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30音トレーニング

       たかひろさん体験レポート

     

      20代半ばの青年たかひろさんは
      「現在アメリカにいるのですがただいるだけでは聞き取り,発音,
      会話力はつかないと感じ基本的に毎日トレーニングしておりま
      す.
      今度の3月に日本に一時帰国するため私もトレーニングを受講
      できればと思い」ということでトレーニングとなりました。


  

     



       先日はお忙しい中お時間頂きありがとうございました.
             アメリカに戻ってきて4日経ちました。

      やっと時差ぼけも治ってきたので、教わった事をまとめるという
      意味で体験談を書こうと思います.

                      *  *  *

      私がレッスンを受けたいと思ったのは、アメリカにいて自分の話す
      英語が英語として受け入れられていないと強く感じたからです.

      現在、私はアメリカの東海岸にある大学付属の語学学校にいま
      すが、周りのアメリカ人と英語で話すと、私の言っていることがう
      まく伝わりません.

      以前スーパーにハンガーを買いに行った時のこと。
      どこに売っているか わからなかったので店員に
      「ハンガーはどこにありますか?」と聞いたところ
      「それはいったいなんだ?」と言わんばかりの顔をされ,
      どんなものか説明したら「あぁ〜,ハンガーか!」
      という感じでやっと理解してもらった記憶があります.

      日本人の英語に慣れている人であれば通じるのかもしれませ
      んが、私がいるところはすごい田舎で日本人などもほとんどい
      ませんからこういった事が頻繁に起こります.

      あと,会話をしていて、リスニングに難があります.
      自分が正しく発音できるようになればもっと聞き取れるのでは
      ないかと思っていて、これもレッスンを受ける強い動機でありま
      した.
                      *  *  *

      さて,レッスン当日.
      udaさんの運転で南房総の駅からご自宅まで連れていってもら
      ったのですが,既にその中からレッスンが始まっていたように
      思えます.

      「発音のどういう点が問題と思うか」、という質問に私は
      「RとLの区別ができないところなど」と答えていました.
      また,
      「アメリカにいるとアメリカ人の友人作るのは大変ですね」
      と私が言ったのですが、先に述べた事やこの事もレッスンの中
      でそれらの理由を明確にして頂きました.

      レッスンが始まるとまず課題文を読むように言われました.
      テキストに出ている課題文とまったく同じなので、今まで何回も    
      繰り返しており,実はこんなの楽勝とか思っていました.

      しかし私が読んだ文を録音して、uda さんの説明を聞くとそう思
      っていた自分がとても恥ずかしくなります.

      まず私の問題点は語尾を飛ばす事でした.
      例えば "In that case" の "s" が聞こえない.
      課題文のお手本をよく聞くと確かに発音しています.
      しかし私はほとんどの文を語尾を飛ばして読んでいました.

      udaさんが
      「語尾を抜かして話すのがカッコイイと思っている人が結構いる
      ようですね.でもおかしいし、通じないんですよ」と言われたとき
      「それはオレだー」と心の中で思いました.お恥ずかしい話です.

      また,私は母音が強く,反対に子音がかなり弱いという指摘を
      受けました.自分の読んだ課題文を聞いてみると確かに子音が
      はっきり聞き取れません.

      さらに,ただアルファベットを読むだけにしても、母音と子音のバ
      ランスが悪く、ネイティブの発音するアルファベットとはかなりズレ
      があったと思います.
      子音の「息のスピードが遅い」と言うことでした.

      udaさんに「多くの方は、周りがRとLの発音が難しいというから
      そう思っているようでが、実際は他の発音もできていないですね」
      と言われ、まったくその通りだと思いました.

                      *  *  *

      イントネーションに関してはまったくダメで、「初めからやりなおし」
      と言われました.自分の読んだ課題文を聞いてみるとどこも強調
      されているところがなく,フラットなイントネーション.

      しかも私の声は大きいので、何だか怒っている様に聞こえました.
      「アメリカ人はこんな話し方する人と話すのは疲れるでしょうね.
      これではアメリカ人の友達はできにくいでしょう.」と言われました。

      私の英語は日本に来ている外国人の話すおかしなイントネーシ
      ョンの日本語と同じで,聞いているほうは「大変聞き取りにくい」
      とのことでした.

      あと,母音の聞き取りもしたのですが上手く聞き取っておらず
      「これじゃアメリカで生活していくのは大変だなぁ」とのこと.
      事実リスニングはかなり苦労していて学校の先生の言うことは
      ある程度わかるのですが、普通の学生の言うことはさっぱりと
      いう事が多い状況です.
      "I got him." などの簡単なフレーズも聞き取れない状況でした.

      レッスンを受けていくに連れて以上のようなことがわかってくる
      のですが、今まで自分がいかに「音」と適当に付き合っていた
      かがよくわかりました.

                      *  *  *

      udaさんにも「聞こえていないから言えない」と何度も言われた
      ものです.テキストを毎日ここ3ヶ月ほどやってはいたものの
      とりあえずやればいいという感じで、細かいところの音やイン
      トネーションを気にせずやっていて、それがこの結果でした.

      レッスンの中で自分の問題点がはっきりしてきたことで、今後
      何をしていいかわかりました.またレッスン中に問題点を治し
      ていく中で、いくらか自分に変化があったことはとてもうれし
      いことでした.

      こうした変化が定着していくよう、これから日々教えていただ
      いた練習方法などをもとに、これからも英語の勉強に励んで行
      こうと思います.

      一時帰国でスケジュール的に忙しかったのですが、出発前に
      レッスンを受けることができて本当によかったと思っています.
      また帰国したときにお伺いして、どれだけ伸びたか見せること
      を楽しみにしています。そのときはまたよろしくお願いいたしま
      す.






.     



      比較的短時間に発音とイントネーションのコツをつかんだので、
      アメリカ人の友人を作ることもできるでしょう。
      今度、帰国された時、どう変化しているかが楽しみです。

  

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