30 On Training Reports


  #53
日本のペギー・ヒルさんの場合 TOEIC 945  英検1級
  
  「全関西英語弁論大会第2位。
  ミシガン大学付属英語学校に1年在学。
  米国パサデナ・シティー・カレッジ 舞台美術専攻。
  (渡米経験は3年)

   

  TOEIC 945(リスニング満点) 英検1級 
  テレビ局某国際イベント国際渉外部1年勤務
  現在までに舞台裏方通訳多数

  単発的に通訳の仕事をしていますが、なかなか上達せず通訳業務
  経験の無い帰国子女の方々に大きく遅れを取っています。ニュース
  は理解しても、ドラマや映画の細かい部分まで理解できず、録画で
  何度も聞き返したり、最新のイディオムを覚えたり、本を読んだり、
  同通の練習を自己学習していますが、成果は芳しくありません。

  本当にせっぱつまっており、一日も早く受講したいと思っております。

  極端に発音できないというものはありませんが、間違って覚えてた
  り、慌てると汚い発音になったり、ネイティブの超スピードの日常の
  砕けた、スラング交じりのものには対応しきれません」

  ということでトレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート

  様々な学習と経験の末、行き詰った現在の私。
  これでいいのかと自問自答しながら、「勉強だけは続けなければ」
  と、自己流で続けて来ました。

  でも経歴や学習年数に増加に反比例するかのように、実力は
  下降線をたどっていきました。
  ある日の主人の一言、「こういう勉強法があるよ」に後押しされ、
  Uda先生の門をたたきました。

  様々な方の体験レポートを拝読しながら、皆さんも私と同じような
  問題に悩んでいらっしゃるんだと痛感しました。

                     

  「マイペースですね、我が強いんですね、何かをやる時に同時
  にブレーキをかけるんですね」の罵倒?と、私の発音が妙、と
  たたかれながら始まったレッスンは、終わってみれば、
  「目からうろこ」そのものでした。

  他の方のレポートをお読みになればその効果は改めて此処に
  記すまでもありませんが、全部本当です。

  自分の発音はいつの間にか、いろんな方のシャドーイングをいた
  ずらに続けたり、同通の練習を繰り返していくうちに、がたがた
  になっていました。それはやはり、基本に忠実に発音することを
  軽んじていたからだったと思います。

  音より、単語の持つ意味のほうに意識が集中し、加えて、客観性
  もどこかに置き忘れてきたようです。がむしゃらにやっていても、
  ただいたずらに時間が過ぎていくだけでした。今は初心に戻って
  基本を固めなおしています。音を聞く。それが遠回りのようでも
  本当の意味での早道だと思いました。

                     

  面白かったのが、先生が「体に無駄な力が入っています」とか、
  「物事への態度や取り組み方がそうだと疲れますよ」、といった
  言葉が、ヒーリングを学んでいる友人から注意されていた事と
  同じでちょっとびっくりしました。

  技術面のみならず、精神面でも軌道修正が必要だった様です。

  体に無駄な力をかけず、現在の自分を客観的に捕らえ、基本に
  素直に忠実に学習を続けていこうと思っています。もうやめよう
  と思っていた通訳の仕事への気力が少し戻ってきました。

  本当にありがとうございました。


                   日本のペギー・ヒル


 My ひとこと

”日本のペギー・ヒル”さんの英語は「音より意味優先」という我が国の英語教育
を反映したもの。頑張って上級者になったが、音の壁は残ったまま。

つまり、「ネイティブの超スピードの日常の英語」は、細部を聞き取ることができ
ない。その状態で、聞こえたように発音するので、いろいろな障害が出てくる。
しかし、大きく欠けているは音声面だけなので話は早い。

現状の詳細と対処策はお伝えしたので、本領発揮は容易になるでしょう。
今後どうなるか、楽しみです。

      
  
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