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     今回は好ましくない発音の続きです。
     英語教育の現場で、いまだに支配的な見解は


   「発音よりも、話す内容や文法的な正しさが大事。
    些細なことよりも明るく楽しく。」

    だそうです。
   
    教室では先生の言葉は正しく、指針となるので、「発音よりも〜」
    は広く一般的な正しい見解となります。

    その見解をパラフレーズすると、
    会話であれスピーチであれ、文法的に正しい英文で、
    しっかりした内容のあるものを
日本語の発音で相手に伝える
    ということになります。

    カタカナ発音ですむとなると、それは英語学習者にも、指導者にも好都合。
    取っつきやすく、手っ取り早い。納得しやすい。

    国際社会では各国のお国なまりの英語が飛び交っている。
    日本人がネイティブのマネをすることはない。日本人だから。
    こういう後押しがあると、そうだそうだ、と思わず賛同してしまう。


   さらには、 

   やるべきことは他にある。発音なんてものはマニアックな人に任せておけ、
    などと追い風が吹くので、ますます「発音よりも〜」が普遍的になってきます。


                  * * *

    さて、「日本語の発音」、またはカタカナ発音とは、
    前ページの「あいうえお」の口で発音することです。


    それがどういうことか、どうなるのか?実例で考えてみましょう。
    次の
文法的に正しい文をカタカナで発音してください。

I bought the bag last Saturday
Sam called Jack to talk about the plan.

   「会話の場合」として、あくまでも音で考えてください。

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