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30音トレーニング

Kenさん体験レポート

外資系の会社に勤める Ken さんはリスニングが苦手。
でも会議はネイティブと英語、ということでトレーニング
することになりました。

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   先日、Mさんと二人でレッスンを受けてきました。
   これまで体験談を書れた他の方ほど劇的に良くなる、というわけ       
   にはいきませんでした。それでもレッスンの最後に
   「かなり良くなりましたね」と言って(慰めて?)いただきホッとし
   ています。
                       

   まず、お宅に着いてすぐに例文を録音したのですが、いきなり
   「CDを聞いてきましたか?」とたずねられました。もちろんそれ
   なりに聞いては来たのですが、
   「CDの通りにマネしてないですね」。
   確かに個々の音にだけ気をとられ、イントネーションまでは余
   裕がありませんでした。

   イントネーションは「音楽で言えばメロディに相当する」とのこと
   で、とすれば私は英語「音痴」ということでしょうね。

   本の中のイントネーションの説明(119ページ)で、
   「“/”の区切りは一呼吸おくという意味ではなく、
   そこでイントネーションが変わるという意味」だそうです。

   また、リスニングでも
   「個々の単語を追いかけるよりはイントネーションで流れをとら
   えることがコツ」だそうです。英語での会議の場で、聞き取れ
   ずに苦しんでいる私には良いヒントになったように思えます。

   他に指摘された主な点は、

   (1) 声量が小さい

   自分では普段の日本語のボリュームでしたが、
   「恋人同士がささやき合うくらいの声量」と指摘されたのには
   驚きました。

   トレーニング終了時にはノドが少々痛くなるくらい大声でしゃべ
   るようにしましたが、もちろんネイティブがいつも大声を張り上げ
   ているわけはないはずですから、これは
   「子音が弱い(遅い、明瞭でない)」ということなのでしょう。

   一方、一緒にレッスンを受けていたMさんは
   「母音が強すぎる」と言われ、二人が対照的でした。
   いずれにしても、子音と母音のバランスが大事、と理解しました。


   (2) R の音が出ていない

    car などで を出そうとすると、唇がしまりすぎて「カウ」になっ
   てしまうのです。
   「下唇はこう」とやって見せてくれたのですが、なかなかうまく
   できません。

   「まあ、R は帰ってから気長にやって下さい」と慰められました。
   帰りの電車の中で「こうかな?」とあれこれ口を動かしてみてた
   んですが、気が付くとまわりの乗客が変な顔をして私を見てい
   たのには参りました。


   (3) 単語の語尾が消えている

   私は単語の語尾を落とすクセがあり、好ましくないとのこと。
   「略していい語尾と、発音した方がいい語尾の区別」が必要な
   ようです。

   スーツを着たチャンとした人は、キッチリ発音していることをビ
   デオで確認し、少々驚きました。
   (t など、音は出ていなくても舌先はt の位置に行く)

   また、ネイティブは、発音しない時でも口の両端に、軽く力が
   入っている感じ、ということもビデオを見て分かりました。

   トレーニング中に何度も
   「考えすぎないように。CDをそっくりマネるように」と言われ
   ましたが、余計なことを考えて、なかなかうまくいきません。
   (頭の固いオジサンには、ちょっとムズかしいことかな?)

                       
             
   それにしても Udaさんの中学生の生徒さんの発音の見事さには
   驚きました。1つ1つの単語の中でも、微妙にイントネーションを
   変化させているから「ネイティブっぽくなる」ということでした。
   そのレベルに行くには大変そうですが、それにしてもすごいもの
   です。

   レッスンの中に、ホームページや本では触れられていないけれ
   ど有益なお話がかなりありました。「続編」の出版を心より期待
   しております。

   今回を第一歩として、地道にコツコツやっていくつもりです。
   また、状況をメールさせて頂きますのでよろしくお願いします。






リスニングのコツはお伝えしたのですが、適当な教材が
なく、やや気がかりです。

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