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「30音でマスターする英会話」の
CDを収録中のことです。 |
ナレーターのネイティブも緊張していて、
to の o を「あいまい母音」で発音してもらいたいところで、
[tu] と強い音で発音してしまいました。
そこで、「o を、あいまい母音で発音して」 、というつもりで
Not clearly と言ったところ、What? と聞き返されました。
それでは、と vague(あいまい) に変えても通じない。
weak, softly と言ってもダメ。
これはどうだ、と schwa(あいまい母音) と言っても、
What're you talking about? とまったく通じない。
スタジオ代は高いので、収録時間には制限があり、もたもたしてはいられないのに通じない。
まるでアメリカ体験記の再現ではありませんか。
困り果てて、自分で「そうではなくこうだ」、と言ったところ、
Oh, like I speak. とあっさり理解してくれて、
「スペルを見るとつい緊張して」と釈明していました。
何が言いたいのかと言いますと、
彼らには「あいまい母音」ははっきりした音であって、
決して「あいまい」ではない、ということを初めて知ったのです。
Mr. Yasuda には「あんたもやっぱり日本人だねぇ」と言われて、チョン、でした。
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