30 On Training Reports


 #39
mango さんの場合
  

 「アメリカの大学に5年ほど留学しました。昨年、英会話学校で非常勤講師を始め
 ました。

 英会話を教えているのに、自信を持って発音を教えられません。
 でも、自分の経験から、発音やイントネーションがうまくなると、それだけで英語が
 うまく聞こえるし、勉強するのがぐっと楽しくなると感じているので、どうしてもクラ
 スに取り入れたいと思っています。

 将来は、発音だけを扱うクラスを開けたらいいなと思っています」

 ということでトレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート

 先日、発音トレーニングを受けました。
 
 トレーニングを終えてレポートに何を書こうかと考えていたのです
 が、私がUDAさんに言われたこと、感じたことはほとんどみなさん
 に言い尽くされている気がしました。そこで、私なりの反省を書い
 てみます。

 ■課題は納得いくまで練習していく

 私は思うように練習ができないまま当日を迎えてしまいました。
 当然、録音はひどく(ちゃんと練習していてもひどかったとは思いま
 すが・・)、いきなりボコボコにへこんでしましました。

 「筋力トレーニングですから」
 「必ずできるようになります」とUDAさんに励まされて気を取り直し
 ましたが、できることはトレーニング前にやっていかないと、時間
 がもったいないと反省しました。

 ■体験談に目を通していく

 トレーニングをしていると「本当にみなさんが書かれているとおり
 だな」と感じます。ひととおり体験談に目を通していったおかげで、
 実際にUDAさんのトレーニングを受けたときに、ピーンとくる手が
 かりをつかみやすかったのはよかったと思いました。

 ■DVDでは分からなかったこと

 (1) 開く音(Jackの"a"や、dogの"o"など)は、動きのある(途中で
   音が変化する)音であることは意識していませんでした。ちょっ
   としたことなのですが、これぐらいのことで発音は変わります。

 (2) 口角をしぼること、響かせる場所なども、意外と忘れがちにな
   るのですが、意識するだけでうまくいくことがあります。

 (3) DVDの子音の練習ですが、エイミーさんと同じぐらいではなく、
   自分が限界だと思っている強さの倍ぐらい出すつもりでちょ
   うどいいと思いました。

   これでもかというぐらい、恥ずかしいぐらいやってちょうどよかっ
   たです。鼻にかかる音も、自分では大げさすぎるぐらいかけて
   も録音するとちょうどよく聞こえます。正直、最初は半信半疑で
   したが、実際にやってみると、新鮮な驚きです。

                    *

 ここまで書いて思ったのは、結局、ちょっとした(でも実際はとて
 も大切な)「なるほど」の連続だったということです。

 分かることとできることにギャップがあり、そこは辛いところなの
 ですが、多くの方が「課題が見えた、方向が見えた」と書いてい
 らっしゃったのは、そういうツボが分かったということなのかと思
 いました。

 お近くの方は、少し間をあけて2度目のトレーニングを受けられ
 れば最高だと思います。

 UDAさんと、何度もお茶をいれてくださった優しい奥様にお礼を
 申し上げます。
 


 My ひとこと

mango さんは英会話の講師ということで、基準が辛めになります。
主な弱点はイントネーションと一部の母音。そして子音と母音のバランス。
このようにポイントはいつも通りです。

課題文
トレーニング前  もともと発音はしっかりしているので、どこが不服かと思われるかも
 しれません。問題は「開く音」。All, saw などのアゴの下げが不十分。

 ネイティブには分かりにくい発音です。

トレーニング後  上記を修正したもの。子音もやや改善。

ささやきトレーニング後  子音と母音のバランス、いい感じです。
      
  
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