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Q190























答:
第1問
どの亡霊に向かってでもよいですが、
残りの二人のうち一方の亡霊 を指差して、
「あなたは正直者で、この亡霊が嘘つきであるか、
又は、
あなたは嘘つきで、この亡霊がどっちつかずである、
のいずれですか?」

第2問
第1問の結果、YESという答えが返って来たときは、
指差していた亡霊に向かい、
又、NOという答えが返って来たときは、
第3の亡霊(第1問の相手でも、又、指差したのでもない亡霊)に向かい、
どちらかの道を指差して、
「あなたは正直者で、この道が天国に通じているか、
又は、
あなたは嘘つき者で、この道が地獄に通じている、
のいずれですか?」

判定
第2問の答えが、YESならば指差した道が、
NOならばもう一方の道が、
天国に通じている道である。
 
・第1問部分
仮に、第1問の相手が正直者の場合、
YESの時、指差した亡霊が嘘つき者の亡霊
NOの時、指差していない亡霊が嘘つきの亡霊

仮に、第1問の相手が嘘つきの場合
YESの時、指差した亡霊が正直者の亡霊
NOの時、指差していない亡霊が正直者の亡霊

仮に、第1問の相手がどっちつかずの場合
この場合、幸か不幸か、
答えにかかわらず残り二人の亡霊が正直者あるいは嘘つき者
の何れかである。

この質問により、
第2問目の質問相手が
正直者、あるいは、嘘つき者の何れかにすることが出来ます。

・第2問部分
仮に、指差した道が天国に通じている場合、
質問相手が正直者、嘘つき者にかかわらず、
YESと答える。
仮に、指差した道が地獄に通じている場合、
質問相手が正直者、嘘つき者にかかわらず、
NOと答える

以上です。

補足
質問内容が複合的になっているのもポイントです、
質問の形は、次のようになっています。

((A and B) or (C and D))

AかつBの場合のみ前半は真、
CかつDの場合のみ後半は真、
前半が真、又は、後半が真の場合、全体が真となります。
前半が偽、後半も偽の場合、全体が偽となります。

                 【正解者】
1.フェリスさん              Sept 5, 2002

2.ゆし豆腐さん             Sept 9, 2002
「嘘をつくのは良くない」ということを、この問題を解いていて思い知らされました。以下が私の解答です。

常に正直な亡霊をA、常に嘘つきな亡霊をB、どっちつかずの亡霊をCとします。一人の亡霊に最初の質問をします。

最初の質問:「もし『あなたはCの亡霊ですか』と聞かれたら、あなたはYes と答えますか」

その亡霊が
Aなら、「自分はNoと答えるな」と考え、正直にNo と答えます。
Bなら、「自分はYesと答えるな」と考え、嘘をついてNoと答えます。
Cで正直モードのときなら、「自分はYesと答えるな」と考え、正直にYes と答えます。
Cで嘘つきモードのときなら、「自分はNoと答えるな」と考え、嘘をついてYes と答えます。

したがって「Yes」と答えたときは、その亡霊はCであり、
「No」と答えたときは、その亡霊はCではないことがはっきりします。
次に、明らかにCではない亡霊に対して二番目の質問をします。
すなわち、最初の質問に対して「Yes」のときは、 別の亡霊に質問をします。
「No」と答えたときは、そのまま同じ亡霊に質問をします。

二番目の質問:「もしあなたに『天国は右の道ですか』と聞けばYes と答えますか」

もし、天国が右の道にあり、質問を受けた亡霊が
Aなら、「自分はYesと答えるな」と考え、正直にYesと答えます。
Bなら、「自分はNoと答えるな」と考え、嘘をついてYesと答えます。
もし、天国が左の道にあり、質問を受けた亡霊が
Aなら、「自分はNoと答えるな」と考え、正直にNoと答えます。
Bなら、「自分はYesと答えるな」と考え、嘘をついてNoと答えます。

したがって、二番目の質問に対する答が「Yes」なら右の道、「No」なら左の道が天国へ
通じることが分かります。

------- 出題者の解説 ----------------------

上記の

 >Cで正直モードのときなら、「自分はYesと答えるな」と考え、
   正直にYes と答えます。
   Cで嘘つきモードのときなら、「自分はNoと答えるな」と考え、
   嘘をついてYes と答えます。

とありますが
質問の始めから終わりまで正直モード又は嘘つきモードが続くとは限りません。
質問の途中で正直モードから嘘つきモードに変わる場合も考えられます。

例えば、前半が正直モードで「自分はYesと答えるな」と考え、
ここから嘘つきモードにいきなり変わり、嘘をついてNoと答える場合も
考えられます。
従って、Noと答えた場合もCの亡霊である場合も考えられます。

問題のだしかたを
どっちつかずの亡霊は問題の内容に拘わらず、Yes又はNoと答える
としたほうがよかったかもしれません。
 

3.trhayano さん             Nov 8, 2002

正直亡霊を「正」嘘つき亡霊を「嘘」どっちつかず亡霊を「乱」とします。
そして並んでいる亡霊を左からそれぞれ、A,B,Cとします。
で、「正」または「嘘」に対して
「あなたは『~』と聞かれYESと答えますか」
と言う質問をすると、どちらに質問をしてもその答えがYESであれば、「~」の内
容は正、NOであれば偽だと分かります。

そのうえで。

一回目の質問は、Aに対して「あなたは『Bは乱ですか?』と聞かれYESと答えますか」と言います。
ここで、もしこの質問の答えがYESであった場合の表を書きます。

 A B C

 正 乱 嘘 (もしAが「正」であった場合、Bが「乱」でCが「嘘」)
 嘘 乱 正
 乱 正or嘘 (B、Cのどちらかが「正」でどちらかが「嘘」)

これから分かることは、もし一回目の質問がYESであれば、Cが必ず「正」か「嘘」であると言うことです。

よって二回目の質問でCに対して「あなたは『天国は右ですか』と聞かれYESと答えますか?」と言う質問をすればよいわけです。
この質問の答えが、YESであれば右が天国、NOであれば左が天国です。

では、一回目の質問の答えがNOであった場合はどうでしょう。

 A B C

 正 嘘 乱
 嘘 正 乱
 乱 正or嘘

今度はBが必ず「正」か「嘘」になります。よって二回目の質問は、Bに対して
「あなたは『天国は右ですか』と聞かれYESと答えますか?」と言う質問をします。
もちろんYESであれば右が天国、NOであれば左が天国です。
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