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  タイタニックを聞き取る 
 
 リスニング・トレーニング  
   

 
    Titanic 1 大西洋海底 (1)





    大西洋の海底。
    潜水艇の小窓から海底を覗く。
    (不明瞭な無線交信の後)

                              

    13 meters.  You should see it.

    これが映画の初めのセリフ。

    --- うん、簡単だ。

    ほんとに。
    でも、「サーティーン・ミーターズ」と聞こえていたらダメですよ。

    --- え?

    Th-ir-t-ee-n  m-e-t-er-s. でなくては。

    --- む???

    カタカナではダメ。厳禁です。

    --- むむむ?

    初めが肝心ですから、ここはたっぷり解説しておきます。

                     *  *  *

    ■ 聞 き 方

    ポイントです。

    Thirteen の ir と meters の er は同じ音。
    「あいまい母音と 」を確認して下さい。

    次に n は鼻に響かせる音。
    これを日本語の「ん」に置き換えて聞かないこと。

                        ※「ん」と n の違いは ワンと one

    そして、Thirteen meters は nm とつながります。

    --- なかなかヤヤコシーね!!

    1音1音と発音し、それが単語、文となるだけです。

    --- ゆっくりじゃないと聞き取れないなぁ。


    ■ スピードアップ

    では、聞き取れるようになるコツを紹介しましょう。
    あまり根拠はないのですが、
    「ネイティブより速く言う」とはっきり聞こえてきます。

    確認してみます。
    上の例文を全速力で言ってみて下さい。
    発音はなるべく正確に。

    --- よしゃ。

       (と、数回、全速力で早口練習をする。
        言えるようになったら、)

    では、もう一度ビデオを聞いてみましょう。

    --- お、聞こえる。
       もやもやだったものが、ずいぶんはっきり聞こえる!!

       それに、ネイティブは早口だと思っていたけど、
       そうでもないか!

    ね、不思議だがほんとでしょう?    
    
    --- ホントだ。
       他の文でも試してみよう。



    ■ イントネーション

    You should see it. はどこを強く発音していましたか?

    --- エッ? えー・・・

    そこを聞き取らなくては。

    You should see it. と see を強く言うと「見るべきだ」、
    You should see it. と should が強いと「見えるはずだ」。

    単語だけ合っていてもイントネーションを聞き取らなくては
    意味がつかめないでしょう?

    --- そ、そうかも。
    
    もう一度聞いてみましょう。

    (You should see it. を聞く )

    --- should が強いね。

    そう、それで「見えるはずだ」と意味が決まりました。

    --- よし、わかった。

    そこで安心しては不十分。続きがあります。
    ネイティブと同じ速さで言えるようにして完了、です。

    この文も早口で言えるようにして、ビデオをもう一度
    聞いてみましょう。



  リスニングのポイント                           

  1. (知っている単語ではなく)英語の音を聞き取る。 

  2. イントネーション(メロディ)を聞き取る。 

  3. (同じメロディで)ネイティブと同じか、少し速く言
     えるようにする。

     ※何度も繰り返し聞くには、カセットが便利。





                    タイタニック・もくじ 


                        ■ リスニング・トレーニングは
                       1つひとつの音を発音できること を前提としています。



 
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