30 On Training Reports


 #64
Tenkoさんの場合
  
   「自宅にて児童英語講師をして2年目になりますが、はっきり
   申し上げて、英語力に伸び悩んでおります。」
 
   「日々のレッスンでは、子どもたちにフォニックスを教えており、発音
   研修も受けたのですが、本当にこれであってるのか、と自信のない
   状態でしたので、しっかり練習して正しい発音を身につけ、子どもた
   ちにも伝えていきたいと思います」
 
   ということでトレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート

  <30音との出会い>

  30音を知ったのは、1ヶ月前のことです。それまで、いろいろな教材を試
  しては続かず、もちろん英語力も伸びずに悶々とした日々を過ごしており
  ました。もう何年も・・・。

  きっと効率のいい勉強法があるはずだと、英語系のメルマガを多数購読
  し、その中で見つけたのが、Dr. Teruki様の
  「TOEICで920点を取った医師の英語勉強法」 でした。

  最初のうちは、「お医者様はやはり賢いからでしょ」という思いで、HPを
  訪れてはe-book 購入をためらっていたのでしたが、どうしても気になる
  のです。勇気を出して購入。一気に読みました。「これだ!この勉強法
  を信じて実践してみよう!」・・・感動と確信がありました。

  そこには、「まず音から入れ」とあるではありませんか。
  はっきり言って、それまで私は発音を重視していませんでした。
  「日本語英語だって通じればいいのよ。」くらいの気持ちでした。

  児童英語講師だというのに・・・。子どもたちにも、発音に自信のないまま、
  自分の解釈で教えていたのです。(恐ろしいですね〜)

  そこで紹介されていたのが、「UDA式」だったのです。すぐに、「UDA式 
  30音トレーニング」(DVD)と、「UDA式30音練習帳」(本)を購入。さらに、
  HPで発音トレーニングをされているのを知り、ご自宅が実家に近いこと
  もあり、即申し込み。トレーニングを受けさせていただくことになりました。


  <トレーニング当日>

  課題
 
  先生から事前に、「そっくり真似るように」と、9の課題文と、『「開く音」と
  「突き出す形」をできるだけものにしてから来るように』との課題をいただ
  き、少しは自分なりに練習したつもりでした。「開く音」も「突き出す形」も
  自分では、リスニングチェックをすると、まだまだ不合格だけど、口の形
  はできるようになったと思っていました。

  課題文の録音、ネイティブとの比較

  トレーニング開始と共に行ったのが、課題文の録音です。
  「リハーサルなし?」と思ったのですが、後から思えば、やったところで
  結果は一緒、というのがよくわかりました。

  録音終了。音声ソフトを使って、ネイティブの音との比較です。
  ここからです、本番は。

  波形ソフトを見ただけでも一目瞭然。
  ネイティブの波形は、なだらかな曲線の波形。私のはとげとげしく、ブチ
  ブチと途切れた波形でした。

  課題文の最初の文から、
  「あなたは英語の音を、途中から発音しています」
  「日本人には、普通に聞いただけでは、聞き取れない音があります」
  「一つ一つの音を丁寧に聞き取り、それを真似ると上達します」
  とのご指摘。

  先生の説明を聞いている私は、「は〜。」「へ〜。」「ほ〜。」の感嘆語し
  か発せられませんでした。おそらく私の口は開いたままだったでしょう。


  3.発声トレーニング

  いよいよ発声トレーニングです。まず、Sの音。自分では自信のあった
  音。しかし、先生からは「もっと強く、もっと速く!」を繰り返されます。
  OKの出た音は、かなり腹筋を使う、勢いのある音で、初めて体験した
  音でした。

  次に、「開く音」と「突き出す形」のトレーニング。
  発音をするたびに、無意識に首が振れてしまうらしく、
  「なかなかしぶといですね〜。」と、何度も、首を振らないようにと注意
  を受けました。そうは言われても、自分ではわからないのです。トレー
  ニングには、大きな鏡が必要ですね。
 
