My 英語上達法 (3) |
多読と問題集で英語上達!! |
英検1級一次試験に合格した えみ子さんに勉強法を聞いてみました。 ※ Q: Uda A: えみこさん |
Q: 英検1級、1次試験合格おめでとうございます。 A: ありがとうございます。 Q: 1級は今回が初挑戦ですか? A: 2度目です。前回は今年6月の試験で、さんざんでした。合格点 が85点に対し、私は67点。しかも配点30点の語彙問題は9点 でした。 この語彙を克服するのは私の実力では、途方もなく困難に思え ました。見覚えのあるものが1割くらいで、あとは見たことも聞い たこともない単語ばかりだったからです。 Q:どういう勉強をしたのでしょう? A:そのとき、合格した友人から、 「一級語彙は、ニューズウイークやタイムを辞書ナシで読める レベル」とアドバイスをしていただいたので、ニューズウイークに 出てくる単語をなるべく丁寧に辞書で調べました。 あとはエイケン用の問題集、教本等7、8冊に目を通しました。 Q:主に英文を読んでいたということですか? A:そうです。 ニューズウイークの講読は4月頃から始めたのですが、 その頃は、見開き2ページくらいの記事を読むのに3,4時間 かかりました。 知らない単語ばかりで、とても「読む」状態ではなかったので、 眠くなったこともしばしばでした。 Q:その状態はどれくらい続きましたか? A:夏の前くらいから読みやすくなってきました。 7月のケネディジュニアの事故の記事は、興味があったせいか 1日で関連記事12,3ページを読めました。 この頃には、英語が目に慣れてきて、左から右に文字を追うスピ ードがやや上がりました。 Q:特に読みやすい記事とかありましたか? A:雑誌の中で"Letters", "Periscope"が読みやすいことと、私は人物 についての記事、例えば、Natoのクラーク司令官がなぜ任期終了 前に退任させられたか、という内容なら読み通せることがが分かっ てきました。 8月には通訳学校が夏休みになったこともあり、 時間がある限り英語の文字に接していました。 でも、単語を引く作業が大半なので、「読んだ」とは言えませんね。 この頃、1日に引いた単語を数えてみたら、300ほどで、「1日で これっぽっちか」と思ったことを覚えています。 Q:その後は順調でしたか? A:読むスピードは早くなりました。8月後半か、9月には一週間でお およそ一冊全体に目が通せるようになりました。 BBCニュースを聞いて頭に意味が残るようになってきたのも、この 頃です。30音トレーニングを続けてイントネーションが聞き取れる ようになってからは、自分としてはよく聞こえるようになったし、内容 が頭に残るようになりました。 でも、途中は順調どころか、落ち込んだ時期もありました。 Q:どういうことですか? A:英語が聞こえるようになり、TOEICは順調でした。 去年5月の685点から、今年の5月は885点とスコアは伸びま した。 Q:200点アップじゃありませんか! A:ですからTOEICはよかったのです。それが、6月の英検と、7月の 通訳ガイド試験は続けて不合格でした。9月には通訳学校の進級に 不可がつきました。おまけに、9月に受けたTOEICは865に後退し、 これはショックでした。 ですから、英検一級は自分にはまだ超えられない壁なのではないか、 と開き直って、勉強をサボったこともありました。 でもやるしかないですからね。 Q:めげずに頑張れたきっかけとか、理由とかは? A:ありました。少しだけ進歩らしきことを自覚できたことです。 それは、内容がある程度分かるものは、知らない単語があっても 読み進められるようになったことです。ニューズウイークでは無理 ですが、英字新聞の日本についての記事は、辞書がなくても読め るものがあります。 Q:読解力がついてきたということですね。その他に使った教材とか はありますか? A:エイケン用の問題集、教本等を使いました。 Q:2冊ということですか? A:エイケン用に購入した本は全部で9冊です。 最初に読んだのは「エイケン一級教本」です。 2週間くらいかけて目を通しましたが、全然頭に残りませんでした。 また、まずは語彙が必要でしたから、「必須単語2300」を使いま したが、これも全然頭に入りませんでした。 Q:例文がないと単語の使い方は覚えにくいですからね。 そこで、自分に合うものに切り替えようと、英文のある英検1級問 題集を買い揃えました。私は、一つの参考書を繰り返しやるのが いい勉強だと信じてきましたが、今回は自分に合わないものはす ぐにやめないと、時間の無駄だと気がつきました。 予想問題集を数冊やって、「この単語、見たことがある」という体験を 何度もくり返すうちに、単語が覚えられました。それも例文の中で覚 えたので単語の羅列である「2300」よりずっと効率が上がりました。 Q:特によかったものはありましたか? もっとも私にあっていたのは「エイケン一級ボキャブラリー」というテキ ストです。この著者による「TOEFLボキャブラリー」という本の形式が 気に入ったこともあり、エイケン用教材の中で唯一繰り返し目を通し たものです。 Q:やはりくり返すことがコツなんでしょうね。 A:そう思います。運がいいことに試験直前に見直した熟語が 試験に出たおかげで、今回、語彙問題で21点取れました。 本当にこの本には感謝しています。 Q:どのようにくり返しのたですか? A:テキストに沿って問題を解いた上で、役立ちそうな例文は音と文字 で丸ごと覚えるようにしました。30音トレーニングの後、私の英語が 通じるようになって、聞き返されることがなくなったことも、自信を持っ て英文を覚えられるようになった裏付けになっています。 Q:2次試験も大丈夫そうですね。 A:いえ、やっぱり不安です。 Q:何か対策とか、練習はしていますか? A:前回のエイケンに合格した方から、2次の直前には、頻出トピックの 復習をすること、鏡の前でスピーチをして、顔が強張っていないか、 録音して声が暗くなっていないかなどをチェックすることなどを教えて 頂いたので、そのアドバイスに沿って練習しています。 2次まであと2週間なので気をひきしめているところです。 Q:きっと合格するでしょう。がんばって下さい。 A:来年はミレニアムですからね。 いい年を迎えられるように頑張ります!! |
■ あなたの効果的な勉強方法、上達法を教えて下さい!! |
/My 上達法のもくじへ/ |