初級・英語の学び方 2                
  


基礎英会話マスターのための教材

   今回は、おすすめの教材を紹介します。

 英語で日常会話の身につける方法は?

 ◆勉強しているのですがなかなか上達しません。
 ◆英会話をマスターするには海外へ行くのが
  一番なのでしょうか?
 ◆国内の英会話学校等に通った方がいいので
  しょうか。
 ◆世の中には学習方法が溢れていてどれを
  やればいいのか、何を使って勉強したらよいか、
  わかりません。

 中学校の教科書から。

 英会話の基礎作りと「英語のやり直し」には教科書が最適です。

 おすすめの方法は、
 中学の教科書を、スラスラ言えるようになるまで音読すること

 「教科書には何かとマイナスイメージがある」とか、
 「中学英語なんて」、とあなどってはなりません。
 英会話に必要な要素を効率よくまとめたもの、それが教科書です。

 後述する方法で3年分をこなすと、”英語が口をついて出てくる”
 を実感できます。逆に、中学の教科書程度の内容をスラスラ
 言えないようでは、何をやっても大した効果は期待できません。

【教科書とCDについて】
    教科書が手に入らない場合、高くなりますが、
    準拠した教科書ガイドがありますから、それを使う。
    CDは別売りになっているので、それを買う。
    CD-ROMとなると、非常にお高くなるので、お薦めしませんし、
    それが無くても勉強できるからです。

 
【教材についての注意】
     教科書を使うというのは、何をしていいかわからないという方に
     お薦めしているだけであって、今、自分で決めて取り組んでいる
     ものがある場合、わざわざ買う必要はありません。
     以下の教材も同様です。

           
【リスニングについて】
    教科書のCDでは、生の英語は聞き取れるようにはなりません。
     映画などの生の英語を利用することが必要になってきますが、
     映画を聞き取るにも中学レベルのことは理解しておかなければ
     話になりません。
     とりあえず、ここでは、リスニングに焦点をあてていないことを
     ご理解下さい。

 
教科書ガイドとCDをそろえると、とても値段が高くなってしまいます。
『速読速聴・英単語 Basic 2200』増進会出版社がいいでしょう。

 この『速読速聴・英単語 Basic 2200』は、中学〜高校一年生
 程度の教科書レベルの単語・表現と、生活基本用語も使われ、
 教科書が 手に入らない場合などには、良い教材です。

 ただ、量が多いので、各トピックから一つ選んで、スラスラ
 言えるようにすることを目標とするといいでしょう。
 全部やる必要はありませんが、やりたければ、やってもOK。

速読速聴・英単語(Basic 2200) ( 著者: 松本茂 / 松本茂 | 出版社: 増進会出版社/ビーエスエス )
速読速聴・英単語(Basic 2200)
( 著者: 松本茂 /出版社: 増進会出版社 )




 
悩んでいる方へ

 上達には、基礎となる部分がしっかりしていなくてはなりませんが、
 大丈夫でしょうか。

 海外へ行く前に、英会話学校へ行く前に、自分で勉強する姿勢を
 つけることが必要ではないでしょうか。なぜなら国内でも海外でも、
 自力で学ぼうという気があれば、英会話をマスターすることは
 不可能ではないからです。
 
 海外へ行くにしても、英会話学校にしても、必ず自己学習は必要に
 なります。お金と時間を大切にしたいのであれば、できるだけのことを自分で
 取り組んでから、次の判断をすべきでしょう。

 学問に王道はありません。
 努力したことがムダになることはありません。
 一見、時間ばかりかかってムダに見えることも、効果を実感するまで
 時間がかかることはあります。

 自動販売機のように、お金を入れて、ボタンを押せば、商品がでてくる
 ような効率性を求めてはいけません。人の能力も、そんなに簡単な
 仕組みにはなっていないのです。なっていないからこそ、おもしろいし、
 可能性というのは無限なのです。

 効率性を追い求めてばかりで、実際の勉強を怠っていませんか。
 何をやるか、何を使うか、ということは、本来自分で決めることですが、
 これだけ情報があると、迷うのもいささか仕方のないことかもしれません。
 ですから、基本に立ち返って、中学の教科書をお薦めしています。

 ぜひ、英語の基礎を身につけるだけでなく、自己学習する姿勢も身につけて
 頂けたら、と願っています。