初級・英語の学び方 7                
  


リスニングテストの解説

  1.難易度

   グループABCのリスニングの難易度にを 付けてみました。
   これは主観的なものですから、 の数は人それぞれですが、
   次のような判定が多いと予想されます。
 
 グループ  ジャンル  難易度  英文レベル
  A  教材    中2〜3
  B  映画  ★★★★  中1〜3
  C  ドラマ  ★★★  中2〜3
          
 
  2.特徴              

   各グループの特徴と聞こえ方をチェックしてください。

A 教材英語。ネイティブ の正しい発音。

Q1  妙に遅い。イントネーションは不自然。
 初心者向けの「分かりやすいゆっくりした英語」は、あいまい
 母音が強くなったり、単語のつながりが不自然になったり
 する。

Q2  デジタル操作で普通のスピードにしたもの。
 不自然なイントネーションは、速くしてもやはり不自然。

Q3  大人の学芸会的。
 
B  普通の英語。

Q1  英文レベルは中。 
Q2  同上。
Q3  電話の声は聞き取りにくい。



スタジオでは、防音室で、マイクを口の前に置いて
録音するので、音声はクリアー。音の輪郭が
はっきりした教材特有の音質になります。

部屋に響く、いわゆる「空気の音」も、普通に
存在するノイズもカットされた音声は、ちょっと
異質です。

次のグループCは、その辺を聞き比べてください。

C オリジナルは普通の英語。

Q1  ドラマらしい録音。自然。
Q2  スタジオ録音。教材的。

Q3  ドラマらしい録音。自然。
Q4  スタジオ録音。教材的。


ポイント

  というわけで、教材のCDだけで上達しようとするのは
  実用的ではありません。特にリスニングに関しては
  リスニング力がアップすることは期待できません。
  
  リアルタイムでコミュニケーションをはかるためには
  普段から、スピードに気を配る必要があります。
  映画などの生の素材を使うことの必要性をわかって
  いただけたでしょうか。