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30音トレーニング

ぷらむさん体験レポート



     ぷらむさんはTOEIC840点、今は900点をにらむ実力者。
     発音も初めからノドの共鳴音はネイティブ並なのに、イント
     ネーションがマイペースで、どうもアンバランス。

     しかも、テープ診断をくり返しても、メールを頻繁に交わしても、
     ちょっとしたところが治らない、という珍しい人。
     気の使い方がどこかユニークなんです。

 
   




    
    昨年9月の初診断から4ヶ月。
    当時「Best5に入る」と言われ、さらに2回のテープ診断、70数
    通のメールのやりとりを繰り返したにもかかわらず、

    「時間の経過からすると停滞している、と認識しても良いようです」
    ということで、ついに南房総まで呼び出されてしまいました・・・。

                          

    トレーニング。
    まずは、課題文を録音。

    指摘事項は、今までのテープ診断と同じく、

    1) R、Lがおかしい。
    2) ムラがある(同じ音でも出来てたり、出来てなかったりする)
    3) 鼻音がない。
    4) 単語、文の後半で息のスピードが落ちる。

    次にビデオでネイティブの口の形をチェック。

    ・「基本形」(唇の両端に力を入れる)
    ・「開く音」(三角形)
    ・「R」(タコ)

    特に、Rの形は30音の本から想像していたものと違っていたの
    で驚く。

    さらに、30音の「アルファベットはどんな音?」で、
    個々の音が出来ているかをチェック。

    R、L以外はだいたいお許しをいただく。


  Uda: 個別の音はみんないいじゃないですか。
      文になるとちゃんと出さないのが不思議です。         

 ぷらむ: いや、やろうとしているのですが・・・

  Uda: 本人がやらなきゃねぇ。


                          

    弁当で腹ごしらえをした後、欠点の矯正にはいる。
    息のスピードが落ちるのを再三指摘され、一生懸命声を絞り
    出す。うーん。肺活量がないのか????

    また、鼻音を出すため、今回はノドの開きを無視して、
    とにかく鼻にかかった声を出すことにする。

    さて、問題はL



     は ウよりもオにし、息のスピードを落とさず、しっかり鼻で    
         うなることで解決。

     は 「タコの口」を頭に描きつつ、いろいろやっているうちに
         突然わかる。

      ※「タコの口」とは下唇を突き出し、正面から見ると
       8の字形の唇。Broken Arrow のお奨めシーンで
       確認して下さい。


                     
   Uda: それそれ、その響き。Rを感じました?

 ぷらむ: ええ、感じました!!


    ほっとした二人は、しばし「Udaさんの城」で雑談に突入してしまい
    ました・・・。

    最後は、イントネーションに気を付けながら、課題文を再び録音し
    て終了。
    ああ、疲れた。
    次の日、肩は凝ってるし、ノドは痛いし、ずいぶん余計な力が
    入っていたのですね。

                          


    「誰が聞いてもネイティブにしか聞こえない!」というレベルには
    今一歩ですが、個々の音はほぼマスターでき、鼻音も出るように
    なってきたので、あとは、

    1) コンスタントにできるようにする。

    2) イントネーションに気を付ける。
       (変なところでブチブチ切らないようにする)

      を念頭に、精進していきたいと思っています。







 トレーニング中に「あー疲れた」と明言した初めての人。 
 でも、いいになりました。あとはいろいろなイントネー
 ションを覚えればいいようです。
 



      ぷらむさんの追伸

      鼻とノドに響かせるには、息のスピードって重要なんですねぇ。
      ムラがあるのは、息の勢いが落ちるのも理由の一つなんでしょう。

      調子のいいときは、鼻とノドにビンビン響いています。

      ちょっと疲れると(または油断すると/姿勢が悪いと)、口先で声を
      出してしまって日本人に戻ってしまいますが・・・。
      無意識に出来るようにならなければ。





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