30 On Training Reports


 #80
レジプーさんの場合  TOEIC 980(3年前)

「学部の交換留学など、アメリカに6年ほど滞在。
翻訳を中心に、通訳もやっていますが、ノンネーティブが主なので、高度
なものではありません。

要望
・通訳の力を付けてゆきたいと思い、発音訓練を通して、リスニング力を
 伸ばしたい。
・映画やドラマ、音楽の英語が、意気込まずに気楽に楽しめるようになり
 たい。

本当は簡単なはずのくだけた英語が、最も苦手という意識があり、解決
したいと思っています」

ということでトレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート

英語のテストではそれなりの点数を取れても、生の英語はいくらでも分からない。
やっぱり帰国子女じゃないと越えられない壁があるのかな、と思いながら英語の勉強を続けていましたが、UDA式のトレーニングは、「そうじゃない」と自分のメゲ気味を否定してくれるものでした。発音よりも聞き取り力向上に力点をおいて、訓練を受けました。

以下は、半日のトレーニングの中で、特に自分にとって効き目が高そうなポイントを、およその順番でメモしたものです。UDAさんのコメントを自分なりに解釈したものですので、ずれていたらご指摘ください。


”速さ”が命
たとえ発音がチャランポランになろうとも、練習はマッハでしゃべる。
綴り通りに発音したい自分には、大きなジレンマだが、これは速さを獲得するための訓練だと、自分に言い聞かせる。


波形プログラムの活用
英語における子音の存在感を、視覚で捉えることができる優れもの。
自分のような視覚型学習者の強い味方になってくれる。
これからの英語学習に主流になりそうな予感、もうなりつつある?


 口調
音の高低をなぞって、英語の波に乗る。
まだまだ波形の波に乗り切れていないが、なぞろうと努力してみると、聞き取りの時も、耳の負担が軽いような気がする。意味ばかりでなく、波の形(音の残像)もしばらく頭に残るような。
もう少し実証実験が必要。


口を動かしすぎない
速さが足りない原因の一つになっている。
読むでも話すでも、スピードを意識して訓練したことは少なかった。
舌と唇を素早く効率よく動かせば、シャドイングも楽になりそうだ。


目の前の音を真似る
ひとまず”正しい”発音はおいといて、モデル音がしゃべってる通りに再生する。
確かに「食べてしまいました」と認識しているばかりでは、「タベチャッタ」は聞き取れない。
準備段階で、「これはできる大丈夫だ」と思った文ほど、UDAさんから「音を聞いていない」とダメ出しが出た。


知らないと、聞こえない音
聞こえるようになるためには、重要な訓練項目。
知れば聞こえるようになるだろうから、克服は楽かも。


中学レベル単語の音が”命”
長い単語は気にしなくていい。短い基本的な単語の音を磨け。


鼻音の加減
鼻音を思いっきり効かせてしゃべったUDAさんが突然、ネイティブに見えた。
自分で出してみようとは全然思ってこなかったが、確かに帰国子女のネイティブ度を、この辺で無意識に判断していたかもしれない。
ネイティブ・レベルを加減できるようになれば、便利かも。


音を前に出しすぎない
音を落とす、のどの奥の方で発音する。
息を出そうとするばかりに、大声になる傾向があるようだ。
相手に快い、よって耳を傾けてもらえる発音の習得にも、意識を向けてみよう。

                        

聞き流すだけでは効率が悪くて、直ぐに頭打ちになってしまうと思います。
それとは対照的なUDA式は、努力対効果が断然高いと、訓練を受けてみて予感。
最初丁寧にやれば短時間で効果が出る、とのアドバイスを実践してみます。

来年の訓練再開の際にでも、自主トレ効果を確認する機会をいただければ、幸甚です。


 My ひとこと

 レジプーさんは英語を瞬時に理解するが、細かい音が抜ける。

 原因は発音するときの口の形と動きが少々異なる音があり、それが
 「簡単なはずのくだけた英語が、最も苦手」につながっている。
 それらは基本的な単語の発音を修正すればいいことので、問題点
 を克服するまでにそう長くはかからないでしょう。


 
 
      
  
Copyright (C) 2005 Yutaka UDA. All rights reserved. 著作物の無断掲載、転載を禁じます。