30 On Training Reports


  #34
airmail さんの場合

  「以前アメリカ留学中に発音の問題に悩み、30音でマスターする
  英会話の本の方を購入。それで、発音の勉強をしていたのですが、
  やはりネイティブのような発音にはとうてい及ばず、無理なのかと
  あきらめていました。

  先日、ネイティブのような発音をする日本人の方に出会いました。
  聞くと私と同じ1年間の海外留学経験があるだけだそうです。
  (私も1年間、アメリカのWVに留学していました。)

  そこで、私にもネイティブの発音ができるようになるのではと思い、
  今回DVDを購入しました。と、同時に、

  ”発音もリスニングも、そばにいて指摘すれば比較的容易に上達
  します。しかし、それを教材としてまとめるとなると一筋縄では行
  きません。”

  とのコメントを読み、是非実際にトレーニングしていただけたら、
  と思いました」

  ということでトレーニングとなりました。


 30音トレーニング 体験レポート

 フェリー行きのバスを間違えてしまって遅刻するという、
 なんともばかばかしいミスをしながら始まったトレーニング。

 まずはじめに、自分の英語発音をチェックしました。
 自分ができていないのは、

 ・開く音と狭い音の区別がない。
 ・[i]と[i:]の区別が出来ていない。
 ・語尾の音が消える。
 ・単語と単語がぶつぶつ切れる。

  というものでした。そこで、トレーニング。

 まず私の問題は音を”適当”に聞いていると言うこと。
 自分で「この音が正しいんだ!」と思いこんでいるため、正しい発音を
 適当に聞いてしまい、自分の発音までもが正しいと誤解してしまうよう
 です。確かに、そうでした・・・

  特にひっかかったのが、
 "home"という単語。最後の[m]がどうしても発音できませんでした。
 1時間ぐらい練習をしても出来なかったため、宿題にしましたが、
 帰り道ぶつくさつぶやきながら帰ったら、(たぶん)できました。
 自分の「"home"という単語の発音はこれだ!!」という意識から
 抜け出せずに、どうしても[ou]を強く発音してしまい、結果[m]の発音
 が出てこなかったみたいです。
 (今度、確認させてください。)
 Amyさんの発音とそっくりになったとは思っているのですが・・・

  そして、"Jack"の開く音。
 いままで開く音と狭い音の違いが理解できていなかったことが判明
 しました。これも自分で勝手にできていると思いこんでいたようです。

  また、"visit" の短母音の[i]の発音。
 どうしても[i:]と、長母音の発音にしてしまうことが判明しました。
 意識すると発音できるのに、違うことに意識するともとに戻る。

  The king told Jack to visit my home.

 という文をひたすら練習したのですが、
 意識しなくてはいけないことが多すぎて、大変でした。

 ひたすら練習して、(コンピュータでの合成もいれて!?)
 「よくなったでしょ」と言われましたが、
 どっちがいいのか実はよくわかってなかったあたり、まだまだ
 練習が足りなそうです。

 量より質!!
 をモットーに一つ一つをしっかり聞いて練習したいと思います。

                   *

 その他、注意するところ。

 ・[l], [m], [n] の発音をもっと練習する

 ・胸に響く音にする。
  (私は「テナー歌手になる!」が合い言葉になりました)

 英語教師になるためにがんばります!!
 


 My ひとこと

airmail さんの問題点は、軽く知的に理解して、そこで止まってしまうこと。知識と
実践のギャップが大きく、一つ一つにずいぶん時間がかかりました。
明確な目標を持っているので、今後は「量より質」をたっぷり実践してくれるで
しょう。期待しています。


      
  
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