  O の音も自分では自信があったのですが、
  「あごが下がりすぎ、口に水を溜めるように、空間を作って」とのご指
  摘。ポイントは、あごを下げながら発音する変化する音であること。
 
  「突き出す形」は私はただ、唇をすぼめて突き出していただけ。
  ポイントはアヒルの口。マスターしてからは、自分のレッスンで子ども
  たちの前で披露。子どもたちは大爆笑です。

  でも大爆笑しながらも、気に入ったようで、はずかしがりながらも挑戦。
  r の発音でかなり盛り上がりました。

  そして、私の人生をも変える一言をいただいたのは、l、m、n のトレ
  ーニング中でした。これらの音は、私自身、どう発音していいのかよ
  くわからないし、「鼻と口に響かせる」ということが、どういう状態なの
  かが、よくわかっていませんでした。

  m の音を練習中に、つい口にしてしまった「難しい・・・。」の一言。
  すかざす、先生から、『「難しい。できない。」という言葉はタブーです。
  この言葉を発した時点で、自分にブレーキをかけてしまいます」
  この一言は、私に重く響き、今までの人生を、そして子育てをも反省
  させる一言でした。

  自宅に戻ってから、まず我が子に伝えた言葉がこの言葉でした。
  先生には、発音だけでなく、プラスの思考がいかに大切であるか、
  ということまで教えていただきました。

  心を入れ替え、練習後にOKをいただいたl、m、nは、かなり勢いの
  ある長い音でした。いずれも初体験の音です。この頃になると、先生
  のOKのサインが、うれしいこと、うれしいこと。自分でも、着実に身に
  つけつつあるのが実感できました。

  そして、最初に録音した自分の課題文を聞くと、大笑いするほどおか
  しなものに聞こえてくるのです。逆にOKの出た文を録音してみると、
  まるで別人のよう。実に英語らしいのです。


  4.声を鼻に響かせるトレーニング&ささやきトレーニング

  通じるだけではなく、より英語らしい響きにするために、声の響かせ
  方トレーニング。鼻に響かせる発声は日本語の発声とは異なるので、
  トレーニング前はまったくできませんでしたが、違いを知り、感覚を身
  につけると結構楽しめました。

  ささやきトレーニングも、自己練習中は、合っているのか間違っている
  のかもわからなかったのですが、初めに録音した課題文は、あきらか
  に、母音が強く、子音が弱い、英語とは逆転したものでした。

  そして、母音をささやくように、そして子音を意識的に強くすると、より
  英語らしくなりました。母音と子音のバランス、強弱のイントネーション
  を学びました。


  5.スピードトレーニング

  仕上げはスピードトレーニングです。
  全く聞き取れなかった英文を、速いスピードで区切りながら音読する
  練習をした後、もう一度、元の英文を通して聞いてみると、不思議です。
  ゆっくり聞こえるのです。リスニングの勉強法のこつを知りました。


  6.トレーニング終了
 
  時間にすると、3〜4時間位でした。
  たったこれだけの時間で私は変わりました。そして、近い将来、私の
  英語力は伸びると確信しました。

  今まで、英会話学校に何年も通い、夢であった児童英会話講師にな
  れたものの、実際の自分の英語力はまだまだ。このままではいけない。
  でもどうやったらいいのかわからない。早く今の状況から抜け出し、ネ
  イティブと対等に会話ができる程の英語力を身につけ、子どもたちに
  も自信を持って教えたい。

  そんな思いで、めぐりあった「TOEICで920点を取った医師の英語勉
  強法」。そして今回、私の発音だけでなく、私の人生までも変えるであ
  ろう、優しさと厳しさのあるトレーニングを行っていただいたUda先生に
  心より感謝申し上げます。

  最後に、今回ばかりは素早い行動をした自分を褒めたいと思います。


 My ひとこと
  Tenko さんの伸び悩みの大きな原因は、やはり、音を聞かなかったこと。
聞けば真似できる、というこつはつかんだようです。初めは細かく丁寧
に、そして量をこなせば自信はついてくるでしょう。声はとても魅力的!!

      
  
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