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30音トレーニング

       なおみさん体験レポート


    


     「アメリカにきて2ヶ月たちましたが、英語の方はまだまだで、
     この冬休みは家族夫婦で、「30音ビデオ」を使って発音の
     特訓をしようと計画しています。

     「私の直接トレーニング受講の一番の目標は、リスニング力
     の向上のための発音の習得です。

     というのも、現在、来年9月からの大学院留学をめざして、
     アメリカでTOEFLを受けているのですが、何しろリスニングの
     点が悪く(50問中30〜35問正解位)、目標の点に届きませ
     ん。

     日本に居るときから受けていたので、かれこれ1年近く
     受けつづけているのですが、それにもかかわらず・・・です。」

     ということで、一時帰国の機会にトレーニング、となりました。


  

     




      こんにちは。

     先日はさんざんお世話になっておきながら、お返事が遅くなり
     まして、本当に失礼致しました。あのトレーニングの後、
     「知恵熱」でしょうか? 体調を崩してしまい、1週間程前にこ
     ちらに戻ってきました。

     2月から、学校に通い始めたこと+出願の準備でバタバタして
     しまい、体験記を書くのがすっかり遅くなってしまいました。
     本当にすみませんでした。

     さて、以下は体験記です。


     トレーニング受講の動機

     今回、私がUdaさんのトレーニングを受けようと思った一番の理
     由は、リスニング力の悪さを何とかしたいという思いからでした。

     留学のために、1年位前から TOEFL を受験していたのですが、
     リスニング力がともかく悪く、更に愕然としたのは、去年の10月
     からアメリカに来て暮らし始めているにもかかわらず、一向にリス
     ニング力が良くならないことでした。

     「このままでは、いつまで経ってもずっと聞き取れないのではない
     か」と不安になり、藁にもすがる思いでリスニング教材を探してい
     たところ見つけたのが、30音トレーニングのビデオと本でした。


     トレーニングを受けるまで

     去年の年末にビデオと本を入手し、それからトレーニングを受ける
     1月中旬まで、自宅で毎日2時間位づつビデオを見ながら、発音の
     特訓をしました。いえ、正確に言えば、特訓した"つもり"になってい
     ました。というのも、きたるべきトレーニングまでに、全ての発音の
     仕方や、イントネーション、あわよくばリダクションまで終らせて、先
     生にチェックしてもらいたいという焦りから、一日にビデオ全体を通
     して見ながら発音することをひたすら繰り返すという、機械的な練
     習をしてしまったからです。


      体験レポート初日

     トレーニングは、日本への一時帰国に併せて、1泊2日でお願い致
     しました。
     Udaさんのお宅着くと、まず、現段階での発音の完成度をチェックと
     いうことで課題文のを読む様よう指示されました。この課題文は既
     にやったことのあるものばかりでしたが、私はここでいきなり躓きま
     した。全然スラスラ読めないのです。

     原因は後述しますが、Udaさんの第一声は
     「この発音じゃあ、アメリカで生活していて(聞き取れなくて)辛いでし
     ょう」というものでした。
     「本当に、そのためにこのトレーニングを受けにきました」と笑って
     答えたものの、あまりの発音のできなさに自分でもショックでした。

     今までいかに適当に練習していたかが、このときになってようやく
     わかりました。
     息を鼻に響かせて発音することから始まり、子音の発音の仕方、
     母音の発音と、一つ一つを段階をきちんとマスターしていなかった
     ため、ちょっと長い文章を発音するとボロボロでした。

     特に指摘されたのは以下の点でした。

     1.息が鼻に響いていない。
     2.単語レベルで子音母音が正確に発音できていない
       (特に子音が聞こえない)。
     3.イントネーションが不自然で、文章が途中でブツブツ切れ、
       聞き取りにくい。
     4.発音のスピードが遅い。

     まず、息を鼻に響かせて発音する練習からスタートしました。
     家でたっぷり見たはずの30音のビデオを先生と一緒に見た後、
     口の形、息の出し方など、実際に何度も発音してチェックしてい
     ただきました。

     このトレーニングで、私は「息が鼻に響いた発音」とはどんな発
     音かを初めて体験しました。これまでに30音のビデオは何回も
     見ていましたが、自分でどうやって発音すればいいのかわかりま
     せんでした。

