30音トレーニング
大竹先生の近況
新学期が始まって、また忙しくなってしまいました。 授業の準備や教材開発などに追われて、勉強する時間があま り取れないのが残念です。 発音に関してのその後の変化を報告します。 以前は、授業などが連続して、肉体的に疲労してくると英語の 音が出にくくなる、あるいは発音が著しく劣化する、という現象 が見られたのですが、これがほとんどなくなりました。体調に関 わらず、英語の音は安定しているようです。 Udaさんから2度目の指導を受けて、しばらくしたらこうした状態 が訪れました。 - - - 次に [R] と [L] の識別が文脈に頼らなくてもできるようになりま した。 以前から、私のパソコンには "ATR Hearing School"が入っていたのですが、[R] と [L] の識 別はほとんどうまく行かず、カンに頼っていたのですが、この違 いがわかるようになってきたのです。 きっかけは、Udaさんの「[R]は変化する音である」という発言で す。もちろん、トレーニングして頂いた[R]の音が定着してきたと いうこともあると思います。 ATRの教材は、「正しい英語が聞こえていない」科学者たちが 作成したソフトなので、それほど優れたものではないと思いま すが、アメリカ人が吹き込みをしているので、発音の面ではそ れほど問題はないと思います。 それでも、まだ識別を誤ることもあるので一層努力していきた いと思います。特に子音の後に[R] と [L]が来ると、間違えて しまうことがあります。 - - - ボストンの青年(Jimと言います)とのレッスンはまだ続いてい ます。日本語では幼稚な内容しか話せないので、ほとんど英 語で話しています。 発音に関しては直されなくなりましたが、表現をよく直されます。 それも、文法というよりは表現や言葉の使い方をよく直されま す。単語がむずかし過ぎたり(つい最近も、'dilapidated'という 言葉を使ったらびっくりされてしまいました)、表現の仕方が変 だ、と言われてしまいます。 この前、Jimと偶然に町で出会ったときに、私は What a pleasant surprise! と言ったのですが、Jim に笑われてしまいました。普通そんな 言い方はしないというのです。(昔、NHKの英語会話で東後勝 明先生がこの表現を教えてくださったのですが。) Jimとの勉強会は私のおかしな英語を unlearnするいい機会 だと思っています。 この前、Udaさんは 「母音は外に出るというよりも口の中で共鳴する」とおっしゃっ ていましたが、そのことが最近実感できるようになりました。 特にアメリカ人の英語を聞いていると本当にそう聞こえてきま す。ご指導いただいて、本当にありがとうございました。 |
LとRの区別がつくと自信がつくと思いますが、ネイティブと表現の トレーニングができるなんて、羨ましいですね。 |
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