30 On Training Reports


 #82
Nor さんの場合

「一番初めにメールさせていただいたのは、去年の夏「30音DVD」を購入したときでした。あれから、1年経ってしまいました。1年間、決して発音に真面目に取り組んできたとはいえませんでした。

それは、自分が本当にDVDの中身(または30音練習帳の中身)を本当に理解できてるのかという不安や自分の発音があっているのかが分からない不安のため、他の教材にも手を出し、それでまた、「やはり発音も・・・」と戻ってくるの繰り返しだったためです。

1年半前から英会話スクール(NOVA)に通っています。
文法がある程度できているので、Levl 4(日常会話レベル)に在籍しているのですが語彙力の低さと英語を頭の中で翻訳しながら会話をしている。という状態のせいで、レッスン外の普通の会話についていけない事が多々あります。

もう一度発音を一からやり直し、自信を持って話せるようになりたいと心から思っており、自分で勝手に作った袋小路に迷い込んでしまっている状態から脱出したいと本気で考えております。」

ということでトレーニングとなりました。

 30音トレーニング 体験レポート

11/12 30音・体験レポート(というより、日記?)
                                       文責:Nor

11月12日(土) 雨後晴

ついに2ヶ月程前から申し込んであった鵜田先生の30音トレーニング当日になり、朝から少し(いや、かなり?)緊張していました。

車で行く予定だったのに生憎の雨模様がその気分に追い討ち。そんな不安の中、先生から教えていただいた順路地図を手に一路南房総へ。ほとんど高速を使ったのと、メールで先生宅近くの案内を写真つきで詳しく説明していただいてあったので、1度も迷わず無事20分前に到着。(これからレッスンを受けける方も、車で伺っても安心だと思いました。)奥様が明るく迎えてくださったおかげで、少し緊張も和らぎ、レッスンの部屋にてマッタリとレッスン開始を待つことが出来ました。ご一緒させて頂くもう一人の方がいらっしゃって、早速レッスンの始まりです。

                      

1. 課題文の録音と分析

今までの体験者の方々のレポートを読んでも解る通り、はじめに課題文の録音とその解析をします。トレーニングの申し込み受理された時点で渡されてある課題文9つ。それ等を録音します。

ただでさえ、カラオケ以外でマイク使ったことない上に、英文…。一応、練習したとは言え、途中、たまにつっかえたりしてしまいました。うーん…。酷評が下ること間違いなしだと、がっくり。(でも、弱点を指摘して頂くために来ているのだから、上手い必要はないんですが。)

つっかえた部分は先生が編集ソフトでサクサク消してくださったので、問題なく分析Timeに。お手本の波形と自分の波形を見比べつつ、先生に指摘された部分を修正していく。

それが驚いたことに、「ここは短く」とか「ここはSを強く」とか簡単に指摘して頂き、その後お手本の波形をイメージしながら先生の指摘を注意し、再度繰り返すと一発で出来てしまう!!

「あ…あれ??今まで、微妙に英語に聞こえないと思っていたものが、先生に言われた点を少し直すだけで自分の物じゃないくらい英語っぽく聞こえる!!」驚きました。つまり、私がまさに“先生のおっしゃる『聞いてない』状態”だったのだと理解。

(かえって直ぐ、アマ○ンにて波形ソフトを注文したことは言うまでもありません…)しかも、それは、今まで先生がDVDやサイトで散々言ってきたことです。DVD、練習帳、サイトの再度読み直しを心に誓いました。

ここで浮き彫りにされた私の問題点

・the, of, to が強い。
・s, m, l が弱い。
・二重母音が長い。
・単語の強さの区別が出来ていない。
・開く音がちゃんと出せてない。
・ir が変。


余談
一発で直せることもあれば、なかなか直らない事もありました。直らない時、口癖の様に「あれ…うーん…難しいなぁ…」と言ってしまい、何度か「こらっ」っと怒られてしました(>_<) 『出来ない(難しい)』事なんてないんだよ。
日々精進。がんばります。


2. 開く音、ir について

課題文の分析も終了し、お昼も頂き、各個別の音のレッスンへ。
といっても、ir と開く音が弱いということでその二つをピックアップし、その二つに重点を置いて、チェックです。

「r」に関しては、某英会話スクールの先生にも「それじゃ、ウーウー言ってるだけ」と言われた経験もあり、かなり、自信がない+見てほしいところだったのでありがたかったです。音の響かせ方、響かせる位置の動き、音の変化を教わり、あとはこれを元に自主トレかな、という所まできました。