     実際に「発音できているか」をチェックしてもらい、発音の仕方を
     色々な表現で説明していただいて、ようやく「これが鼻に響く音
     なのか!」と理解できました。
     しかし、理解することと、自分で発音できるようになることはまた
     別のことで、1日目は「単語によってはたまに響く」レベルで終了
     しました。

     「明日、また課題文をチェックしますからよく練習しておいてくださ
     いね」と言われ、シーズンオフで貸しきり状態の民宿に戻ってか
     らも、一人大声を張り上げて練習を続けました。


      体験レポート2日目

     前日同様、「まずは課題文をやってみましょう」ということで、再度
     チェックしていただきました。Udaさんは「うーん」とおっしゃったま
     ま、どう言っていいものか言葉を選んでいらっしゃるようでした。

     ところどころ、単語レベルでは前よりいくらかマシになってはいたよ
     うですが、文章レベルでは相変わらず「まだまだ」だったようです。
     なかなか上手く発音できないもどかしさに、自分でも嫌気がさして
     きましたが、
     「今までやったことがない方法で発音するんですから、マスターする
     のに、ある程度時間がかかるのは当たり前」と慰められ、再度課
     題文にひたすら取り組みました。

     結局2日目の午前中まで課題文に取り組みましたが、「どうにかな
     った」といえるレベルまで到達することなく時間切れとなってしまい
     ました。他の体験記では、皆さん「何とかなった」レベルまで到達さ
     れていたので、「ここまで上達しなかったのは私が初めてだろうな」
     と情けない思いをしつつ、「でも、そもそものレベルが他の方達と自
     分では違うのだから」と思いなおし、アメリカに戻ってまた一からや
     り直す覚悟を決めました。

     一つ一つの発音をマスターすることがいかに重要か、本当に身に
     しみた2日間でした。

     奥さまの美味しいお料理と楽しい会話でしばしくつろいだ後、午後
     は、映画を使って聞き取りの練習の仕方を教えていただきました。

     ここで私は目からウロコが落ちるような体験をしました。上述の通
     り、私はリスニング力が無いのですが、あるセリフを非常に早いス
     ピードで自分で発音できるようになった後、再び同じセリフを聞き
     返してみると、不思議なくらい一つ一つの単語がハッキリと聞き取
     れるのです!!

     私は今までTOEFLの勉強などの際、逆にテープを早く再生し、それ
     が聞き取れるか練習したりしていましたが、それは「間違った勉強
     の仕方」でした。

     30音の本で指摘されている通り、
     「ネイティブと同じような速さで正確な発音できるようなると、リスニ
     ング力が伸びるというのは、こう言うことなのか」と、理屈抜きに実
     感できた貴重な体験でした。


      トレーニングを受講して

     もし、このトレーニングを受けようと考えていらっしゃる方がいれば、
     私のようなことにならないためにも、トレーニングを受ける前に是
     非とも30音のビデオや本を使って、一つ一つの発音を正確にマ
     スターする練習をしておくことをお薦め致します。

     一つ一つの発音が未完成だと、いくら先生のトレーニングを受けた
     ところで、たった2日で正確な発音に辿りつくことは難しいからです。

     結局、息の出し方スピード、子音、母音、イントネーションと、段階を
     踏んで徹底的に鍛え直すこと以外に、発音とリスニングをマスター
     する道はないことを身にしみて感じました。

     「毎日真面目に練習する人が一番伸びますから、これからも頑張っ
     て下さい」と、励まされたことを思いだし、今は少しづつ取り組んでい
     るところです。

     これからは、もっと腰を据え、粘り強く練習を続けていきたいと思い
     ます。 最後になりましたが、お忙しい中トレーニング大変ありがと
     うございました。そして、これからもご指導宜しくお願い致します。






     

    ■ 事前に届いたテープは、本当に「30音ビデオ」でトレーニングした
    のかな、という意外なもの。聞けば、ビデオを初めから最後まで流し
    っぱなし。それを何度もくり返していたそうです。

    一音ずつものにしてから次に進まなくては!
    
    ともかく、基礎はできたので今後に期待をしています。




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