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       My 英語上達法 (1)   


       イントネーションで英語上達!!
     

     

       カンタンな映画のセリフが「一度聞いて覚えられるようになった」
       という さくらさんの最近の勉強法です。
   

     イントネーションで英語を覚える !!

     最近、映画のセリフを聞きとる際、「30音」を知ると知らないでは
     天と地の差があることを実感しています。特に、イントネーション
     の重要性と、学習効果がようやく分かり始めてきました。

     ---- イントネーションをそっくりマネると英語を耳で覚えられる
         ことが分かってきたのです。そのように覚えた英語は、
         すぐに使えるんですね。

     今もわからないことが多いですが、カタカナから解放された上に、
     スクリプトをみて確認する作業も、以前とは全く性質が異なります。
     以前はただ単語の意味を追いかけて知識にしていましたから。


     感情を伝える言葉 VS 知識の言葉

     映画「レインマン」をビデオで見て、短いセリフを真似していたら、
     一度で覚えられる体験をしました。

     "What is he, crazy?"というセリフが最初でした。

     チャーリーが、父親が死んだあと自分に相続されると思っていた
     遺産が、見知らぬ兄に譲られると知り、精神病院に入っている兄
     を初めて訪れたときのセリフです。

     スクリプトだけを読んだら、
     What(何) is he(彼は), crazy (おかしい)?
     と一語一語訳していたと思います。

     でも、映画のストーリーを追って、この場面でこのセリフをきくと
     「あの人、頭やられてんの?」という一まとまりの言葉になりま
     した。 

     兄にまだ関心がないチャーリーの気持ちが、イントネーションで
     分かったからです。
     ”感情=イントネーション”ということがようやく実感できてきました。

     一度聞いただけで理解し、真似できたことは、いわゆる英会話
     学習では体験しなかったことでした。
     「道案内の英会話」「電話の英会話」などは必要な語彙、言い
     回しを習得するために作られていますから、ストーリー、感情は
     ありません。そして覚えられるまで、音読と黙読をくり返しました。
     だからこれは、使える言葉ではなく知識の部類に入ると思いま
     す。

     NHK の英会話はストーリーの面白さ、深さにかけて映画に及ば
     ないので、印象がうすく、一度で覚えられないように思います。

                       ---


     映画のセリフ VS 英字新聞


     今まで、映画のスクリプトも英字新聞も「英語」として”ひとくくり”
     にしていましたが、まったく違うものでした。

     新聞を理解するためには金融の記事ならば金融の知識、流通
     なら流通、というように背景知識の積み重ねが必要です。

     でも、映画は愛、恐怖、尊厳など、万人の心に通じるものを表現
     しているので、知識があるなしに関わらず2時間のストーリーの
     中で理解できるものなのですね。

     もちろん、映画のセリフはまだ聞き取れないことが多いですが、
     "What is he, crazy?"を真似できたときは、
     「なんだ、こんな簡単なことだったのか」と思ってしまいました。
     あれこれ考えず、素直に真似すればいいだけなのですね。

     「30音」で文字の音を身につけてから、知識の世界と言葉の
     世界があることを実感し、それぞれの習得方法が分かってき
     ました。

     英語がおそろしいものに感じるのは、音が聞こえないからです。
     それを「30音」のおかげでクリアできたので、自然な英語は映
     画でどんどん覚えられるのではないか、という希望が出てきま
     した。
     聞こえるようになると、英語は退屈なものから楽しいものに変わ
     り、どんどん聞きたくなります。


     ”早読み”の効果が分かる段階

     このHPで「早読みがいい」ということを知りましたが、タイタ二ッ
     クの聞き取りをしていた頃は、早読みの効果に半信半疑でした。
     やってみても映画が聞き取れるようにならなかったからです。

     その原因として考えられるのは、

     ・カタカナから完全に解放されていなかった
     ・子音が聞き取れなかった、発音できていなかった
     ・単語ごとに聴き取ろうとしていた


      ということです。

     現在、映画のセリフを一度聞いて覚えられた体験のあとは、
     早読みをするとより多くのセリフが聞こえるようになり、しかも覚え
     やすくなることが分かりました。

     一度聞いて、子音は分からなくてもイントネーションは覚えられ
     る、という段階にならないと、早読みは難しいようです。


     30音+トレーニング

     その段階にいくまでには、「30音トレーニング」のあとに、映画
     が聞こえるようになるよう、ある程度の訓練が必要です。

     私は、ビデオを見ながら
     ・イントネーションを覚えて、スクリプトで確認。
     
     映画以外のリスニング教材を通して、
     ・文字と音を一致させながらカタカナを頭から完全に抜くように
      努めました。


     これはめんどうな作業で、最初は子音は聞こえないし、
     イントネーションは覚えられないし、飽きることもしばしばありま
     した。

     ところが、映画のセリフを1度聞いて覚えらえた体験をしたあと、
     セリフが「知っている単語の羅列」から初めて「言葉」に変わり、
     心にせまってくるようになりました。すると、イントネーションを覚
     えることが断然面白くなってきました。

     これはニュースやドキュメンタリーが知識にささえられて聞こえた
     ときの達成感とは、比べ物になりません。

     しかも、ニュースのシャドーイングは無味乾燥で難しいですが、
     映画のセリフは感情そのものであるイントネーションを覚えてリピ
     ートするので、ずっと簡単です。知識を引き出す必要がなく、感情
     をこめてそのまま真似すればいいからです。

     早読みはこの段階になったら、面白くなりました。
     ぜひ、試して下さい!!


     PS: エグゼクティブも読みました。
         内容はすでに30音で読んだり、HPにも書いてあることだ
         と思います。でも自分が教えたり練習して進歩した後に読
         んでみて、理解度が上がったような気がします。

         私は英会話を教えています。
         「文字を見てネイティブと同じ音が頭に響くまで徹底的に
         練習する」ことで、それ以前の英語学習と全く違う世界に
         行けるということを、生徒にも実感してもらえるよう、工夫
         していきたいと思っています。




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