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       My 英語上達法 (5)   

        SUGIさんの
      「はじめてのTOEICまで」 (2)





  3.ロングマンの辞書

    テキスト中の「コラム」も参考になりました。その中で、ロングマンの
辞書が紹介してあるのを読んで早速買いました。それまで使っていた
日本製の辞書と比べて、非常に新鮮で、「生きが良い」印象でした。

 同じようにコラムで知った"Essential Activator"にも、惹かれました。
例文が、「生きが良い」のは、実際の話し言葉等を収録した、膨大な
データベース(CORPUS)が元になっているということらしいので、当然
なのかもしれませんが、辞書というよりは小説のような感覚で読めまし
た。

   特に"Essential Communication"のところが印象的で、物を尋ねるとき、
断るときなど具体的な状況での言い方が、それぞれ、丁寧な場合、普通
の場合に分けて解説してありました。内容が漫画の「吹き出し」のような
もので囲んであり、親しみを持てました。

  アルクの講座を受講しないと、このようなすばらしい辞書の存在にも気
づかず、それまでの古い辞書を使いつづけていたかもしれません。


  4.TOEIC初体験

    こうして準備期間は瞬く間に過ぎて、アメリカ出発への前日に、最後の
通信教育課題を仕上げて、出発の当日にポストに入れました。で、肝心の
アメリカはと言えば…例にもれず、みじめな体験をして帰ってきました。

 でもせっかく通信講座を受けたのだからということで、とにかく7月のTOEIC
も申し込んでおきました。受験してみないことには、もったいないという位の
感覚です。

 通信講座の毎月の課題は、だいたい80%位の正解率でした。
その頃は、「600点コースの8割だから480点ということかな?」と思っていま
した。

   本番はさずがに、緊張し、疲労困憊しました。
大学時代からだと、約20年ぶりの受験ということになります。

             *   *   *


 8月のある日、結果が届きました。
私はちょうど自宅で作業中(金魚の水槽の水替え)だったので、
家族が開封してくれました。

    「何点?」
    「えーっと、よんひゃく…」
    「ふーん」

    まあ、600点コースの8割で、そんなくらいかなと思ったのですが、よく見て
みるとそれはリスニング・セクションのスコアで、全体では

  L:465 R:460 T: 925

だったという訳で、頭が真っ白になってしまいました。


V.1990年

   年齢は30代、英語熱はさめ気味。
英語学習の面からは「中だるみ」なのですが、仕事や子育て
(3人の子供の父親ですので)に多忙な時期だったので、仕方がなかっ
たかなとも思います。

   この頃から現在の職場に勤めています。洋書を扱う書店も近くにはなく、
神戸や大阪に出かけた時に買い込む程度で、インターネットもダイアル
アップ(アナログ、ISDN)で、ネットで物を買う機会もほとんどなかったよう
です。

 買った(全部読み通したわけではありません)ペーパーバックは年数冊
程度ですが、それでも最近整理した時には段ボール箱一杯くらいにはな
っていました。他には、字幕映画や、テレビの2ヶ国語放送をみる程度でし
た。


W.1980年

   20歳代で、英語熱はまだまだあった方。前半は学生生活が主で、後半
から仕事がはじまります。

  1.二ヶ国語放送

    テレビの二ヶ国語放送が始まった頃に、大阪日本橋の電気屋さんで
「二ヶ国語チューナ」みたいなものを買って来て使っていました。

 テレビの音声だけが受信できる装置で、二ヶ国語放送の時は、英語
音声も聞くことができるものです。英語音声だけでは内容が理解でき
ないので、日本語音声と同時にイアホンで聴いていました。

 当時のお気に入りは、検死官を扱った「ドクター刑事クインシー」という
番組でした。

  そのなかで、"Necrosis"=「壊死」という単語が「かいし」と読まれてい
るのに気づき、「えし」の方が正しいのではと思ったことを覚えています。


  2.ぺーパーバック

    とにかく、ぺーパーバックを読めるようになりたかったので、いろいろと
試していましたが、アガサクリスティーや、シャーロック・ホームズ等に挑戦
しては、1日数ページくらいで挫折することの繰り返しでした。

 ある時、偶然買った"Threat"という、出版されたばかりのサスペンス小説
は例外で、話にどんどん引き込まれて、気がつくと一晩で40ページ位読め
ていました。

 内容は、ビルが建築中に爆薬を仕掛けておいて、完成後に何か特定の
番号を外からダイアルすると爆発する等と言って脅迫するというようなもの
でした。実物は家では見つからず、Amazon.comで検索してみましたが、た
ぶん

    Threat by Jessup,Paperback (March 1982)
    New American Library; ISBN: 0451114116

    だろうと思います。

    以来味をしめて、出版年の新しいサスペンス物を中心に読むことにしまし
た。読むペースが遅いので、やはり1年で数冊程度だったと思います。


  3.英字新聞等

    正確な時期や期間は不明ですが、Mainichi Daily Newsを断続的に購入し
ていました。
    また、「ニューズ・ウイーク」を定期購読の割安感に魅せられて、購読してい
たことがあります。当然挫折で、どちらも「積ん読」状態でした。今でもタイムや
ニューズウイークを読むのは難しいと思います。


  4.コンピュータ

    コンピュータも好きで、雑誌などもよく買ったり、キットを組み立てたりして
いましたが、当時UNIXというオペレーティング・システムが動くはじめてのパ
ーソナルコンピュータなるものがTANDY(タンディ・ラジオ・シャック)というメー
カーから発売され、就職したてにローンで購入してしまいました。

 アメリカ製で、グリーンディスプレイに表示されるのは英語のキャラクターの
み、10巻くらいのマニュアルも英語で、毎日のように悪戦苦闘していました。

 当時は、情報の少ないOSだったので、使うためにはマニュアルを読むしか
ありません。とにかく自分の知りたいことが早く知りたくて必死で速く読もうと
していたため、もしかしたら「速読」の練習にはなったかもしれません。


X.おわりに

   こうしてみると、私の場合は今まで「読む」ことからのアプローチが中心で
した。極端な言い方をすれば、読むだけなら、全く発音を知らなくても意味を
理解することは可能です。

 でも、能率が悪いようですね。文字で書いてあるものをみれば解るのに、
音声だけであれば簡単な内容でもわからない状態、あるいは見れば解る
単語と、聴いて解る単語とのギャップがどんどん広がっていく状態が悪化し
ていくばかりです。
 
  「30音」が、私にとっては、まさにこのギャップを埋めてくれる特効薬のよう
なもので、遅まきまがら、少しでも正しい発音が身に付けられるように努力
を始めたというのが、近況です。




 ■ 「TOEIC初体験」で 925 (現 980)のポイントは下記にあるようです。

 ・ペーパーバックは年数冊程度 -- それでも段ボール箱一杯くらい。

 ・字幕映画や、テレビの2ヶ国語放送をみる。

 ・10巻くらいのマニュアルも英語で、毎日のように悪戦苦闘。


     
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