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今回は、中学英語を補強する問題集について説明します。
基本的な文法を忘れてしまった方、やり直したい方は
活用するといいでしょう。
教科書の長所は必要な要素が効率よくまとめられていること。
弱点は、
1.量が少ない。
ページをめくる度に新しい要素が入ってくるので、
覚えたものを使う練習が不足する。
2.文法的な説明が不十分。
最近、中学校では文法用語をあまり使わない。その方が
上等な教え方らしいが、覚えたものを整理しにくいし、応用
が難しくなる。
「発音や文法などは気にしない。明るく楽しく異文化に触れ
ましょう」が基本方針とのこと。
そういう授業では、気楽に英語を教え、学ぶという気持ちに
はなれても、ますます実用性からは遠ざかるでしょう。
I am a バード.
「鳥は英語でバードと言います」
--- バードと発音して、鳥だと分かるのは日本人だけです。
中学1年生は主語も動詞も、「習ったことがない」。
中学2年生は不定詞、接続詞も知らない。
だから、英文の意味は見当がついても、仕組みが分かる
ようにはならない。小中学生は自衛策を取る必要があるで
しょう。
■自衛策は問題集
教科書と併用したいのは、高校受験用の問題集です。
文法で整理してあるものが多いので、そういうものを選んで
ください。
■問題集の使い方
使い方のポイントです。
問題集は、たいてい解説から始まります。
こういう内容はこういう形で表現する、というように、英文の
仕組みを理解してから練習問題に取り組んでください。
「三人称だの前置詞だの、頭が痛くなる」、という用語拒絶症の
方は、そういう思いは錯覚で、「用語が英語をものにする道具だ」、
と思い込んでから取り組んでください。実際その通りだからです。
問題は次のように練習します。
1.即答する。
一読して答が分からない場合には、すぐに正解を見て、
正解を文で覚える。英語は漢字と同様に、知らない
ものはいくら考えても答は出ない。
2.正解を言う。
1〜2ページごとに正解をスラスラ言えるようにする。
慣れたら黙読でもOK。
難問には問題番号にマークを付けておく。
3.ノートに書く。
問題集には答を書き込まない。
書く場合にも、頭の中には正しい発音とイントネーション
を響かせる。
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ここまでしっかりやると英会話の道が見えてきます。
ふと見かけたネイティブ に声をかけたくなるかも知れません。
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