30音トレーニング

       SAI さん体験レポート(3)




以下は「30音トレーニング」の感想です。

                *  *  *

(課題文を読んだ後、子音の一つ一つからトレーニング)

アルファベット

一発でOKが出たのはBだけでした。
Cから徹底的に直されました。

30音のCDの音は子音を弱めに発音しているように思います。
子音はもっと強くて速いものだと分かりました。
それにしても、アルファベットも満足に発音できないとは、情け
ない限りです。


イントネーション

お馴染みの、In that case, ... の文を練習しました。
私の発音は、「最初の In からおかしい!」 と言われました。

In のイントネーションが「おかしい」というのです。
何言ってんだ?(笑)。
In にイントネーションがあるって?

実は、UDAさんのいうイントネーションとは、文単位のイントネーション
だけでなく、一音ごとの音の高低、強弱も含むのです。
よく聞くと、In は微妙に音が上がり下がりしているのが分かります。

微妙ですねー! というと、
「それを微妙と言うのかー」とUDAさんもあきれていました。
そこまで細かく聞き取っていませんでした。


母音

「開く音」と「狭い音」の区別はできていると思ったのですが、不十分で
した。
リスニングで私が1つ間違ったのは、聞いてなかったからです(スミマセン)。

顎の下がりが不十分だと分かりました。こんなに下げるのかー! と
いう感じでした。今ではきちんと区別できるようになりましたよ。


子音

鼻音が文末に来る時の発音が苦手だと分かりました。
例えば、game の m は「かなーり」長く発音した後に、口を開くのですが、
ほとんど発音できていないのです。

3倍くらい伸ばす練習をしてようやく、発音できるようになりました。
練習が必要ですね。
文末の鼻音は今でも苦手ですね。


共鳴音

共鳴音は「30音ビデオ」を見て学習し、実際に練習してみました。
洋画を聞き取るにはそれ程重要でない、とおっしゃっていたので、
ある程度で切り上げました。ま、響けばいいや(笑)。


洋画のリスニング

洋画のリスニングは楽勝だろうと思ったのですが、1文だけ抜き出
されるとボロボロだと分かりました。やはり、洋画は前後関係・背景
知識などから「聞こえてしまって」いたようです。

例えば、

Why didn't you call me?



Why don't you call me?

と聞き間違えていました。

我流で解説すると、
didn't の d は鼻音 n の前なので消えてしまって、
両者の違いは
「 i(狭い音)+消えた音」と「 o(狭い音)+ u」の違いに
なります。

結局、1つ1つの音をきちんと聞き取れないとダメだと思いました。
これらが瞬時に発音されるとなかなか聞き取れないものです。
更に練習が必要です。


トレーニング後

私は毎日インターネットカフェに通っています。レッスン後にもインタ
ーネットカフェに通いました。クリスマス前でしたので、クリスマスソン
グが流れていました。

「今日はやけに音がうるさいなー、書き込みに集中できないじゃない
かー」と思いました。

ん?

ちょっと待てよ。
これは、音が大きくなったのではないんじゃないか。
音が頭の中を素通りして聞き取っているんだ!

その後もレストランに行ったり、AFNを聞いたりしましたが同じでした。
直接音が入ってくるのです!

発音トレーニングがこれほど効果的だとは思いませんでした。
しかし、依然として聞き取れないところが残っています。
現在は、なぜ聞き取れないかを更に細かく調べています。

20歳の頃に立てた、洋画を100%聞き取るという目標を達成できる
日がいよいよ近づいてきたようです。UDAさんに感謝します。


今後のトレーニング

UDAさんから早速、洋画のディクテーションの宿題をもらい、翌日に
提出しました。お忙しい中にもかかわらず、直ぐに添削して返ってき
ました。細かい聞き取りが全然できていませんでした。更に練習が
必要です。

                *  *  *


結局、UDA式・30音トレーニング をまとめると

(1)個々の音とイントネーションを発音できるようにする
(2)洋画のディクテーションを行う(後でスクリプトで確認する)
(3)洋画から1文を抜き取ってそっくり真似る

に尽きると思います。

今後はディクテーションに使った文章をそっくり真似できるように
練習していきたいと思います。
長時間のレッスンでしたが、ありがとうございました。

                *  *  *


洋画が100%聞き取れるようになるまで頑張るぞ!
そう決意した私は、『方丈記』をゴミ箱に捨てた。
まだまだリスニングは伸びる、そう思った。

                        MAKOTO(現SAI)


                   <完>

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 ■ 本気で熱心なSAIさん、数ヶ月後が楽しみです。
 飲み込みも察しも鋭いので、トレーニングはこれまでになくラクでした。

 その日の深夜に頂いたご感想です↓ 。


 「今日はレッスンありがとうございました。疑問点が晴れて、洋画の
 聞き取りに自信がつきました。結局、3年前に頂いたアドバイスで
 よかったのですが(笑)

 そのアドバイスの真意を理解できるようになったのも、この3年間
 の300本にも及ぶ洋画・海外ドラマのリスニングの訓練があった
 からだと思っています。

 結局、英語は

 “そのまま聞いて、そのまま言えればいい”

 んだということが分かりました。

 「そのまま」というところが障害となっている訳ですが、今日のレッス
 ンでコツをつかむことができました。あとは練習あるのみです。

 おかげで洋画攻略は時間の問題となりそうです。
 洋画がほぼ100%聞き取れるよう頑張りたいと思います。
 素晴らしいレッスンをありがとうございました。」


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