やっぱり、基本的には全てDVDや練習帳、サイトなどで紹介されていることが主なんですが、読み落とし・読み違い・忘れてしまっている等の原因で自分では気づかない内にポイントがずれてしまっている事があるようです。そういう意味でも、客観的に見ていただけるこのレッスンは受けられるなら受けといた方がいいと思います。


2.5 Wの悲劇

個別の音の最後に、「他の音に関して質問がないか」を聞かれ、一緒にレッスンを受けた方が、"Wooden structure "が上手くいえない、という話題になりました。

           

その音を練習している時に、大変なことが発覚!!
私の「W」の音はおかしいのだそうです…
_| ̄|○

しかも、普通の間違いとは微妙に違う…珍しいタイプ…。
普通は音が少なくて「ゥウ」を「ウ」と言ってしまうのですが、私は「ゥウヮ」(最後のヮはちょっと破裂音っぽい?)と最後に余計なものが入ってしまうのです。

「口を動かしすぎ」だそうで…。
鏡を渡され、「エイミーさんを真似てみて」と言われました。
今まで、家で練習してきた時に、鏡を使わなかったのが敗因か…。
たとえ小皺から眼を背けたくなっても!!たとえ自分の口元がチャーミングでないから見たくないと思っても!!鏡は必須である事を痛感しました。
その他の音も全体的に口を動かしすぎの感があるそうです…゜
(ノД`)・゜・。 ウェェン

既に変なくせになりつつあるけれども、もう一度総復習で鏡と向かい合いながらチェックしなくちゃ…。現在、単音練習中の皆様は要注意だと思います。


3. 響く音のトレーニング

鼻音と胸に響く音。
これが英語らしく聞こえる(言える)キーポイントだと思いました。実は知り合いのカナダ人の女の子がかなり不思議な声をしています。私から見ると「とても外国人っぽい声」なのです。(当たり前ですが)。しかし、その子は他のカナダ人とも少し違う綺麗な声をしています。

だから、私はその声の質に密かに憧れていました。「どうやったらあんな声がだせるのかなー」と。そのポイントが『鼻音と胸に響く音』だと思います。このポイントを復習する為に、帰宅後風呂の中で響かせるように今日練習した文章を暗誦(既に練習のし過ぎで覚えた…)してみました。


お風呂場というのは、とても響く場所です。
それに加えて鼻と胸で響かせるように努力しながら発音するのです。響かない訳がありません。そこでも再度びっくりしました。私の憧れの声に近い音が出たのです。風呂から出た後にやってみると、響きが足りないせいか微妙に違ったものになってしまったのですが…

でも、そこに何か片鱗を見た気がしました。
どうも、私は「響かせる音」が苦手なので、鵜田先生から教わった方法を活用しトレーニングを積みたいと思います。


4. 消える音を聞いてみよう!

ここら辺から高速トレーニングと密接にかかわってきます。
ネイティブの速さで簡単な単文を聞きます。これが、何を言っているのかさっぱり…。

それはそのはずです。早い上に、音がボコボコ落ちてるんですから。ここでも再三言われてきた『聞いてない』状態を脱却する事の大切さを学びました。どこを抜かしてしゃべっているのか。それが解れば、自分も同じ速さでいえるのです。そして、何を言っているのか(何が抜けてるか解るのだから)解るのです。うーん。奥が深い…。(あれ?深くないですかね?)


5. ささやきトレーニングと高速音読トレーニング

このトレーニングについても、先生が散々他のメディアや媒体で言ってたことです。ただ、「これまでにやったことを踏まえて」が基本になります。

ここで浮き彫りにされた私の問題点
・英語らしい柔らかな流れと強弱をつくる
・例文はちゃんと「聞く」
・高速音読では途中であきらめず、ついていく

このレッスン終了後、早かった例文がかなりクリアに聞くことができました。もちろん、これをやったからと言って、全てが直ぐに聞き取れるようになる訳ではないと思います。でも、これで速さになれることができれば、自在に聞き取れる日もくると思います。

                      

以上でレッスンが終了しました。このレポートの順番は、実際のレッスンとはちぐはぐかもしれません。最後の方は駆け足な感じになってしまったのと、普段使い慣れていない頭を使ったせいで脳みそがオーバーヒートしたせいだと思います。でも、自分の復習もかねて、思い出せるだけ思い出してみました。

兎にも角にも、自分にとって実りある1日になった事は確かです。
これを土台とし、再度復習していこうと思いました。
大変ありがとうございました。

以上です。


 My ひとこと
 
 Nor さんは口の動きが大きすぎたり、妙な音を加えたりを押さえればOK。
 また、翻訳していると会話も、英語そのものもあまり上達しません。音読
 の量を増やすことが1つの改善策です。
      
  
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