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A 以下に私の私見を書きますね。
左右の鎖骨が合流する地点に窪みがあるでしょう?
この気道を広げれば、所謂、「喉が開いた」状態になり、喉の共鳴音が
出ます。そして、鼻の共鳴音も出やすくなります。では、どうするかとい
うと、この窪みを意識して、「ダーと力を抜く!」のです。
力を入れるのではありません。
この窪み付近の気道が広がるイメージを持ってください。

30音DVDに、頭を上に向けると喉の共鳴音が出る、
というシーンがありますね。
頭を上に向けると、この「窪み」付近の気道が強制的に
広がった状態になるからです。
一番、ネイティブに近い発声をふつーの日本人でも感じられる瞬間があります。
朝、起きたとき、寝起きは良い方ですか? 
悪い方がよいのですが。。
寝起きが悪いと頭が暫くボーとして、
体に力が入りませんよね?
そのとき、
頭は普通に前を向いて、力を脱力したまま(←これが肝心!)、
「アー」と言って見て下さい。
多分、喉が響いて、鼻声まじりの声が出ると思います。
これが一番、近い!

補足ですが、喉の共鳴音、鼻の共鳴音は少し時間がかかります。
気長に挑戦してください。
私の体験では、喉の響き、鼻の響きが持続する時間は、最初は1音
レベルでした。音が変わると元の発声に戻ったり、すこし大きな声に
した途端、さっきはできていた音でも元の発声に戻ったりしていました。
単語単位でできるようになるのに1週間。
文章単位でできるようになるのにさらに1週間。
合計2週間かかりました。
力を入れるより力を抜く方が遥かに難しいように感じました。 |