語の音を、ほぼ全面的に、日本語の音に置き換えています。それでTOEIC900点も取れるのはカンと理解力が優れているから」とおっしゃった。TOEICは試験なので、慣れれば900点取れるもの(ちっとも自慢にならない)。ではどうしたら英語の音を聞けるようになるのでしょうか?

子音の強さと早さは予想以上
まず波形ソフトを使って、私の課題文とお手本を比べて見る。「全然違うや〜ん!」(突然、関西弁)。「通じなくて当たり前です」と言われたが、ここでめげるわけにはいきません。確かに子音の長さと強さが圧倒的に足りないのだ。「この弱さではネイティヴに認識できない」と言われたが、なるほどそうでしょう。波形を見てから録音を聞いて、本当に納得しました。

Sの音を練習してみるが、「ちがう音が混じっている」と言われる。歯の形が悪いからでは?と開き直ろうとしたが、「それは理由にできないよ」と一笑に付される。鼻音にも苦戦。「難しいですね」を連発してまた注意される。もう「難しい」「できない」とは言えなくなった。


変化していなかった音
続いて、変化する音。こんなに変化する音が多いとは・・・L は舌を上あごに付けることしか考えてなかったし、Rは舌をどこにも付けないとか丸めることに一生懸命で、音の変化にはほとんど留意してなかったのだ。テキストやDVDで「学習」していたはずが、独りよがりだったことを思い知らされる。子音と母音のバランスや、難しいと思える音も一つ一つ丁寧に解説していただく。何回かに一回、「それなら通じるよ」と言われた時は本当にうれしかった。


    英語のリズムカーブ  


  詳しくは → こちら


リズムが悪いと文型が変わる?
英語リズムの指導も「目からウロコ」の連続。 課題文の The king told Jack to visit my home を例に解説していただく。私の場合「The king」が一語ではなく、「The」と「king」に、それぞれストレスを置いているので、The=主語、king=述語のリズムになっているとのこと。
え〜っ、そうだったのか!
リズムがおかしいと違う文型に聞こえてしまうなんて、ちっとも知りませんでした・・・弱いリズムの音は、喉で「音の輪郭をぼやかして」発音するのだと教わる。う〜ん、わかりやすい。今までは単に弱く(小さい音で)発音するのだと思っていた。

早口トレーニングのすごい効果
その後、早口トレーニングの実践。まず課題の英文が流れる。早くて弱い音の部分がよく聴き取れない。スクリプトを見ながらリズムを真似て読み上げる。「もっと早口で読んでみて」と言われ、思わず「できません」と言ってしまうが、とりあえず挑戦。 その後、もう一度英文を聞くと、なんと全部聴き取れるじゃありませんか!これはびっくり!実行しない手はありません。今回のレッスンで学んだことは多岐にわたるが、今まであまり留意していなかったことに「スピード」と「リズム」がある。「外国語だから早く発音するなんて無理」と思いこんでいたことも大きなまちがいだった。

最後に
今回は、独習で見落としていた部分や私自身のまちがった思い込みも認識でき、非常に有意義なレッスンでした。私の英語があまりにもひどく、「これでは時間が足りない」とおっしゃりながら、集中してご指導いただき本当にありがとうございました。今後は、ご指摘いただいことを実践していけるよう、努力を重ねていきたいと思います。


 My ひとこと

まりこさんが留学中に、「何を話しているのかさっぱりわからない」と言われた理由は、恐らく、子音が弱く、リズムとイントネーションが日本語的だから。そうなってしまうのは、英語の音を日本語のものに置き換えて聞いているため。つまり、まず、聞き方の修正が改善の第一歩。子音の強さを聞き取り、同じように発音する。これは、波形ソフトを活用すると自分一人でも改善可能。強い子音と、英語リズムを身につければ、英語がずっと楽しくなるでしょう。TOEIC 940の実力発揮に期待!

      

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