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アメリカで初めて受けたTOEFL の結果は約 430点だったと思います。目指す州立
大学の UCLA や CSULA に入学するためには 620点以上が要求されていまし
た。私は「あと 200点、取ればいい」、と強く言い聞かせていました。
その頃、
「日本の大学の英文科を卒業し、初めての TOEFL で 500点を取った人はいない」と
誰かに脅かされたことを覚えています。
参考書も問題集もなく、正常な精神では「やってられない」ので、とにかく気合いを入れる。
他に選択の余地はない。この、あっさりと追いつめられてしまう境地が日本ではなかなか
味わえないものです。
2度目の TOEFL で、ほんの数点だけ基準点を上回り、
「カリフォルニアの州立大学ならば、どこに入学してもいい」という、
いかにもアメリカらしい寛大な入学許可書をもらいました。
結局 UCLA よりも学費の安い CSULA に入学。
自分が大学を選べるなんて、ずいぶんと出世したものです。
アメリカの制度のおかげではありますが、American dream をつかむ機会は
与えられました。
こんな形で読み続けた成果が、一応出たのです。
高校時代には、1,000や 2,000の単語を覚えるのに
手こずっていたのに読んでいたらずいぶんと単語を覚えた。
特に暗記したというのでもなく、ただ読んでいただけです。
それ以来、試験にわずらわされる必要のない人には、
「根気よく読書をすると、けっこう英語を覚えられる」
と伝えています。
ここで多少時間を前後して、本題のカタカナ英語に戻ります。
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