ゆっきーさんの音読アドバイス(2)                

 ゆっきーさん
 「中学レベルの英語」についてアドバイスをしてくれました。
  とても参考になります。

Q  判断はどうする?

 (てんてんてまりさん より)

  いつになったら中学レベルの英語で
  読み書き+聴いて話すことが自由自在にできると
  自分で納得がいくようになるのか。

  なんだか言いたいことがうまく表現できないのですが、
  英語学習をしていて悩むことはけっきょくはこの2点です。

  ・どの時点で次のステップに上がろうと判断できるのか?
  ・そして自分で下したその判断は果たして正しいのか?

  皆さんどのようなときに進歩したと実感されていらっしゃいますか?


 (まゆろうママさん より)

  私も同じことで悩んでいました。
  いったいどの時点で「中学英語レベルの英語がマスターできた!
  と自分で判断できるのか?】

  私もみなさんの自己判断基準、ステップアップの目安を
  ぜひお聞きしたいです。


A  区別しましょう!-- ゆっきーさん

 「中学レベルの英語」という言葉は、範囲としてはあいまいですよね。

 「中学校の教科書に出てくる表現および単語」と考えるのか、
 「中学校の教科書に出てくる表現・単語と、それらの組み合わせ
 による表現」まで含むと考えるのか。

 ただ、これらを区別してとらえると、
 今モヤモヤしている部分がクリアになるのではないかと思います。

 例えば前者ならどうでしょう?
 教科書なり、その他テキスト、問題集を使って、自己チェック
 できそうですよね。

 問題は後者です。
 日常会話や映画のセリフなどにも、中学校で習う単語や表現は
 出てきますが、動詞も他の単語(例えば前置詞など)との組み合
 わせによって表現はドンドン広がっていきますよね。

 これら全ての表現をものにしようとなると、
 中学校レベルと呼ぶべきかどうか・・・。

 なので、私のとらえ方はこうです。

 まずは
 テキストなどに出てくる表現・単語(そのもの)を使いこなせる
 ようになる。

  ex. 日本語訳を見て、即座に英語での表現が
     口から出る & 書ける状態。


 それを土台にして、表現の幅を広げる。
 言いたいことを英語で表すために必要な表現を身につける。

 表現の幅を広げるために、
 今、中学校の教科書を使っているならもう少し手ごたえのある教材に
 取り掛かるとか、映画やドラマを取り入れてみる、
 文法も大学入試レベルのものも復習してみるなど。
 方法はいろいろあると思います。

                  

 中学で習う内容そのものは、これから表現の幅を広げていく上での
 「土台」だと思います。それが身についていないと応用も出来ません
 し、次に進むべきステップも見つかりにくいとおもいます。

 そういう意味で、「中学レベル(中学で習う内容)」というのは
 スタートにあたっての1つのクリアすべき目安ととらえてはいかが
 でしょう?

 「中学レベル」というのも
 「もっと英語が口からスラスラ出てくるようになりたい」
 という、やや「あいまい」な目標から生まれた基準だと思います。

 どんな内容をどの程度まで表現・理解できるようになりたいのか、
 など目標を明確化すれば、
 「中学内容」を土台として、足りないと感じるものを補っていける
 のではないでしょうか?