30 On Training Reports 　#47 kobe先生さんの場合 　TOEIC　915点 　　 　　「子供達になるべく正しい発音の英語を聞かせるようになりたい 　　英語に始めてふれるような子供達への発音指導の方法を学びたい」 　　ということでトレーニングとなりました。 　３０音トレーニング　体験レポート 　　私は現在、神戸市の公立小学校８校で英語の非常勤講師をしてい 　　ます。１年前に３０音DVDを購入した時、uda先生より、“子供達には 　　ま　ず「開く音」を教えてあげてください。”というコメントを頂きました。 　　が、子供たちの発音まで手が回らず２００３年度の授業が終わって 　　しまいました。　＜中略＞　夏休みに千葉県の南房総まで行ってきま 　　した。以下は当日の様子です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　時間通り列車が岩井駅へ到着し、先生の車でご自宅へ。 　　広〜い平屋の一室（仕事部屋＆このHPが作られている）へ案内され、 　　出された冷たい麦茶を飲む間もなく、課題文の録音に入りました。 　　結果は「なめらかなカタカナ英語」とのこと。 　　PCで波形を見せていただき、自分の発音とお手本を聞き比べる。 　　ん〜〜〜　私の英語は色気がない。 　　波形見ながら一音ずつチェックしていく。 　　「全部やり直した方が早いでしょう」と一言。 　　「あ、やっぱり…」と私。 　　まずは開く音、a o　からやり直しです。 　　o という字を見ると「オ」と反応したがるカタカナに汚染されてましたが、 　　脳への命令のやり直しは、大人の場合意識すればさほど難しいこと 　　ではないと感じました。30音DVDで独習していた時、o の口の形が 　　いまひとつわからなかったのですが、「口の中に水を溜めるように」 　　というアドバイスで、納得しました。いっきに明るい日が差し込んだよ 　　うでした。 　　また子供達にはDVDにもあるように、指を使っての練習を 　　（a の時は人差し指を、o の時は４本指を振り下ろす）単語の導入時 　　にやってみようと思いました。 　　次に a と u　の聞き取りです。まだまだあやふやです。 　　私の発音もあやふやなのでしょう。ここで課題文をお手本通りに仕上 　　げてくださいと言われ、uda先生は部屋を出ていかれました。ひとりで 　　PCの波形を見つめながら練習していると、「私の発音直らないかも…。 　　年だし無理かも・・・」と不安が襲ってきました。 　　uda先生自らいれて下さったおいしいコーヒーをいただき、しばしの休憩。 　　ここまで約１時間半、後半のトレーニングは子音が中心でした。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　school で子音の練習。 　　私が出すｓ の音は弱くて（自分では強く言っているつもり）なかなか 　　OKがもらえません。見かねてuda 先生が s！　 　　後ろに！マークがついてるくらい強く、スピードがまったく違います。 　　「そ、そんなに早いのね・・・」　これは一朝一夕では直らないので、 　　子音のスピードに関しては今後の課題ということに…。 　　また口の形の大切さを熱心に語っていただきました。 　　今回私にとって目からうろこだったのは、“ドナルドダックの口”の形。 　　sh ch j のとき口をとがらせていましたが、ドナルドダックの口は、両端 　　にもう少し力が入るようです。Amyさんの口の形が私の頭の中で鮮や 　　かによみがえりました。“ドナルドダックの口〜！”と叫ぶと、子供達も 　　楽しんでやってくれそうですよね。 　　子音はその他、響きの位置、ｌ の長さ、th（有声音）の振動。 　　ささやきトレーニング等、実際にからだが覚えるまでやっていただきま 　　した。そして再び課題文の録音です。「まだ母音が強いですが聞き返 　　されることはないでしょう」とのこと。この段階で最初の自分の録音を 　　聞くと、“なんて耳障りなの”という印象です。 　　「みんな（子供達）、ごめんね〜〜〜」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　* 　　帰りの特急まで３０分ほど時間があったので、映画の聞き取りを体験 　　するあのudaマジックを私もやらせていただきました。最初は got、all 　　くらいしか聞こえない会話のスクリプトを書いてもらい、ふたりの台詞 　　を２秒で言えるくらい早口で何度も練習します。そして同じものを再び 　　聴くと・・・スローモーション!?と思うくらい、ゆっくりはっきり会話が聞こ 　　えてくるではありませんか。 　　この効果は家に帰ってからも続いています。 　　DisneyチャンネルもCNNも曇りガラスが透明になったように聞こえます。 　　もちろん早口練習だけでなく、“できるようになった発音は聴き取れる” 　　ことを実感しています。 　　また、「発音矯正ではなく、英語の発音方法を取り入れる」というuda 　　先生の言葉はとても印象的でした。お忙しい中、時間を作ってくださっ 　　てありがとうございました。この体験を次世代に伝えられるよう、また 　　自分も英語を楽しみながら頑張ります。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　--　kobe先生 　My ひとこと 「公立小学校８校で英語を教えている」 kobe先生、話も直しも早い。 こうですよ、と言うだけでそうしてくださるので、リラックスしたトレーニングでした。 課題文 トレーニング前 「開く音」 aunt, car, box のアゴの下げ方が不十分。 トレーニング後 たちまちOK！ ８校の生徒さんの「英語」は大いに期待できます。 　　　　　　 　　 Copyright (C) 2005 Yutaka UDA. All rights reserved. 著作物の無断掲載、転載を禁じます。