UDA's Homepage

30音トレーニング

岡田さん体験レポート

ハイテク関係のお仕事をしながら、教員の免許を
持っているという方です。声は芯がはっきりしてい
て小気味いいリズムを持っています。





   先日は長い時間おつきあいいただきありがとうございました。           
   あれ以来進歩の跡を探していますが、なかなか急には向上せず、
   ちょっと失意の日々です。英会話があったので、発揮できるかなと
   思ったのですが、まだまだ全然です。

   ただ、ヒアリングは向上したと思います。妙に子音が良く聞こえる
   ようになったのと、LR の差を感じるようになりました。

   コーヒーとてもおいしかったです。
   ご家族総出で協力していただきまして、ありがとうございました。

   10:30から17:30の7時間、休憩の1時間を抜いても、6時間のトレ
   ーニングでしたが、6時間があっという間に感じるほど、集中して
   いました。しかし、根が頑固なためなかなか「喉を開く」を実践す
   ることができませんでした。悔しい限りです。

   発音診断で指摘された点と、自分がつかんだ感覚など、思うまま
   列挙致します。

                      

   トレーニング前の状態

   ・息を強く吐く発音が、すべて弱い。息を強く吐けない。
   ・鼻音、共鳴音がない。
   ・喉が開いてない。
   ・語尾の子音を発音しない。
   ・イントネーションが平板。


   トレーニング後の状態
   (語尾に「気がする」をつけて読んで下さいね)

   ・息を前より強く吐くようになった。
   ・鼻音は、感覚的には口腔の奥で響かせると、鼻にも響かせ
    やすいと思った。

   ・ の発音の際、トレーニング直後の自宅練習にて鼻がぶる
    ぶるしていることを少し感じた。

   ・共鳴音については、残念ながら自分の体でつかむことができ
    なかった。テープを聞いては、比較対象があると分かる程度。

   ・喉の開きも、体感はできず、伸びる声が出ているときが開い
    ているのだと思うのだが、あまりよく分からないかった。

   ・イントネーションは、初回の録音に比べれば、ましにはなったが、
    依然として強弱がないしゃべり。聞けていない事実は分かった
    ので、これからはイントネーションに注意を払って聞くようにする。


   今後の課題

   レッスン開始のときに聞かせていただいた、高校生の女の子の
   進歩を録音したテープが衝撃的で、自分のトレーニング前と後の
   テープには正直がっかりしました。

   どうしても直せなかった語尾の発音を省略してしまう癖は、帰宅
   後ラジオ、テープなどを聞いて、語尾も発音がされている(当たり
   前ですね)ことを再度確認したので、もう省略はしないと思います。

   省略してしまうのには、自分が聞き取れていないため、聞こえて
   いるように再現しようとする気持ちが根深かったのだと思います。

   残る課題であった共鳴音を知るため、声を低めに出したり、喉に
   手を当ててみたりと試行錯誤中ですが、その最中に鼻音で鼻が
   震えているに気がつきました。ちょっとうれしい発見です。

   イントネーションに関しては、シャドウイングをしない、文章を聞き
   取るのではなく、音の強弱に着目する等で改善して行こうと思い
   ます。
                      
   
   今回すごく悪癖だと思ったのはシャドウイング。
   あとそのせいだと思うのですが、聞き取ろうとすると、自分の発
   音が頭に響くことです。このフィルターを取り払いたいと思うので
   すが、なかなかうまく行きません。今は音そのものを聞き取ろう
   とすることで、そのくせをやめようとしています。

                      

   トレーニングの休憩中、英語教育についての話が出た際、中学
   校教諭の免許をもっていることを告白してしまいましたが、考え
   てみれば、オーラルの試験がないことは問題ですよね。試験が
   あったとして、果たして先生の先生になれる人がどのくらいいる
   のか、多いに疑問ですが。

   他の体験レポートでも良く出ていますが、Uda さんの耳の良さに
   は驚きました。鼻の上の方の鼻音と、下の方で出している鼻音
   を区別できるなんて、人とは思えません!

   人生やり直したいと思ったことはありませんが、英語に関しては
   今回 Uda さんの元で、小学生からやり直してみたいと思いまし
   た。そしたら、楽なのに。

   共鳴音が出せるようになったら、もう一度テープを送ります。
   千葉にもまた伺わせていただきます。次は、世間話ができるよ
   うな余裕があるといいなぁと思います。

   では、本当にありがとうございました。






■ 恵まれた声質ですが、共鳴音が課題です。いろいろ試して下さい。
新しい方法を取り入れると、あっさり解決するような気がします。





   (そして5日後)

   CDを聞きこんだところ、音が聞き分けられるようになりました。
   特にLR ははっきり違うことが分かりました。

   私は


   L の初めの方のうなりで判別します。

   R は単語の初めについていると「ぅう」という巻き舌からのうな
   りがでますが、単語途中、あるいは最後に R がついていると、
   最後のうなりの方で判別しやすいですよね。

   しかし、Lの発音はどこにいても必ず最初にうなりがあるので、
   Lだなと判別できます。
   もやもやしたものがあると大体Lですね。



   判別できるようになってから、口内のどのあたりを使って音を出
   しているのか、分かった気がします。今度、音声学の本で確認
   してみようかなと思ってます。

   R は、うなりができるようになった(?)ので、あとは最初の口の
   形によって、

   or, ar, sir の音(文字がないので sir の音です)

   を区別して発音すればいいんだと理解しました。
   あってます?

   あと、「kw」という発音が意外にできないことが分かりました。
   W は難しいです。あと、MとNも難しい!

   でも、最近は自分が楽器になったようで、とても楽しいです。
   いろんな音が出せるんですね。人間て。感動です。





 / 体験レポートもくじ /