30音トレーニング

       りんりんさん体験レポート


大学院で英語を専攻するりんりんさん、

 「いつも発音怒られてます」
 (今まで教えていた生徒の皆さんに申し訳ないです)

 「ぜひこんどこそは発音もなおそうと決意いたしました」
 「特訓して、休み明けに教授を驚かせたい」

 ということで、トレーニングすることになりました。






 きっかけ

 私が30音を知ったのは、英語と闘うページで話題になった頃からでした。
 そのころは、大学で英語(言語学)を専攻していたので、
 その程度(日本人が聞けばいいなと思うくらい)の発音が出来れば
 いいと思っていました。

 なので、それほど熱心ではなく教育実習にそなえて慌ててやった程度で
 した。その後、1年間高校で英語を教えていましたが、
 今年度から大学院でもう一度言語学を学ぶことになり、
 英語を専門とする者としてこれではいけないと本気で取り組むようになり
 ました。

 とはいっても、長年日本人英語の変な癖がつきまくっていた私にはうまく
 行かず、30音のHPに質問したのがきっかけで、テープ診断、メールのや
 り取り、電話でのアドバイス、そして、いっこうに進歩しない頓珍漢な質問
 を繰り返し、直接あって教えていただけることになりました。


 レッスン前

 テープ診断とともに、「30音ビデオ」も入手。
 毎日一回は見るようにして練習していました。
 Udaさんの本は全部持っていたのですが、
 (本もビデオも全部持ってるのに進歩してなくて
  Udaさんを悲しませたのは私です。)

 個々の音の練習をしてみて、文をやってみる。。。
 個々の音を気にし過ぎで、単語ごとにぶつぶつ切れ、イントネーションも
 マイペース、発声も日本語的・・・なので、すっごくへん。

 すっごくへんだからきっと個々の音の練習が足りないんだと思い、また、
 ビデオをみて練習、しばらくして文を練習すると変、だからまた個々の音、
 とぐるぐる回っていて、結局文単位の練習はほとんどできずに南房総へ
 出発となりました。


 南房総にて

 お茶を頂いて、すぐに課題文の録音となりました。
 上で述べたような状況ですから文なんて上達しているわけも無く、
 練習していないことがばればれでした。

 そして、トレーニングの進め方の説明の後さっそくトレーニングと
 なりました。といっても、いろいろ悪いところがいっぱいありすぎて、
 どこをいつ直したのかごちゃごちゃになってしまったので、
 2泊3日で教わったレッスンを思いつくまま書いてみます。


 共鳴音

 「30音ビデオ」にも共鳴音の練習がありましたが、
 胸のあたりや頭のてっぺんに手をあててびりびりと響くか、
 口の前にておあてて「はい」「HI」といって息の当たり具合を
 チェックするとか、それらを駆使してなんとか理解。


 母音

 単語単位だとO.K.がでるように・・・しかし、
 母音の聞き取りテストでぽろっと間違える・・・


 子音

 とにかく息のスピードが遅い。
 子音を早く言えるように練習。

 s,f,d,t,p などの息の音や破裂音などはもちろん、
 l,m,n のうなる音も上の音と同じ速さで発音できるようにと練習。

 特にmなどは普通の発音教材などは え〜むぅ と思いっきり唇閉じさ
 せますから、こんなんじゃ文の中で発音しようとしても力み過ぎで変
 になるんですね。

 それから、文末などで子音を抜かすと、
 「やたらに子音を抜かしてはだめ」と注意されました。


 子音と母音のバランス

 今までは、正確に発音することばかりに気を取られて、
 子音と母音のバランスには気を使ったことは有りませんでした。
 私の場合は母音の方がうんと強くて間が抜けたような変な発音。
 子音を強く出来るようにひたすら練習。
 子音を正確にやろうとすると唇のまわりの筋肉がやたら疲れるよう
 になりました。


 文単位の練習

 映画から抜き取ってきた文を聞かせてもらいましたが、
 ???? 全然聞き取れません。
 ここで、聞き取れない文をうんと早く読めるよう練習してから聞いて
 みました。
 すると、イントネーションまでよく聞き取れるように。

 今までいかに個々の音にとらわれていたことか。
 それから、いかに聞いたつもりになっていたことか。
 文全体のイントネーションを掴んだ後は、ちょっとづつ区切っての
 イントネーションなどに気をつけて聞き、さらに個々の発音に気を
 つけて文を完成するという、細かい作業が全然できていなかった
 ため、いっこうに文単位でうまく出来ていないということが解りまし
 た。

 その練習が足りていなかったためか、
 直された単語の発音できるのですが、全体を通すとダメの繰り返し。


 その他

 私の場合、そうとう変な癖がつきすぎているためか、
 中学校程度の簡単なもの程しっかり沁みついて大変でした。

 Take it easy. や、imagination の
 ようなカタカタ英語となっているものは、本当にカタカナ発音に
 なってしまいます。不思議なぐらいに。
 これを何とかしないと!


 今後の課題

 ひょっとしたらこのHPに来ている人でもいるかもしれません。
 私のように単語単位の練習ばかり何回も繰り返している人が。
 今後は、文の中でイントネーション、個々の発音がきっちり出
 来ることが目標です。

 私が目標とする発音の仕方をする人(とある教材でTimeを読
 んでいるお姉さん)をめざして練習です。

 それから、映画から素材を集めてきてそれも練習してと。
 それよりなにより、積読のUda先生の本をやりますっ!
 今度こそしっかりやります。
 悲しませて申し訳有りませんでしたm(__)m

 そして、日本語風に発音してしまうあいまい母音や、
 発音しない音とか、課題はたくさん有りますが、
 やらなければならないことをはっきりと認識できるようになりま
 した。

 なかなかの頑固者でUdaさんを困らせた3日間でしたが、
 できないことを出来ないと認識できるようになりました。
 いままでは、どこが悪いのかさえ解っていませんでしたから。

 夕飯の後も民宿の人に「大変ですね」と言われつつ
 Uda宅に伺い、みっちりと。
 本当にお世話になりました。

 「笑点」を一緒に見た息子さんによろしくお伝えください。
 本当にありがとうございました。

                       (体験レポート・完)




 ■ これまでの経過から、日程を多く取ったのですが、
 夏休みに特訓するとのことですから、たぶん、これで
 大丈夫、と期待しています。

 

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