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30音トレーニング

       小泉先生体験レポート


    


     高校で英語を教えている小泉先生は、学校が夏休みに入った頃

     ”30音”で発音矯正しているが、やや発音が気になる。夏休み中に
     トレーニングを、とご希望。

     何とか日程を調整し、夏休みの最終日にご来宅、となりました。



  

     




    私はある千葉県の高校の教員です。

    先生との初めて出会いは奇遇でした。
    ある英語の研修会で茨城の高等学校の先生が「30音でマスターする
    英会話」を授業で使っていました。

    「これはいい」と思い学校のインターネットで探してみようとして資料を見
    ていたところ、恥ずかしながら鵜田先生の「鵜」という漢字が読めなく、
    教務主任の先生に聞いみたところ、
    「それは俺の友達だよ。」というのでびっくりしてしまいました。

    それからその先生に連絡を取っていただき、ご自宅に出向いたのが初
    めての出会いです。

    私は東京の2流の大学のE.S.Sに入っていました。
    そこでディベートをやっていました。発音はそこでかなり鍛えられたので
    多少自信はありました。ただ、教員をやっているうちに発音も自分流に
    なってしまっているようで少し心配になっていました。

    直接トレーニングを受け、自分の発音等の問題点を鋭くしていただき、
    これからの学校における発音の指導のヒントをいただき本当に感謝して
    います。

                        ---

    前置きはこれくらいにして、実際先生に指摘されたことを、レポートして
    みたいと思います。まず、課題文を読んでところ、発音以前の問題として
    イントネーション、息のスピード、そして口の形の3つを指摘されました。

    子音については、大学時代かなり子音の矯正をしたので子音の強さには
    自信があったんですが、強さではなく、そのスピードが遅いことを指摘され
    ました。 これについては何とか意識することで直すことができると思います。

    口の形については、「あ」の口をして「う」はいえないということでした。
    このことは全く気づきませんでした。現在、注意はしているんですが、しっ
    かり直っているかちょっと自信がありません。 

    イントネーションと発音に関しては次のようなことを指摘されました。

    1.イントネーションが不自然

    これは私にとってかなりショッキングでした。
    というのは、このイントネーションが悪い原因の一つに、文意を考えて読ん
    でいないということがありました。
    正直言いまして、私は文章を読むときに、結構文意を考えずに読んでいる
    ことがあり、自分のわるい癖を鋭く指摘され、これは本当によく考え直さな
    ければいけないと感じました。

    また、もう一つの原因として、不自然なイントネーションができあがってしま
    っているということでした。これは、学校で文を読む時に、自分なりに読ん
    でいることが多く、妙なイントネーションができあがってしまったものと思い
    ます。


    2.Rの音がでない。

    私がRの音を教わった時には、下を丸めて口の上につけないということで
    したが、先生のやり方では舌を丸めずに、鼻に響かせた「n」の音に結び
    つけるということでしたが、なかなか直せずにただいま学校で猛練習中で
    す。


    3.共鳴音がでない。

    これはVIDEOで見て、口だけではなく、のどと鼻に響かせた音も一緒に出
    すことがはっきりわかりました。
    ただ、今までこういう音を意識して発音したことがありませんでした。
    今、一生懸命練習中です。


    4.狭い音と開く音の区別があいまい。

    母音を発音するときに、狭い口で発音する音と開いて発音する音を区別す
    ることができていない。これを逆に発音していることがありました。


    5.文の区切り方が悪い。

    主語の後で区切ってしまったり、おかしなところで区切ってしまうことがあり
    ました。
    「それは英語の先生に多い悪い癖ですね」と指摘されました。
    確かに生徒に音読させる場合、かなり短く文を切って発音することが多く、
    これが悪い癖になっているようです。


    6.音の区別があいまい。

    bird, third, sir の音はみんな同じ音なのですが、皆それぞれ違った音を出
    していました。これまで、確かに曖昧母音はかなりいい加減に発音してい
    たように思います。

    その他、
    bringの音がでていない。気をつけてはいるんですが。
    homeの音を開いた音で発音していました。
    forなどの前置詞を強く発音してしまっている。
    リエゾンができていない。まだほかにもたくさんあったと思います。


    特訓の成果は

    1.自分で間違っていた発音を意識して直すことができるようになったこと。

    2.文意よく考えながら読むようになったこと、などです。

      (30音のビデオは見次第すぐにご報告させていただきます)

    以上、直接トレーニングの報告ですが、これを書くまでかなり時間がたって
    しまっているため、記憶が薄くなっていて、指摘されたこととは違ったことを
    書いているかもしれません。そういうことがあれば、またご指摘ください。

    また、ネイティヴの発音にはまだまだほど遠いわけですが、「30音」の本だ
    けではわかなかったことがよくわかり、これから直していかなければならな
    いところもよくわかり、学校での指導においても生かしていこうと思います。

    トレーニングの後、すぐ新学期が始まり、1歳8ヶ月の子供の世話をし、女
    房がおなかが大きくなっているためなかなかレポートを書けず、また報告
    の内容も稚拙なため申し訳ありません。ご了承ください。


     <そして翌日>

     追伸:直接トレーニングの成果で1つ重要なことを落としていました。
         それは特に「30音」を一通りやったあとに感じたんですが、
         ”知っている単語がかなりはっきり聞こえるようになった”ことです。

         重要なことを忘れてしまっていました。
         では、またよろしくお願いいたします。







     

    発音はだいぶ修行されたようでしたが、
    耳にする英語をむやみにリピートするクセと、文をぶつぶつ細切れにする
    イントネーションが問題のようでした。

    映画の台詞は”概ね聞き取る”リスニング力があり、ご自分でチェックで
    きるのですから、安心でしょう。
    教室で教えながらトレーニングできるのはいいですね!!



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